Webオンリーを主催した備忘録

以下二次創作のうち腐向けと呼ばれるジャンルの話です。
同様にWebでのオンリーイベントを主催する人の一助となれば。

2020年はあいつの所為でコミケを筆頭に多くの同人誌イベントの開催が中止または延期となった。
イベントの空気が好きすぎて他ジャンルどころか名前しかしらないジャンルのイベントの手伝いに行く程の奴なので、日々の疲れもあってこんなことを呟いた。

そして開催を決めた。

わずか二日のことである。

やると決めたが元からゆる~い縛りのゆる~いイベントにしようと考えていた。
理由は

・既婚者や子持ちの人が多い
・他CPや他ジャンルと掛け持ちの人が多い
・連載終了したがご新規さんが増えている

某スペはずっと開催出来るシステムでもないし、友人が参加した時に画面がバグって移動するだけで大変だったというのもあり、使用しないことに。
なのでイベントはTwitterのハッシュタグを用いて運営することに決めた。交流や萌え発散の為にアカウント持ってる人が多数なので参加の敷居が低いし、一からシステム構築する訳でもないので主催の手間もない。
念のため検索したところ使用したいハッシュタグは使われていないと単語だったので、ハッシュタグはあっさり決定。同名のIDでアカウントも取得。
実はTwitterを利用する開催形態はもう一つ利点があり、イベントなのでサークル参加は締切を設けて募集するが、当日飛び入りでも参加出来るようにしたかったのだ。
ご家庭の都合で原稿が出来なかったり、あるいは大々的なイベントでないので締切後にイベントを知った人も作品を発表出来るようにしたかった。これはもくろみ通りサークル参加していない人がイラストや小説をハッシュタグつきで呟いてくれたし、過去作品の再掲をしてくださる方もいた。感謝感謝圧倒的感謝。
サイトを持っているいにしえのオタクなのでTwitterとは別に告知サイトも構築。Twitterはどんどん情報が流れていくシステムなので、申込要項などの情報が探しにくいからだ。字数上限もあるので瞬発力や拡散力には向けども持続力はない。あわせて印刷会社のイベント協賛を申し込んだ。
ついでにこの時点で当日の企画も決めた。
オーソドックスであるが、まずはイメソンを募集した。自身があまり楽曲に明るくないのもあり、集合知というやつである。
集まった曲のうちSpotifyにあるものに関してはプレイリストも作成した。仮想BGMとして流して貰おうと意図してのものだったけれど、ツイートを見る限り好評でよかった。

もう一つはエッセイ企画である。これは友人の一言から着想を得たものである。CPに落ちたきっかけも知りたいし、どこが好きなのかも気になる。これは難しかったようであまり数は集まらなかったけれど(募集途中に見本として自分のを掲載した)どれもこれも面白かったし、胸にくるものもあった。萌えは人を救うし、進化させる。こちらも当日に呟いてくれた方がいたのでありがたかった。
申込や投稿には全てGoogle Formを使った。サークルカットなどの画像のアップロードについては別途オンラインストレージなどを利用してもらう形式にした。集計が圧倒的に楽だった。そこからサイトやTwitter掲載用に加工するのは大体コピペで済んだ。

さて当日。日付が変わったと同時に投稿される数々の自CPに夜中であるのにとても興奮した。遅くまでにやにやして、まさかの寝坊をかました。慌ててハッシュタグを遡った。あとから振り返ることの出来る形式にして正解であった。
以下タグの付いたツイートの時間ごとの集計である。

00時台:18件
01時台:06件
02時台:01件
03時台:04件
04時台:02件
05時台:00件
06時台:00件
07時台:01件
08時台:02件
09時台:02件
10時台:04件
11時台:08件
12時台:11件
13時台:14件
14時台:19件
15時台:10件
16時台:07件
17時台:03件
18時台:00件
19時台:05件
20時台:11件
21時台:16件
22時台:07件
23時台:20件

夜中が少ないのは想定内だが夕飯時だろう18時前後に減っているのは興味深い。
午前中が少ないのはやはり日曜日で朝が遅い人が多いのもあるだろう。あるいは寝坊。

感想としては楽しかったの一言に尽きる。元々メインのキャラクターでないというのもあってあまり規模の大きな界隈ではなかったが、連載が終わったのに沢山の人が好きなCPについて語ったり作品を載せたりしてくれたのがとても嬉しかった。
あとアンソロが二種も出たのがよかった。どっちも最高の仕上がりである。装丁厨としても片方がパチカカバー、片方がフランス製本という紙ならではのものでニコニコしてしまう。

また機会があれば主催してもよいかな、と思うが、その時は別の企画を考えたいと思う。多分それが思い付かないと出来ないので、やるとしても当分先の話になりそうだ。

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