なぜ、僕たちはデンマークに行くのか?の話
こんにちは、羽田です。
前回の投稿で、風邪には気を付けようね!と言いながら、自分が風邪にかかりました。やはり、食事・睡眠は健康の基本ですね。皆さんも、お気を付けください。
今日は、テーマ通りです。
多分、運営のみんなは各々何か理由や目標をもって、デンマークツアーの運営になると決めてくれたと思います。
けど、GLTはそもそも、このツアーをなぜ開催していて、何を目指しているのか?
今日は、それを知って欲しい、そして知るだけでなく、その想いに共感した上で、これからの活動に臨んでくれると嬉しいです。
GLTは、理念として「未来を切り拓くリーダーを輩出する」ことを掲げています。
そして、デンマークツアーとして、「幸福で持続可能な社会モデルを体感し、未来を切り拓く」というコンセプトを掲げています。
そのコンセプトに込め想いを話します。
戦後からバブル期まで、日本は荒廃した国を、アメリカに追い付け追い越せと、国として1つの目標に向かって、走っていました。
日本のGDPは毎年、右肩上がりで、社会・経済が目まぐるしく変化していきました。
多くの企業が立ち上がり、ベビーブームによって、子供の出産数も増加。インフラや社会福祉も整備され、日本は瞬く間に経済大国へと成長していきました。
その当時の、日本では、国の決めた方針に国民全員で、向かっていたわけです。その時、日本において優秀とみなされていたのは、指示されたことを、的確に素早く対応できる人でした。
もちろん、当時の教育システムも、暗記や計算能力など、事務処理に必要な能力を培っていました。
その時、どの生徒が優秀かを、計測する指標だったのが、偏差値です。
生徒たちを相対評価によって、順序付けることで、優秀さを計っていました。
だからこそ、当時の日本社会では、いい成績を出し、いい大学に行き、いい企業に就職し、結婚し、子供を持ち、定年退職まで1つの企業で働き、定年退職後は年金をもらいながら、孫と余生を過ごすことが一般的な「幸福」となったのです。
それは、当時の社会が、常に右肩上がりで経済が成長し、人口構造的にも社会福祉が整備され、そもそも国の掲げる方針に従うことで、その恩恵を得られたからです。
しかし、バブルの崩壊とともに、その社会構造は破綻しました。
現代は、
国としての成長は、頭打ちを食らい。大企業ですら破産する時代。
高齢化や女性の社会進出を機に、人口構造も激変。社会福祉にも大きな影響を与えている時代。
科学技術や、価値観の多様化によって、人生の選択肢が大幅に増えた時代。
となったわけです。
では、そんな現代において、いい成績を出し、いい大学に行き、いい企業に就職し、結婚し、子供を持ち、定年退職まで1つの企業で働き、定年退職後は年金をもらいながら、孫と余生を過ごすこと、はそもそも、万人にとっての「幸福」なのだろうか?
現在の日本では、まだまだそんな「幸福」になるためのフローがあるかのように、人々は、暮らしているし、暮らそうとしている。
しかし、あえて言うと。そんなもの幻想だ。
今の社会に「幸福」になるための、設計図なんてない。
だからこそ、今の社会には、自分の「幸福」を自ら定義し、自分の人生を自分で歩める人たちが必要だと考えている。そして、決めた人生を実現させるための経営力が必要だと考えている。
けど、日本の教育は、戦後からほとんど変化しておらず、未だに偏差値という評価指標に依拠しながら、生徒たちに暗記や計算を強いている。そんな自分たちの考えを求められない教育を受けた、日本国民が自分の「幸福」を自ら定義し、自分の人生を自分で歩める人は少ないのではないだろうか。
しかし、だからこそ、それを体現出来ている国に学ぶことはたくさんあるのではないだろうか?
そうしたことから注目したのが、北欧社会だ。
幸福度調査において、毎回高順位に位置し、幸福を実現している国。
そのような国では、どのような教育が行われ、どのようにして人々は「幸福」を実現しているのか。また、何を「幸福」と捉えているのか。
そういったことを学ぶことは、現代を生きる僕たちに大いに意味があることだと思った。
だからこそ、デンマークツアーを作っています。
けど、デンマークに行くことよりも、なぜデンマークに行くのかの方が大事だと思う。
このツアーでは、今、何かしたいけど動き出せなくてくすぶっている人や、仲間・機会を求めている人が、デンマークの思想・文化に触れることで、自分の人生を歩める人になって欲しいです。そして、このツアーを経験した人たちが、自分たちの想いを発信し、新たに人を巻き込み、また多くの人が自分の「幸福」について考えてくれたら、自分の人生を歩める人はどんどん増えていくと思います。
まだ、日本において、「幸福」を考える動きや、自分の人生を考える機会は、少ないと思もいます。けど、今の日本にはなくてはならない、ことだと考えています。だからこそ、このツアーを基点に、そうしたムーブメントを起こしたいです。けど、僕1人で出来ることはたかが知れています。だからこそ、みんなにも協力して欲しいです。自分の想いをぶつけて欲しいし、運営のみんながまず自分の「幸福」に向かって歩める人になって欲しいです。
2月に入り、また1段ギアを上げていきます。これから、頑張って行きましょう!