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「感動ポルノ」の持つ意味(13)


 「聲の形」の完成披露試写会は要約筆記者も手話通訳者も呼ばず健常者だけのものだったが、「けいおん!」に”英語字幕”をつけるあたり、山田尚子監督はガイジンには優しくても聴覚障害者には冷淡であるのがうかがえる。



 過日にYahoo!ニュースで白豪主義を如実に示した事件があったのだが、こういう差別がある限り、ステラ・ヤング氏の言う通り合理的配慮はない。(かつてはアボリジニ相手に人間狩りを行ったこともある)


 このカンガルーは3発撃たれ、その死体を椅子に括りつけられて酒を持たされショールをかけられて道端に放置されていた。場所はオーストラリアのメルボルン北東部だという。


 

 ポーランド人に「聲の形」について浮かれコメントを寄越した金子という声優(↓)もだが、こういう感動ポルノが好きな人は「白人さま」が何をしても黙認する。それどころか、「白人さま」が理解しやすいように英語字幕をつけるのだ。



 上記のカンガルーについても、「聲の形」の関係者は「オーストラリア人が可哀想だから」とかで必死で目をつぶり耳をふさぎ、白人の美しい金髪や碧い目だけを眺めるのが見え透いている。「聲の形」も「健常者は頑張っているから」を言い訳にして聴覚障害者向け字幕をつけない理由を必死で探すのだ。



 白人さまには無条件で援助をすることはあっても、聴覚障害者にはお金を出させて負担をさせるのが、「聲の形」の関係者の言い分なようだ。

 白人さまには媚びへつらうが、聴覚障害者への差別行為は許されることだというのが、山田尚子監督や声優たちの「生き方」のようである。

(↑)金子という声優がイタリアに友人と一緒に行ったというものだ。ツイッターを見たが、相当の「白人好き」である。

 私自身、「聲の形」が出てからというもの、暴言行為が激しくなってきていると実感する。暴力行為も突き飛ばしが増えた気がする。ぶつかったふりをしてニヤニヤ笑って逃げる学生や20代の女性が増えてきているのだ。時には腕を伸ばして殴ってくる女性も増えている。

 最近の健常者の応対を見ると、聴覚障害者への理解どころか漫画の真似をしているとしか言いようがない。

 山田尚子監督のような”健常者さま”は”白人さま”と友達になりたがることはあっても、聴覚障害者とは関わろうともしない。弱者への差別行為は容赦なく、時には殺人を犯したとしても悲劇の英雄になり切ろうとする

 カンガルーを殺した上にその死体を玩具にした犯人が1日も早く捕まるよう、オーストラリアの警察には頑張ってもらいたい。動物を虐待する人間は例外なく殺人を犯すのだから、人間、特に障害者や子供、高齢者などに害が及ぶことの無いよう早期解決が望まれる。

 もちろん、「聲の形」の関係者はお金と白人さまが大事なので、カンガルーを殺してその死体を玩具にしても大したことないだろう。



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