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2月の気になる新刊 -361冊-

先月から始めた気になる新刊のまとめ。
1月は106冊でした。

このnoteは、自身のTwitterで毎日紹介している新刊をまとめたものです。

ちょっと話は脇道にそれるけれど、先日下北沢の書店B&Bで移住や本の仕事についてトークをする機会がありました。

そこで、「東京から上田に移住して、東京ではできていたことができなくなって、困ったことはありますか?」という質問がありました。

その時は「ないです!」と元気よく答えたものの、あとになって「大型書店がないので、新刊や本のトレンドが掴みにくい」と言い忘れたなぁ、と思い出し。

とはいえ、こうしてなんとか力づくで情報を集めたりはできているので、同じように困っている地方の人々(もちろん東京の人も)へのちょっとした手助けになればいいな、と願ってます。


なお、各Amazonリンクにはアフィリエイトタグが貼ってあります。こちらで得るわずかばかりの収益は、次なる新刊に手を伸ばす費用として溶かしていきます。


2月は、気になった新刊が361冊。
1日1冊読んでも1年かかります。
ヒィ〜。

それでは、どうぞ。


「 約1 万年前から紀元後70 年までの聖地に生きた諸共同体により営まれた多種多様な宗教実践の姿を、考古学的遺物や文献資料から浮き彫りにする。」

私たちはなぜ人に影響を与えることができ、人からの働きかけに応じようと思うのか。影響力を形作っているものは何なのか、人から不当な影響を受けないためにも徹底解剖する。

医療をめぐるさまざまな問題の最上流には近年深まる「社会的孤立」がある。従来の医療の枠組みでは対処が難しい問題に対し、薬ではなく「地域での人のつながり」を処方する「社会的処方」。

「本書は仏様を如来、菩薩、明王、天部、羅漢・高僧に分け、その見方・見分け方を完全図解。」「仏像を鑑賞するための本ではありますが、仏像を仏様としてよみがえらせ、紹介することを試みています。」

「『仮面の告白』生成前夜の未生の作家三島自身が企画した幻の作品集。没後50年、手書きで残された本人の構成案を忠実に再現。井上隆史による詳細解説を付す。」

「古来使われていた単位「尺貫法」は、身体の部位の長さや米の収穫量など、生活に根づいた感覚から生まれています」「イラストをふんだんに使った親しみやすい造本で、多様で豊かな単位の文化をわかりやすく伝えます」

「私たちの生活のリズムが個人の嗜好に還元され、情報と消費の中で彷徨するにつれ、生活に溶けこんでいた行事・儀礼文化も縮小・消滅へ向かうしかないのか。」「年中行事と通過儀礼を考えるロングセラー」

「本書では、「数学史」を歴史学の一分野として捉え、過去の数学をその時代の文脈の中で解釈することの重要性を具体的に提示する。」「数学史とは何か、そして何を目的とするのか、数学史研究の面白さ、数学史研究法の最先端」

「啓蒙時代の政治哲学に知悉して独立革命を推進、理想を主張するだけでなく現実的に有効な手段を模索して、権力を積極行使したジェファソンの政治思想と生涯を描きあげた大作」

『タイム・マシン』や『透明人間』の著者で知られるH・G・ウェルズ。こんな作品も残していたんですね。「人生の「おぞましい穴ぼこ」に嵌まり込んだ男の起死回生の物語であり、作家自ら、最愛の作品と認める自伝的長篇。」

「チャーハンにステキなサムシングを入れてしまう母親 グラタンが好きな吸血鬼…… ごはんにまつわるウソみたいなホントの話の数々。 笑えるのになぜかレシピまでついている異色の料理エッセイ! 」

「1929年、フランス領インドシナ。現地のフランス人女学校に通う貧しい少女は、ある日メコン川のボート乗り場で華僑の青年と出会う。少女は金と快楽のためと割り切って関係を持つが……」高浜寛さんにとてもマッチしている題材だ。

「「聖なるもの」という概念が、建築の意味をどう変容させたのか。フランス革命に端を発する、国家による空間管理、歴史的建造物、文化財学の展開から、20世紀初頭の聖芸術運動や先進国首都の都市計画まで」

「マルクスとエンゲルスが共同執筆し、一八四八年の二月革命直前に発表。その後のプロレタリア運動の指針となった「世界を変えた文書」。共産主義の勝利と人間の解放が歴史の必然であると説く。」

「猛威をふるっていた反ユダヤ主義の由来について、フロイトは、モーセはエジプト人だったとする仮説からユダヤ教の成立と歴史を考察し、みずからの精神分析の理論を援用してキリスト教の誕生との関係から読み解く。」

「日本は最初から一つの国だったわけではない。では、どのようにして今の日本になったのか。日本史を通して、国のあり方、国民性、宗教のことなどを解説。」

「漢字の熟語である「漢語」は、中国から日本に伝来し、また日本から中国へ輸出もされてきた。本書は様々な漢語の来し方を探求し、秘められたドラマを描きだす。」

「名画ながら謎の多い《聖マタイの召命》。この絵を様々な角度から丁寧に読み解いてみる。たった1枚の絵画からあふれて尽きぬ豊かなメッセージを受け取る。」

「琉球王国が繁栄した陰には、明が琉球王国を破格に優遇したという事があります。では、なぜ小さな島国の琉球王国を、大国明はそんなに優遇したのでしょうか。昔々の沖縄の歴史をたどり、その秘密にせまります。」

「映画メディア「RealSound 映画部」の人気連載『菊地成孔の映画関税撤廃』から記事を厳選して加筆修正。2010年代後半の必見作をぶった切る。」

「細胞生物学,生命倫理,霊長類研究,人間発達学,運動生理学, 運動学など,多彩な基礎的知見から“移動”の概念を再考するほか、日常生活活動(ADL)や福祉用具を含めた環境整備の視点で対象者の“移動”を捉え直す.」

「詩あるいは歌は、絶望に耐える希望あるいは祈りとして太古以来つくられ続けてきた。日常の中で非日常的な時をつづった詩人・山尾三省の代表作。」「あらたに文化人類学者・批評家の今福龍太の序を収録。」

「本書は、現在米国で活躍中の小説家、J. ロバート・レノン著 Pieces for the Left Hand: 100 Anecdotes の全訳である。」「一冊の図書としては、J. ロバート・レノン氏を初めて日本に紹介するものである。」

「40 代・独身・女芸人の同居生活はちょっとした小競合いと人情味溢れるご近所づきあいが満載。エアコンの設定温度や布団の陣地で揉める一方、ご近所からの手作り餃子おすそわけに舌鼓。」

