高千穂八十八社の総社【高千穂神社】宮崎県高千穂町

高千穂神社は、垂仁天皇時代に創建。

古くは高千穂皇神社として
「続日本後記」「三代実録」にもその記述があり、
平安時代以来1200年以上の歴史を持つ古社です。

かつて高千穂郷(現在の高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町、諸塚村)
には554社もの神社があり、その中でも格の高い88の神社を
「高千穂八十八社」と言い、その「高千穂八十八社」の総社として
信仰を集めてきたのがこの高千穂神社です。

古来「十社(じっしゃ)大明神」や
「十社宮」など称されて来ましたが、
明治4年(1871年)に「三田井神社」と改称、
更に同28年(1895年)高千穂神社に改称しました。

国史見在社「高智保皇神(高智保神)」の有力な論社ですが、
近代社格制度上は村社にとどまりました。

現在は神社本庁の別表神社となっています。

一之御殿 御祭神
高千穂皇神(たかちほすめがみ)
(高千穂皇神は日本神話の日向三代と称される
皇祖神とその配偶神.以下の6柱の総称です)

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
鵜葺草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)
玉依姫命(たまよりびめのみこと)

二之御殿の御祭神、十社大明神は、
神武天皇の皇兄、三毛入野命とその妻子神9柱の総称

三毛入野命(みけいりののみこと)
妃神鵜目姫命(うのめひめのみこと)
御子太郎命(みこたろうのみこと)
二郎命(じろうのみこと)
三郎命(さぶろうのみこと)
畝見命(うねみのみこと)
照野命(てるののみこと)
大戸命(おおとのみこと)
霊社命(れいしゃのみこと)
浅良部命(あさらべのみこと)

鎮座地
宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井字神殿1037

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