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【株スクール講義レポ】株スクール「株ダービー」の第5回講義に出ました。その②【決算短信編】

経緯知らない方はこちら↓↓

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この記事では、株式会社アイキカク(お金のガッコウ マネ学)の株スクール「株ダービー」の第5回目の講義その②「決算短信」の内容を記していきたいと思います。

※こちらはスクールの内容の一部のみを抜粋してお伝えしています。

※あくまでオムナイト伯爵の所感なので、参考程度にしてください。

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決算短信について

決算

上場企業は、通年の業績を4回に分けて定期的に「決算短信」という形で発表します。
後半の講義は、この決算短信の見方についてでした。

なぜ、この決算短信を見なければならないのか。
その説明をする前に、簡単に決算短信について書きます。

決算短信は、企業WEBサイトの「IR情報」で確認できます。

決算短信の内訳は、以下のような感じです。
・1~2P  業績表
・3P    目次
・4P~   今期の定性的情報
・6P~   財務諸表
・10P~  その他報告

この中で、我々が見るべきポイントは、
6P~ 財務諸表 です。

この財務諸表では、
1.貸借対照表(BS)
2. キャッシュフロー計算書(CF)
3. 損益計算書(PL)

の順で載っています。


1.貸借対照表とは、企業のある時点における「資産・負債・純資産」の状態を表す表です。バランスシート(BS)とも呼ばれます。

要は、①どのように資金を集めてきたのか
   ②集めてきた資金を、何に投資しているのか

というのを、詳しく確認することができます。


2.キャッシュフロー計算書とは、企業活動による現金の動きを表している計算書になります。いわゆる、「会社の家計簿」のようなものです。

主に以下3つのキャッシュフローが書かれています。
営業活動によるキャッシュフロー(どうやって利益を出しているか?
投資活動によるキャッシュフロー(何に投資したか?
財務活動によるキャッシュフロー(どのように資金を集めたか?


1.貸借対照表(BS) と2.キャッシュフロー計算書(CF)を見ることで、
四季報の「財務・キャッシュフローエリア」で重要な部分、
・自己資本比率
・ROE(自己資本利益率)
・ROA(総資本利益率)
・営業CF
・投資CF
・財務CF

などを、確認することが出来ます。


3.損益計算書(PL)は、売上高から純利益を算出する過程を表した計算書です。このPLを見ることで、四季報の「業績・配当エリア」を確認することが出来ます。


(四季報に乗せられる情報のみで良い場合は、1~2P 業績表を見れば事足りますが、細かい動きを見たい場合は、PLを確認する必要があります)



はい。
ここまで読んでいただけると分かると思いますが、

「決算短信の中の重要な内容は、すべて四季報にも書かれています」


じゃあなんで決算短信を確認する必要があるのか?
四季報だけで良くね??



はい。
オムナイト伯爵もそう思います。


確かに、ウォーレン・バフェットさんのように、株を買って何年もずっと保持しておくような長期投資スタイルの投資家にとっては、決算短信はめちゃくちゃ大事です。
本当に投資して大丈夫な会社なのかどうかを決めるのに、四季報だけでは情報が足りません。

・どのようにお金を集めてきているか
・それを何に投資しているか
・投資した資産を効率よく活用しているか
・売上高をどのように利益に変えているか
・以上のプロセスの中で現金がどのように動いているか

そういうところを細かく見て、投資するか否かを判断します。
まあ、当たり前ですよね。
彼ら長期投資家は、ファンダメンタル分析のみで株を買うわけですから、当然、決算短信レベルの細かい情報が必要になってきます。



では、我々のような「中長期投資家」はどうでしょうか?

中長期投資家は、ファンダメンタル分析とテクニカル分析、両方で株の購入を判断します。
正直、ファンダメンタル分析は「四季報に乗ってる情報だけで十分」なのです。
なぜなら、数週間~数か月の株の保持では、企業の業績の細かいところまでは影響してこないからです。


せいぜい「安定した経営ができていて、業績が年々増加し成長している」程度で十分で、
株価の上昇に、企業成長の追い風が吹いている状況で、
テクニカル分析により見出した上昇トレンドに乗っていければ、十分利益をあげられます。
何度も言いますが、ファンダメンタル分析は「四季報に乗ってる情報だけで十分」なのです。