「恋人のいる若者は減り、童貞率は上昇、夫婦のセックスレスは当たり前の日本。セックスは、子どもを作る以外に必要ないのか? 」「それでも気持ちのいい人生を諦めない方法を語り尽くす。」

「カプセルホテル、サウナ、ネットカフェ、泊まる場所はどこでもいい。時間のかかる高速バスと鈍行列車が好きだ。名物は食べない。景色も見ない。でも、場所が変われば、考え方が変わる。気持ちが変わる。」

「夫婦で本を勧めあい、感想を交換すれば、相互理解が進み、仲良くなれるはずだった。」「相手の意図がわからず、慣れない本に右往左往、レビューに四苦八苦。作家夫妻にしかできない画期的読書案内。」

「2011年に発売された『白土三平伝~カムイ伝の真実』の文庫化。」「15年余りにわたって白土氏に寄り添いながら、直にその仕事ぶりに触れ、「伝説の漫画家」との対話の中から生まれた肉声をふんだんにちりばめた」

「ミトコンドリアDNAの解読で、国籍や人種を超えた人類の深い結びつきが示される。人類史の謎を解明し、私たちの世界観を覆す!」

「クライバーの優雅、チェリの細密、レニーの情動。ポスト・カラヤン世代を代表する3人の大指揮者の名曲名演奏のすべて。」

「布で作った結婚指輪、三回手を振る毎朝の見送り、流産、父の死、再びの妊娠…書店員の夫との日々の暮らしを綴る“愛夫家”エッセイ!」

「東北のちいさな出版社から、日本全国の〈被災地〉へーー 東日本大震災の大混乱のなか、社員わずかふたりの仙台の出版社・荒蝦夷が決意したのは、地元の〈声〉を編み、全国へ、そして未来へ発信しつづけることだった。」

「Y染色体遺伝子の生存戦略が、世界の歴史を動かしてきた。地球生命の進化史を再検証し、戦争や暴力の背景を解明。衝撃の未来予測へ!」

「人類を地上から解き放つこの革新技術を実現させた兄弟の苦闘と家族の愛情に支えられた足跡を、膨大な量の日記や報道記事、家族との手紙などの資料を駆使して描き切った評伝、決定版。」

「大人も実はよく知らない、身近な物やサービスの裏側の流れを、楽しい一枚絵で紹介します。絵をながめるだけで、世の中がどのようにして回っているのか、その流れを体感できます。」

ついに書籍化。大好きな連載です。「なぜ彼らは、誰にも相談できない悩みを、余命数年の写真家に打ち明けるのか? 人生相談を通して「幡野さん」から届く言葉は、今を生きるすべての人に刺さるいのちのメッセージだ。」

「進化論の暗部、優生学、能力主義、安楽死、ヘイトスピーチ。野蛮の言説から広がるトピックのなんと現代的でホットなことか。人はなぜ差別を合理化できると思うのか。「文明と野蛮=優と劣」の構図からそれを解き明かす。」

「周囲の人間の理解しがたい行動に、どうして私たちが傷つき、消耗しなくてはならないのでしょうか。」「自分のせいだと思っていた周囲の人の行為も、もしかしたら原因はほかにあるのかもしれません。」

「私は二度結婚した。そして、夫は二人とも死んでしまった──。故郷アメリカを離れ、ローマで暮らす若手女優とその兄。彼らは名門出身の政治家と有名女優の夫妻に惹かれて近づくが……。」

「繊細を極め、人の手を借りなければ生きられない〈お蚕さま〉。その飼育を担ったのは近代的な大工場ではなく、農村の女性たちの熟練した身体的技術と、連綿と受け継がれてきた民俗的想像力だった。」

「日本および世界の伝統的な「ゲーム」(ルールと勝敗のある遊び)200以上について概要・歴史・分布・ルールなどを解説。読めば実際に遊べる小事典。」

「19世紀の世界のピアノの技術の向上と同時に国産に情熱を傾けた山葉寅楠、独立した河合小市によりヤマハやカワイなどの日本の楽器メーカーが世界を席巻するまでに独自の発展を成し遂げた経緯を描く。」

「私たちはなぜ、なんのためにボランティアをしているの? いっけん自明に思えて、実は難しい問題に、「自発性」「無償性」「公共性」を切り口としつつ、ゆるく非真面目に考える。」

「リラクゼーションサロンは、疲れきった女の体と心を癒す「野戦病院」みたいなもの。」「揉まれながら考えた、女性が働くこと、癒されること」

「『花びら供養』『綾蝶の記』に続く渡辺京二編集の遺文集。石牟礼道子資料保存会提供の未発表短篇小説を含む散文を10代から晩年まで年代順に収録。三回忌に合わせて刊行。」

「魔女や祈祷師との対面、そして島で暮らす人々との交流のなかで再発見したのは、かつて親しんでいたスピノザやソローの哲学だった。「新しい目」で世界と出会う、小説でも哲学でもある思考の旅の軌跡。」

『プルーストとイカ』を記したメアリアン・ウルフの新著だ。紙とデジタルで、脳の働き方はどのように違っていくのか。

「今、私たちの目の前にあるのは小さな点や線である――。建築家は風通しのよい物のあり方を求め続けて、木や石、そして土などさまざまな物質との会話を繰り返し、ついに新しい世界の扉を開いた。」

「フンボルトは、言語と知性の多様性を唱え、比較人間論を構想した。彼の言語哲学が、ライプニッツ、ヴィーコ、ヘーゲル、デリダ等と共振しつつ織りなす諸伝統を、言語哲学者トラバントが壮大な思想史として描き出す」

「ネコの心の研究を思い立った著者は、ネコが思い出をもつことや、簡単な現象について結果の予測をすることを初めて実験で明らかにする。研究のきっかけや実験方法の工夫、被験者(?)募集にまつわる苦労話など」

「新進作家が地位と名誉とカネを手に入れ「現代の英雄」になるためには、マスコミの王者といわれた新聞で連載小説をヒットさせるのが近道だった」「新聞小説と作家の深い関係に迫る」

「1977年、ウズベキスタンの首都タシケントで、中央アジア初の地下鉄が誕生した。」「交易都市タシケントにとって、ロシア・旧ソビエト連邦に支配された時代とは、どんなものだったのか。地下鉄から都市を概観する。」

「毒がどのような効果をもたらすかの詳細や薬に応用された例などの病理学、信仰の対象となってきた毒ヘビや神話の中に登場する毒ヘビなど、人と毒ヘビとの関わり・文化(民俗学)などについて紹介した特集ページも充実。」

「煙のように軽くて、手にとって楽しい、タバコが主役の名随筆、誕生!和田誠も、勝新も、伊丹十三も、健さんも、チェ・ゲバラも……自由を大事にする人たちは、みんな煙草を愛していた」ヤニが染みたような表紙もいい!

