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笑顔の小尻記者お元気なら63歳だった

朝日新聞阪神支局襲撃事件から5月3日で34年になります。13年前(08年)のホームページに、小尻記者のことを書いているので転載します。

朝日新聞阪神支局襲撃事件で殺害された小尻知博記者(当時29)の法要が3日、広島県呉市川尻町の実家で営まれ、親族や元同僚ら約30人が参列し、冥福を祈った。
 
4日の各紙を読むと--法要後、父信克さん(80)は「悔しいの一点張り。何とかならんかといつも思う」と心境を語った。--法要前に墓参りし「また5月3日が来たな」と小尻記者に話し掛けたという。
  
小尻記者とは顔見知りで、岩手に出張した際、朝日新聞盛岡支局で何度も話をしている。最後に会ったのは人事異動直前で、小尻記者が盛岡を離れるという近況報告(立ち話)だった。

--法要の間、信克さんはじっと前を見据えた。今も日課の墓参りは欠かさない。それが「僕の務め」と話した。(08年5月3日、中国新聞)

笑顔の小尻記者。3日で21年になったが、事件はまだ解決していない。

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