では、なぜ決算短信の見方を習う講義があるのか?
オムナイト伯爵的に、理由を2つ考えてみました。


まず1つ目。
「四季報発売後に、決算短信を出した銘柄のファンダメンタル分析をするため」

四季報でファンダメンタル分析的に条件に合う銘柄を選定し、テクニカル分析をして希望の株価になるまで待機しているときに、
その銘柄の決算短信が新しく発表された場合は、「その銘柄がファンダメンタルの条件に合わなくなっていないかどうか」を確認する必要があります。

なので、決算短信の中から、最低限、条件の部分(業績とか、財務状況とか)は読めるようにしなければなりません。

これが1つ目の理由です。


2つ目。
「四季報のファンダメンタル条件が合わなくなった銘柄の原因を追究するため」
例えば、業績のうち純利益だけがある時点だけ前年より減少していて、
業績でのファンダメンタルの条件である「年々業績が成長していること」という条件に合わない銘柄があった場合。

もちろん条件に合わない!と普通にスルーしても良いのですが、他の条件がめちゃめちゃ良くて、この純利益の減少さえなければ。。。
となったときは、決算短信を確認して減少の原因を追究してみるのも一手
だと思います。

例えばその純利益の減少が、その年だけの特別損失が原因で、今後の成長には大きく寄与してこないだろうと判断できた場合は、
その銘柄はファンダメンタルOKという判断ができるようになります。
要は「決算短信を見れることで、チャンスが広がる」ということですね。


これらが、オムナイト伯爵が考えた決算短信も大事なんだという理由になります。


講義の中では、詳しい決算短信の見方とかお金の流れの見方とかを実際に決算短信を見ながら教えてもらったんですが、、、

オムナイト伯爵の語彙力では、詳しく伝えることはできないんだ。。。

すまない。。。すまない。。。


決算短信の見方とかは、書籍もたくさん出てるし、詳しく説明してるブログもたくさんあるから、各自ググってくれ~!(無責任)



はい。
ということで、最後にもう1トピック。

決算短信を使った「割安さを調べるもう一つの方法」について書いていきます。

今まで習った中で、割安性を調べる方法として、四季報にも書いてある「PER(株価収益率)」がありましたが、

それに加えて、「株主価値」を計算する、という方法があります。


株主価値とは

株主価値
=事業価値+非事業価値-有利子負債
=営業利益×10+(現金・預金+有価証券+貸出金+遊休不動産)-有利子負債
という計算方法で出ます。

(上記の因子は、すべて決算短信に載っています)


この株主価値よりも、今の時価総額が安い場合、その銘柄は割安と判断することが出来ます。


ただし注意点!

今の相場のように、相場全体が過熱していて、成長企業が順調に株価を伸ばしている市場では、PERも株主価値もあまり使い物になりません。

なぜなら、割高でも株価は上がっていくからです。

この株主価値は、アベノミクスが始まる前の市場のように、なかなか盛り上がってない市場のときに使うと、割安なお宝銘柄を見つける手助けになります。


将来的に、市場が落ち込んだ時に、ぜひ計算してみたいですね!!



ということで、本日の講義は以上でした!

いや~ボリューミーでしたね~!


しかし、重要な項目も多かったので、しっかり実践して身につけたいですね!


また、いつも通り課題も出ました!
今回からちょっと毛色が違う課題になりました!

「推薦図書から自分の成長を考える」
① 以下の2冊の図書を読み切る。
・確率論的思考(田渕 直也 著)
・上達の法則 (岡本 浩一 著)

② 各図書の中で最も印象的だった文章を選ぶ。
(例)「確率論的思考 203ページより」
失敗は悪ではない、というのは、異論を認めよというのと同じく、
現実にはなかなか組織には受け入れられない考え方である

③ 読破した各図書から、以下の点について考える。
・投資家または人間として成長するために得たヒントは何か??
・すぐに始めたい、または変えたい習慣(言動や考え方)は何か??
・自分の株の売買を改善するためのヒントはあったか??

④ 上記を全体グループLINEで共有する。


こんな感じの課題です!


確率論的思考(田渕 直也 著)と上達の法則 (岡本 浩一 著)
の2つはもう読んだので、さっそく取り掛かりたいと思います!


また、課題図書も出ました。
・ゾーン: 相場心理学入門


なんか金色の本だ!!

かっこいい!!

買います!!笑



本日の記事は以上になります!

それではまた~!

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