「大切にしたい日本語とそのイメージを表現する配色。日本を表現するための配色の決定版。デザインや趣味で使用できる160の和風イメージ・ワード収録。和風のイメージを正確に表現できる1冊。」

「コンパクトにステッキ、変身バッグ、ペンダント…。80&90年代人気魔法少女系アニメのおもちゃを約180点収録!あの頃の気持ちに戻れる魔法のアイテムがいっぱい!」

「子どもたちが大好きなだじゃれのリズムに乗って、マンモス→リンゴ→イカ……とゆかいな仲間が次々と登場します。途中、なぜかナイアガラの滝の濁流に飲み込まれ……?! くせになって止まらない! ことば遊びの楽しい絵本です。」

「発見されたときの経緯やかかわりのある人々に関する蘊蓄、花が美しいがゆえに採集が進み、絶滅の危機に瀕している状況などにも言及。第一線で活躍する分子系統学の研究者たちによる執筆、最新の分類系に従った記述。」

「伝統的な野外調査の成果、実験考古学、古環境復元、さらには数理モデルによるヒトと文化の交替メカニズムの解析まで、ホモ・サピエンス拡散の物語について文化に視点をおいた最新研究をわかりやすく解説」

「大国アメリカが凋落のきっかけとなったベトナム戦争。そこから45年たって82歳となる「戦場カメラマン」がなお語りきれない戦地を深く書いた。」

「類と〈神〉との出会いから数万年。われわれの知る〈神〉はいかにして生まれたのか。カリスマ宗教学者が、認知科学、考古学、歴史学の最新知見を総動員して、サピエンスと〈神〉の歴史をあざやかに紐解いてみせる。」

「本書では、遺伝子、染色体、DNAといった基本用語から、遺伝と病気、リスクの計測、診断とカウンセリング、社会におよぼす影響など、遺伝学をとりまく現状とその問題までを、現実的に、ときにユーモアを交えながら解説する」

「「酒に飲まれる」(隠喩)、「漱石を読む」(換喩)、「公然の秘密」(矛盾語法)などの修辞表現がみられる」「言語学的に分析すれば、人間の思考の癖、ひいては人間性とは何かなど、興味深い知見が得られる。」

「滞在中に朝鮮側の一人が日本人に殺害される重大事件が起きたにもかかわらず、彼らはなぜ相互理解を実現できたのか。文人の伝統や両国の異なる歴史的文脈から読み解く最新研究。」

「材を「果実」に絞ることで、より深くおいしさの理由を探求」「加熱(ジャム、コンポート)・乾燥(ドライ、セミドライ)の仕方など加工による味わいの変化や用途の違いを丁寧に紹介」

「家庭からだされたペットボトルは、まず集積所に集められ、収集車にのって、中継施設からペットボトルの再生工場へ。」「「ペットボトル」のゆくえを過程ごとにとりあげ、わかりやすく解説する写真絵本。」

「『ヒポクラテス全集』、アリストテレスの『自然学』から『ホーキング、宇宙を語る』『サピエンス全史』まで、豊富なビジュアル資料でたどる自然科学書2500年の歩み。」

「手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎らが住んだトキワ荘アパート。その中心にいた寺田ヒロオの人生を通して戦後マンガの青春像を描く。」

「「社会的費用の問題」「企業の本質」など、20世紀経済学に決定的な影響を与えた数々の名論文を収録。ノーベル賞経済学者による記念碑的著作。」

「72年から86年まで放映された『太陽にほえろ!』。制作秘話から萩原健一や松田優作など人気刑事の素顔まで、伝説のプロデューサーが語り尽くす。」

「公演の度に観客席へ配られる鴻上尚史の手書き文章「ごあいさつ」を完全網羅。上演時を振り返る「解説」も作品毎に加筆した」最近目にする鴻上さんの人生相談にやられた口としては、見逃せない。

「エリート層に権力が集中し、相互連結しつつ、大衆社会を支配していく構図を詳細に分析。世界中で読まれる階級論格差論の古典的必読書。」

「古代人との魂の響き合いを悲劇的なまでに追求した人・折口信夫。敗戦後の思想まで、最後の弟子が師の内面を描く。敬愛と鎮魂の念に満ちた傑作伝記。」

「諸科学や諸技術の根幹を担う数学、また「論理的・体系的な思考」を培う数学、この数学とは何物なのか? 数学の思想と文化を徹底究明する入門概説。」数学と文化(まさにタイトルだけど)を扱う本、大好きなんだよぁ!

「汽車に揺られ、小鳥を愛し、土手をぼんやりと歩く……どこか遠くの現実とすぐそこの幻を行き来するような、百閒先生の作品を小川洋子が編む夢の一冊」

「NHKのEテレで放送された番組の書籍化。」「この巻のキーワードは「ほんとうに?」。「お金があったら幸せ!」というQくんでしたが、だんだんいろいろなことを考えるようになります。」

「この巻のキーワードは「そもそも?」。Qくんが思っている自分らしさと、他の人が思っているQくんらしさが違うことから、悩み考えます。」

「特別企画 「笑い」はどこから来ていたか? 「早稲田文学」約130年の歴史をたどることで、「笑い」の現在を照射する」「坪内逍遙「如何なる人が尤も善く笑ふか」(再録)」「塙宣之(ナイツ)「美味しい毒の食らい方」(抄録)」

「自然現象を善政か失政かのバロメーターとし、権力者に対する圧力としても機能させた儒教」「琉球(沖縄)では、台風だけでなく軍隊なども海からの「来訪者」として受け止め、災厄を幸福へとかえる営みを続けてきた。」

「リラへの思いを募らせるリュドは、凧がふたたび自由に空を舞う日を取り戻すためにレジスタンスへと身を投じるが、それはフランス=善/ナチス=悪という図式が崩壊してゆく過程でもあった」左右社刊行の本!たのしみ。

「家庭でのできごと、世相への思い、愛する文学作品、敬慕する作家たち―― それぞれの「具材」が渾然一体となり、著者のやわらかな視点、ゆるぎない文学観が浮かび上がる。」庄野潤三!また新たに本がでるなんて〜!

「多くの人が「他人を動かすのは難しい」と嘆き、「対人関係に最もストレスを感じる」と言うのである。ところが、数千万の人々を集団催眠にかけ、自分の意のままに操った人物がいる。それが、アドルフ・ヒトラーだ。」

「江戸時代は、お国替えという名の大名の異動が繰り返された時代。」「国替えは突然に命じられることが大半であり、当事者の大名や家臣は大混乱に陥るが、幕府からすると人事権を行使することで自己の求心力を高められる効果があった。」

「心の病は脳という臓器の異常に還元できるのか。分子生物学者・精神科医である著者があえて人文諸科学に越境し試みた探究の軌跡。」

「一週間は7日、一年が12ヵ月、なんで? 年・月・日から曜日や干支をはじき出す計算式とは? 一週間が5日の暦、どんなの? 英語で1~6月は「神」、7,8月は歴史上の人物、9月から12月は数字、なぜ?」

「『千のプラトー』から『シネマ』へと至る時期にドゥルーズ本人の薫陶を受け、その指導の下で博士論文を書いた著者が、主要著作の読解を通して師の歩んだ道のりをたどり直し、初めて1冊にまとめたものである。」

「震旦(中国)を舞台にした仏教起源、仏霊験、法霊験、因果応報、そして世俗の説話を集めた巻六~十を収録。玄奘三蔵、孟宗、始皇帝、高祖、玄宗、楊貴妃、孔子……と著名な人物たちが豊かな人間像を描き、教訓を世に遺す」

「真理は定まっていて、「理性」や「知性」は、それをあるがままに捉える能力だとするのが、プラトン的「理性主義」だとすれば、「想像力」とは、新たな見方、捉え方を創造する力である。」

「なぜ、大和は出雲を必要としたのか? 朝日と夕日、太陽と蛇、陸と海、現世と他界―天武・持統の大和王権を守る「両端の象徴的霊威」をになうものとして伊勢・出雲をとらえ直し、日本の起原に鋭く迫る試み」

「トットより年上のクークーは、トットが知らないことをいろいろ教えてくれます。キツネやネコに狙われるなどのピンチをお互い助けあって切り抜けた二羽は、ひと冬の間に友情をはぐくみます。」

「夜に咲く花を楽しんだり、捨ててしまうニンジンの頭などを使ってキッチンで水栽培をしてみたり、鉢で柑橘類を楽しんだり、食べた果物の種をまいてみたり……、植物についてのいろいろな楽しみ方が満載です。」

「ノースウッズについて一番詳しい大工、ウェインとともに、冬から春にかけてのノースウッズをカヌーで旅します。」「大自然の中、その土地を通りながら、季節の中も旅していく、美しい旅行記です。」

「「犬を飼いたい」という願いも却下され、うんざりしたコーラ姫は妖精へ助けをもとめる手紙を書きました。翌朝、姫のもとにやってきたのは、なんと、大きなワニ!みがわりになったワニがお城で大騒動を起こしている間に、コーラ姫はうまれてはじめて、お城の外へ出たのでした」

「世俗の権力の及ばない避難所、聖なる別天地としてのアジールとは、一体どのようなものだったのか。歴史の中で果たしてきた役割を中世日本を舞台として跡付ける。」

「江戸時代における男女の装いをテーマに、日本人の装いに関する流行と美意識の変遷を、たばこと塩の博物館、ポーラ文化研究所らの専門家がわかりやすく解説。簪、化粧道具、着物などカラー図版も多数収録。」

「独特のユーモア、あふれるサッカー愛、さらに自虐ネタも交えて、一般社会から隔絶された“ドレッシングルームの向こう側を描き出す。」

「交通事故の加害者が金持ちである場合、損害賠償額を高くすべきか? 保育園利用料を低くすべきか、お金を貸すべきか? 」二重課税をテーマにした本。ニッチだぜ…!

「これは、弱いあたいが弱いままみんなのママになるまでのお話―――。」Twitterで日頃拝見しております。ついに書籍化!

「病気の侵入で生活も芸術も狂ってしまう場合がある。だから健康体であるということは最重要であると思うが本当にそうだろうか。病気が芸術を進歩させ、病気が人格を向上させてくれることだってあるのではないだろうか。」

「昭和30年代の東御市の食生活を聞き取りで再現。自給をベースにした時代の日々の基本食、四季の食生活から、子供と食、人の一生と食、食の道具、伝承される知恵」(地元の)みんな〜!東御の本だよ!

「本書では、大統領の権限・政治のしくみ・社会・制度・宗教・移民・差別・自由と暴力(銃の問題)・メディアなど、時事的なテーマからこの国を丁寧に読み解く。」

「ファインマンという天才は何を知り、どう考え、何を伝えようとしたのか?「場」とはなにか? ガウス、ストークスの定理、ファラデーの法則、マックスウェル方程式から電磁場へ」

「自身の小笠原のカタツムリ研究のフィールドワークや内外の若手研究者の最新の研究成果を紹介しながら、「進化生物学」の醍醐味を描いたエッセイ的な作品。」

「最初の日本列島人は、当時陸続きだった大陸から歩いてやってきた」――これは今や間違ったイメージだ。我々の祖先は、何らかの手段で海を越え、日本列島へたどり着いた。しかし、その事実には不可解な点がある。」

「あなたが飲んだ薬が、体のなかでなにをしているのか、知っていますか?」「人類はインフルエンザ・ウイルスとの闘いに勝利できるのか? 精神の病気は薬で治療できるのか?」

「「四元数」と、同時期にグレイヴスやケイリーによって発見された「八元数」をみることによって、次々と数の世界が広がっていく不思議を解説します」そそられるけどちんぷんかんぷんになるやつだ、これ!

「世界最長の歴史を持つ文字=漢字は知恵の玉手箱! あなたの周りにある漢字の秘密を伝える漢字教室、開講!」

「所有権を中心とした従来のロック権利論解釈とは一線を画して、自然権としての生存権に光を当てる。そこには、生命を尊重し、人間の自然的欲求を承認するという、ロック政治哲学の原理的主張が見出される。」

「中世は戦が相次ぐ時代ではあるが、人々は毎日戦っていたわけではない。彼らは当然、私たちと同じような日常を送っていたのだ。それでは、中世に生きる人々の暮らしはどのようなものだったのか?」

「かわいい街並みと軍港のコントラスト。それからロシアのおいしい食事、マトリョーシカを中心にキュートな雑貨などがいっぱい詰まった一冊です。」日本から2時間半で行けるのか!

「世界の四分の一を支配した大英帝国の要に位置づけられたインド。このインドをめぐってイギリスはいかなる政策を展開し、それにインドはどう反応したのか。」

「京都にはお茶屋・お座敷といった敷居の高い店が多く残る一方で、より庶民的な一杯飲み屋が軒を連ねる風景もある。随筆や文学作品、ガイドブックや地図などを手がかりに、こうした京都の酒場の系譜をたどる。」

「家族に犯罪者をもつ者は、いかにして「犯罪者の家族」になり、その「犯罪者の家族」としての自己を、どのように生きているのか。」すごく気になる1冊。

「1970年から日曜深夜に放送を重ねてきたNNNドキュメント(日本テレビ系列)は,「真夜中のジャーナリズム」を開拓し,牽引してきた.」1344ページ、26,400円!ズバーン!て感じだ。

「「憲法の芽を生やせられないか」。経世済民の学として民俗学を興した彼の根底には、常に日本国憲法に通ずる精神が流れていた──。民主主義の推進者・柳田國男を読み直す。」

「スターリンがムッソリーニが、ヒトラーが台頭しつつあった頃、イギリス内陸の古い屋敷で上演される野外劇に集った人々──迫り来る戦争の気配と時代の気分を捉えた遺作の新訳。」

「入所者が主体的に療養生活上の課題を解決していく「自治」の起点と、その広がりや葛藤を、手紙や日誌、会議記録、行政文書などから読み解いていく。」

「日常や愛の会話から、制作上の苦悩やお金の心配まで、100人の私信を垣間見ることができます。カミーユを口説くロダン、仲介人に支払いの督促をするレンブラント、晩年のセザンヌの弱気と、それでもなお消えない描くことへの情熱」

「花街があるのは京都だけではありません。全国各地に、その土地の歴史や習俗・文化と深く結びついた特色をもつ花街があり、地域に根差した行事や芸能を通じて、そのもてなしの真髄を伝えてきました」

「魚の選び方、切りつけ、炊飯、握りなどの知識と技術から、酢や塩につけた魚の切り身のタンパク質の変化などの科学的データまで、鮨にまつわる事柄をさまざまな角度から解説。」

「才能ある若き漫画家たちの知られざる努力とこだわり。あの作品のあのエピソードの誕生秘話など、少女漫画好きなら身悶えする様なお話がたくさん! 」

「寄席の楽しみ方、古典落語のあらすじなど、はじめて落語を聞く予習に最適な“落語の楽しみ方”を、東大出身初の落語家である春風亭昇吉さんが解説。」

「フランス料理の最高峰、“美食のハーバード大学(ル・モンド紙)とも呼ばれる、FERRANDI PARIS(フェランディ パリ)が贈るフランス菓子の大全。235のレシピと基本テクニック、材料、製菓道具など」

「本とマンガの情報誌『ダ・ヴィンチ』編集!」「岩手発の映画やマンガ等のカルチャーを始め、県内で働くプロフェッショナルのお仕事情報をマンガ中心でお届け!」

「3部立て。第1部は作家と日常を共にした地元の人々、第2部は執筆活動を通じて交流のあった人々による。第3部は独立した石牟礼道子論として秀逸なもの。」なんか、独特の内容紹介だな……

「著者は、一過性ではない「にぎわい」を生み出していくことをモットーとしている。」「大切にしている「対話を重ねること」「モノで考えること」という、2つのデザインプロセスの実際を、9つのケーススタディとして本書では紹介。」

概要が見つからないけれど、以前出ていたものの文庫版のよう。ダイソー創業者の自伝。

「彼に日本語、日本文学との決定的な出会いをもたらしたのは、皮肉にも大嫌いな戦争だった」「日本語との出会いから学習の過程、さらに研究者、教育者としての姿に焦点をあて、日本語とともに歩んだ人生を見つめ直す」

「「世界」「知」「私」という問いに古今東西の思想家はどう答えてきたか。現代を生きるためのグローバルな哲学入門。」

「柳田国男に『遠野物語』を語り伝えた佐々木喜善が、自ら集め自ら綴った、遠野周辺の不思議な話。」

「17世紀フランス、王権と教会を震撼させた大宗教論争を描く」「宗派対立を超えて、異端の認定をめぐる排除と抵抗の力学を明らかにし、近世フランスにおける共同体と個人の関係を再考する」

「QRコードは1970年代初頭、トヨタの生産現場での「かんばん」の電子化をめざしてデンソーで研究・開発がスタートした。」QRコードの歴史を教えてくれる1冊。

「小学校の参与を通じて、私達の生きているところやその日々にとって、雰囲気とは何なのかを問い、そのための方法を求めるものである。」

「食育ならぬ、服育の大切さを説きつつ着せ替えているうちに、あんなにファッションから距離をおいていたおじさんたちの目の色は変わり、なんと胸を張って鏡の前に立つまでに変身。」はー!あいかわらず内澤さんのやることは面白いや。

「麻薬戦争、マリファナ合法化、難民、貧困、ブラックビジネス、スラム街、大都市の陰影。世界中にあふれる様々な「闇」と、そこに生きる人々を追いかけ問い続けた、クレイジーな旅の記録。」

「リンドバークが大西洋横断飛行を成功させると、127社もの航空関連企業が続々と上場」「「人類が空を飛べるようになる」といった、もっともらしいナラティブ(物語)は、新しい技術がバブル&バーストを引き起こす重要な要因」

「「IT業界のサグラダファミリア」、その裏側に迫る」「完了までに8年もの年月と、35万人月、4000億円台半ばをつぎ込んだ。 」話題のアレが本に……

「2020年春放送開始の、朝の連続ドラマで昭和を代表する作曲家・古関裕而が取り上げられます。音楽で人々を励まし、波乱万丈の人生をコンパクトな1冊の文庫で紹介します。」

「明日プレーするかしないかも、代表での振る舞いも、自分で決める。ずっとそうしてきた。そこには後悔の生じる余地がないんだ。失敗しても、自分が選んだことだから」

「日本文学研究の泰斗、ドナルド・キーンが世を去って一年。文学や日本美について平易な言葉で語った多くの著書は、今なお人々を惹きつけてやまない。」「単行本未収録のエッセイ、講演録でふり返る、限りなく美しい九十六年の生涯。」

「子どもたちに、この国で起こってきた歴史をちゃんと伝えるために。かこさとしが、どうしても伝えたかった「アイヌの兄妹の物語」。」おお、復刊ドットコムから、かこさとしさんの本が!

「映画学校の2年間が1冊に凝縮されている」「ビデオカメラやソフトウェアの操作マニュアル、あるいは撮影のハウツー本を読む前に、読んでいただきたい1冊です。」

「第一次世界大戦が終わり、皇帝はいなくなった。新しい時代を夢見た人びとは、よりよい明日を求めて戦うが……。1918年から1919年にかけての冬、ベルリンの貧しい地区で育った少年ヘレは、失敗に終わった革命を目撃する。」

「たゆまず積み重ねた発掘成果からの歴史叙述を試みた、記念碑的名著。農耕が成立した弥生時代から前方後円墳が造られた時代へ、日本列島における階級社会形成の過程を描き出す。」

「律令国家解体のあとに生まれた王朝国家と、東国に新たに生まれた武家政権。中世国家の「二つの型」の構造と特質を、権力の二元性を軸に読み解く。」

「貨幣の価値は一定であると我々は常識的に考えている。しかし、複数の通貨が存在して評価が多元的であるという事例は、歴史上、さまざまな地域、時代にあった。交換という行い自体が多様である以上、貨幣も多様にならざるを得ない――」

「アジア・太平洋戦争を戦った兵士たちは敗戦後、市民として社会の中に戻っていった。戦友会に集う者、黙して往時を語らない者……戦場での不条理な経験は、彼らのその後の人生をどのように規定していったのか」

「そんなときあなたは、我慢が足りない、意志が弱いと自分を責めてはいないだろうか? だが、じつは欲求を抑えて努力を続けることは、科学的に見て、非合理的な方法だった。」

「メスが美的感覚をもとに配偶者を選び、オスを改造していく」「華麗な鳥の羽から人間の同性愛やオーガズム、性的自律性の進化まで、従来の進化論では説き明かせない美と性の謎に斬り込む野心作。」

「豪華本『クイーン 華麗なる世界』が増補改訂版で再登場!」クイーンの軌跡をまとめた1冊。増補改訂版だそうだけど、元の本は中古市場でプレミア価格になってるから、むしろお買い得。

「三角関数,サイン,コサインを勉強して何の役に立つのか, 二次方程式の解の公式を知る必要があるのかなど数学に対する疑問を取り上げながら,数学を勉強する本質を考えていきます。」

「ここに描かれた「本当のこと」は、きれいごとの作り話よりはるかに、読む人の心に希望を与えるだろう。──鶴見済」推薦文が熱い。読みたくなる。

「自筆の楽譜に「アマデーオ」と、書簡の類には「アマデ」とサインし、その名を死ぬまで大切に使い続けた。」「死後、誰が何のためにモーツァルトから引き剥がし、似て非なる「アマデウス」に改竄してしまったのか」

「男性をめぐる規範が成り立つなかで、芸術や文学は「男」をどのように描いてきたのか。」「欧米や中国の映画や文学、芸術、演劇などの物語や表現を、男性表象という視点から読み替える。」

「一九二〇年、いまからちょうど百年前、その前後三十年くらいのあいだに、現在と地続きの、社会的・文化的セットがいっきにそろったように見える。」

「自然/人間精神の総合的な智=「生態智」を見抜かんとし、当時最新の西洋思想をも援用して挑んだ二つの知性とは。日本のスピリチュアリズムにおける最高到達点の秘密を探る!」

「子供の頃からの夢「ドラえもんをつくる」ために、神経科学や認知科学を武器に本気で最新のAI開発に取り組む、新進気鋭の研究者が語る人とロボットの未来論。」

「アジア各地を旅して見つけた布を使い、現地の衣服を参考に、オリジナルな服をつくる著者の手芸実用本。もんぺやジャケット、ワンピースやブラウスなどの19種類の衣服と、布を使い切るちいさなものつくり。」

「地方と都市の分断と対立をあおることで自らの岩盤支持を固めてきたトランプ大統領のもとで、苦悩するルーラル・アメリカの実態」農山漁村文化協会、こんな本も出すのかー!

「日本で「メディア論」はどのように覚醒したのか。空前絶後の大阪万博をはじめ、その契機となった出来事に焦点をあてる。」

「純血人種の子どもたちを選別・生産・拉致したナチスの〈レーベンスボルン(生命の泉)〉計画。その犠牲者である著者は、60歳を目前に衝撃的な出自を知る。」

「稼げない博物館は存在意義がないのか?民主主義の根幹でもある博物館、人類の貴重な財産でもある文化財。それがいま研究や歴史の蓄積が損なわれ、現場から悲鳴があがっている。手遅れになる前に博物館のあるべき未来を提言する」

「ホームズのライバルといわれるブラウン神父。その面相に似合わずキレのいい推理が冴え渡る。」

「本書はペットと人生を共にする人,およびその関係性を維持・発展させていくことを願う人のために編まれた。 」

「なんの動物のくちばしかな なんの動物のくちばしか、わかるかな アヒル、きつつき、ペリカン、スズメが登場します。動物のくちばしをクローズアップし どの動物か想像する絵本。」

ゆきちゃんがポストをのぞくと、空色の封筒に空色の便せん。書いてあるのはたった一言「もうすぐはるがきます」。季節のうつろいを柔らかな感性でえがく、ハートフルなお話。

「金メダルの工場に潜入。小学校などで集めた携帯電話から金属を抽出。形取ったらデザインに圧写し、彫刻や金メッキを施し完成! 金メダルの裏側にせまる。」金メダルの裏側って、いいね。無地?

「空想よりも現実の世界のほうがずっと不思議だ、と感じるような、物理学者のとっておきのお話を22、集めました。」好奇心と想像が駆り立てられるタイトルと装丁!

「夢はどのように働くのか? なぜ必要なのか? 何が得られるのか? 科学と文化の両面から夢と睡眠の秘密に迫る」「夢と創造性の密接なつながり、夢日記の効用、明晰夢を体験し、それを実生活に生かす方法などが明かされる」

「なぜ平凡な大学生は戦争から帰って銀行強盗になったのか。その転落の軌跡が生々しい言葉で語られる。大学時代の恋人との日々、兵役についてイラクの戦地で目にした凄惨な体験。PTSDを癒すためのドラッグ――それが彼を追いつめてゆく。」

「推理作家のクローンとして図書館の書架に住む男スミス。謎を携えた令嬢が彼のもとを訪れて……。巨匠の遺作となったSFミステリ」

「住民の帰属意識は、「昭和の大合併」(1950年代) において、その賛否をいかに左右したのだろうか?」長野県上伊那郡宮田村も登場!

「「夢の鎮痛剤」として大々的に宣伝されていた処方薬のオキシコンチンが、地域の高校生から働き盛りのビジネスマン、主婦、…(中略)…、無差別に人々をオピオイドも魔力に引き込んでいく様を克明に記録」

「ノンフィクション界を牽引する角幡氏の対談、寄稿記事、エッセイ、書評等を、これまでの歩みとして一冊にまとめた贅沢な一冊。」

「フランス現象学最後の巨人が、自身の哲学を語り尽くす。そのテーマはプラトン、カント、ハイデガーから果ては物理学、神話学、音楽までまさに縦横無尽。哲学の愉悦を濃縮した大対談録。」

「『美学』の中では感性や音楽・造形芸術への目立った言及がないため、『美学』はたんなる古色蒼然とした修辞学にすぎないと評され、従来の研究では彼の功績は修辞学以外の部分に求められてきた。」

「人の行為に注目すれば、あるべきデザインが見えてくる。人は無意識にデザインに合わせて行動し、不便を諦めていることがある。これがデザインの「バグ」。」

「電気を消すと、部屋のおもちゃが怪獣に見えてしまう…。暗いのがこわい主人公が、キャンプで知った「暗やみのすばらしさ」とは。楽しい穴がたくさんあいた仕掛け絵本。」(そんなに)ってのがいい味だしてるよねぇ。

「動物を擬人化するものでも、食事のあり方を論争するものでもなく、著者の関心は私たちが食べる動物の個性を見つめ、心と命について知ろうとすることだけである。」

「〈芸術〉はいかに人間を形成するか。古典的価値の崩壊、教育の大衆化に直面し、「現代(モデルネ)」に要請される「新しい人間」の創造を目指したバウハウス。」

「そのデザインの源泉は、幅広い好奇心と書物への愛着。 編集者から依頼を受け、ゲラを読み、絵を描き、文字を配し、 一冊の本を作り上げるプロセスを詳しく紹介。 」昨年逝去された和田誠さん。『装丁物語』が文庫になりました。

「「百閒先生日暦」「『冥土』の周辺」ほか阿房列車でお馴染み〈ヒマラヤ山系〉による随筆と秘蔵書簡への詳細な註解。百鬼園文学の副読本。」百鬼園は内田百間の別号です(念のため!)

「ドナルド・キーン氏の没後1年によせての復刊。本書は1952年、京大留学前のキーン氏による、ケンブリッジ時代の講義をもとにした日本文学論であり、もとは英語で刊行された。のちのキーン氏の著作および研究・思考の原点とも言うべき一冊」

「平成に入ったころ、アイドル界は「冬の時代」と呼ばれていた。」「アイドル冬の時代に蒔かれた種が、平成という時代を経てどのように多種多様なアイドルを生むにいたったのか。」

「身近な作物や食品がいつ世界に広まり、どんなふうに食べられてきたかを美しい絵と図解で見せるスペイン発の絵本。食材を使ったかんたんレシピや生産量などのデータ、気候変動による栽培への影響なども解説。」

「家庭生活に潜む不安の影を象徴的に描いたとして高く評価された初期作品から、理想の生活、幸福の文学と評されるに至った晩年の連作までを見据え、庄野文学の本質に迫る」また庄野潤三本!なぜだ!?嬉しいけれど。

「当事者への聞き取り調査からみえる女工たちの主体的な<声>から、「女工哀史」的な抑圧の歴史にとどまらない、彼女たちの肯定的な労働意識を明らかにする」

「Kindleノンフィクションマンガ分野で常に上位のまえだなをこの旅行記。人気の4作品を1冊の本にまとめました。」寒いんだ、ベルホヤンスク。一度は口に出してみたい、ベルホヤンスク。

「だいたいだね、昔話なんてもんは、人が語りついでこそ、まともにつたわっていくもんだ。 本なんかにしちまったら、ろくなことになりゃしねえ。」 『ルドルフとイッパイアッテナ』の斉藤洋さんだー!

「なつかしい街並みが残る谷根千を、古代から現代まで通して語る地域の歴史」「弥生式土器が発掘された弥生町、江戸将軍家の菩提寺・寛永寺と上野、加賀の屋敷跡が東京大学になった千駄木、遊郭があった根津と権現様……」

「物語があくまで口承性を標榜しているにもかかわらず、自らが「書かれた物語」として生成されているという現実を前にして、物語自身がどのような批評的スタンスをとっているのか。」

「悲しいことに、おとなになると私たちは、世界に満ちる驚き、 たとえば、連なる山々や満月、そして他者から受ける愛情になんだか慣れてしまい、 当たり前に思ってしまうことがあります。」Twitterのワニに近い本な気がする……!

「クラウゼヴィッツ夫妻の『戦争論』を世に出すための戦いが今始まる――」「二百年後の現在もなお読み継がれる未完の古典的名著、その誕生の裏側を描き出す斬新な歴史小説誕生!」

「情報収集、監視、破壊活動、暗殺など、スパイが持っている技術の数々をイラスト化して紹介。その数、300点以上! 」「現代スパイのリアルが楽しく、そして詳しく分かります。」詳しく分かっちゃっていいのか!スパイ!

「骨は不滅の命の象徴である。予想に反する回復力と生存力を記録し、五億年を超える進化の歴史の証拠を示している。」「わたしたちの体のなかには自分ではけっして理解しきれないたくさんの物語が詰まっているのだ。」

「7000人の未熟児を救った奇跡の箱――保育器を広めたのは、万国博覧会で未熟児たちを展示した、自称「医師」の興行師だった。はたしてその男は「救いの神」か、それとも「稀代の詐欺師」なのか? 」

「話題となる本は、アメリカ人の興味を如実に映す。数々のトランプ本、ミシェル・オバマやヒラリーの回想録、ITビリオネアが抱く宇宙への夢、黒人や先住民から見える別の国アメリカ、ジェンダーの語られ方……」

「英語、チェコ語、サーミ語、プナン語、ブルシャスキー語…世界の多様な言語に触れた25名が独自の学習法、現地の貴重な体験を綴る!」丸山ゴンザレスさん、奥野克巳さん、佐久間裕美子さん……魅力的なラインナップだ!

「自身がすぐれた高山ガイドである作者が山々で経験したことを思い出し、卓越した描写力と山への愛によって作り上げた驚くべき小説である。読む者に迫ってくる氷壁登攀、酷寒のビバーク、真夜中の氷河歩き」みすず書房から山本。気になる。

「ナジャフコリー・ハーン家という19世紀イランの有力家族を取り上げ、その家産相続の試みを詳細に分析。血縁集団の範囲、法との軋轢、女性と財産の関係など」

「その部材のひとつひとつにまで、構造を知り、素材に従うことで生まれる正直な「かたち」が息づいており、頑健でありながらどこか愛らしい佇まいの建築や家具は、時をこえ人々を魅了しつづけている」

「幼少期に芽生えたいたずら心を武器に変え、新しい挑戦で世間を驚かせ続けるすしらーの頭の中はどうなってる?」すしらーめん りくのエッセイ集が出るとは……!

「彼らはそれぞれの時代において資本主義の本質をつかみ、経済学を刷新した。スミス『国富論』、マルクス『資本論』、ケインズ『一般理論』のポイントと彼らの生きた時代を記述」

「基本的問題からちょっと気になる小事まで、世界のオーケストラや楽団員や指揮者のあらゆる情報を満載。この600頁に及ぶ「事典的エッセイ」に、ファンは満喫できること間違いないだろう。」

「本書には、有名映画スターたちが撮影セットや劇中やおどけた宣伝写真や自宅や図書館で、古典文学やスリラーや伝記を読んだり、児童書を子どもたちに読み聞かせる写真が満載。」

「なぜ恐竜は消えたのか。6600万年前の地球に何が起こったのか。」「巨大な天体衝突クレーターに向かって、世界各地の地層が見えない糸でつながれていく。しかし、本当にそれだけなのだろうか――? 」

「今、紫式部が語りはじめる、『源氏物語』誕生秘話。望んでいなかったはずの女房となった理由、宮中の人付き合いの難しさ、主人中宮彰子への賛嘆、清少納言への批判、道長との関係、そして数々の哀しい別れ。」

「奈良・日月神社のご神体である剣と鏡の調査を依頼された考古学者の藤波三次郎は、鏡がトルファン出土の「禽獣葡萄鏡」と似ていることに気づき、ウイグル出身の研究者・可敦に協力を求める。」「キトラ古墳の謎と国家の陰謀が絡み合う」

「丁寧で潔い文体から本への愛情がほとばしる。エッセイや小説、写真集まで、食エッセイの名手が多国籍料理のように多種多様な本215冊を紹介。まだ読んでいない本も読みたい本も、こんなにあると気づかせてくれる1冊。」

「「私」って誰?「自分」の正体は何?」「意識や精神はどこにあるのか。脳と心は別ものなのか。自分の中に別人がいる感覚や、鏡の中に自分がいる感覚。だれもが持ちうる違和感に焦点をあてる。」

「出生・学問・奉公・成人・結婚…。人は一生の中でさまざまな出来事に遭遇する。江戸時代後期に生きた人々が日々の暮らしの中で綴った古文書を読み解き、その実際の姿と彼らが生きた当時の社会の仕組みを鮮やかに描き出す。」

「「殉教」という言葉から感じるイメージはどこから来るのだろう。死した信徒は、「記憶」に留め、「記録」し、「伝承」することで再び存在しうる。」

「常識によって常識を超えられるのか? 常識は哲学の敵?なのか」「従来の哲学史研究において十分に解明されてこなかった近現代の常識論の系譜を哲学、思想史の両面から明らかにする」

「電気がもたらすもの、それはあたたかく幸せな暮らし。しかしこの幸せは、決して当たり前などではない。暮らしとは切っても切り離せない配電事業。その最前線に立つ技術者たちは果たして何を見つめ、どこへ向かおうとしているのか?」

「映画製作のために描かれたイラストや資料と共に、シナリオを読み解く貴重なビジュアルノベライズ。」

「「非国民文学」とは何か。近代日本が成立して登場した「国民」という概念を前提に、「国民ではない」と見なされた文学者を取り上げて、作品と生きざまを検証する。」

「インド最高の聖者サイババとご対面。大漫画家とマッドメンの地を旅し、世界の果ての雪原でトナカイの血を頂き、廃墟のチェルノブイリを彷徨し、時には謎の古代遺跡に呪われつつ、懲りずに澁澤龍彦の足跡を辿り、UFO村で人々の優しさに触れる」

「奄美の陋屋で死を迎え、このまま歴史の波間に埋没する運命にあった田中一村。異端の日本画家は死後いかにして見出されたか。その生前から下支えした無名の人たちの物語。」

「ローマ人の血が流れながら、ケルトの戦士として育てられた少年ベリックは、不作と疫病の原因として部族を追放され、ひとり父母の地ローマへと向かう。」

「建築史家であり、複合施設「ラ コリーナ近江八幡」や「多治見市モザイクタイルミュージアム」など斬新な施設を生み出す建築家として話題の著者が語る半生と、独自の建築・文明観。」

「名シーンをマンガに再現することで、名著の持つ「味わいのツボ」を上手につかむことができます。 さらに、時代背景や作家の解説を担当するのは、NHK「100分de名著」制作班。 」

「さまざまな原因で地球から消えた、動物たちの「絶滅」の理由とは?」「人気の動物学者が、哺乳類・鳥類約120種を興味深いエピソードとともに解説。動物の基礎情報、楽しいコラム、精巧なイラスト56点を掲載する唯一無二の事典。」

「日本における近代水道の整備過程を、明治初期から水道法が制定される1957年頃までを対象に考察。歴史学の立場から長期的かつ体系的にとらえる。」ニッチ!そして500P。分厚い歴史があるもので。

買った!テキストもたっぷりで役立ちそう。いい家がずらり。「通り土間で庭と畑をつないだ晴耕雨読の暮らし、子どもが内と外を自由に行き来する土間リビング、20坪の住まいにアトリエを構える定年後の家…」

「猫のいる日常の機微を、読売文学賞受賞の詩人が綴る猫好き必見のエッセイ。古今の猫をテーマにした詩についてもたっぷり語る。」詩人の佐々木幹郎さん、猫飼ってらしたのね。

「「食」は喫煙や飲酒よりも恐ろしい「死のリスク第1位」。」「「普通」に食べる大切さを世界的なフードジャーナリストが指し示す。」

「6年ぶり、シリーズ最新刊。」「厩務員、プロサッカー選手、恐竜学者、プログラマー、探検家、オーケストラ団員、料理研究家、吹きガラス職人、医師、の9職業を収録。」待ってました最新刊!

「大学では何をどのように学ぶのか? 高校までの〈勉強〉と何が違うのか? 大学で身につけるべき教養とは?」大学での勉強が一番楽しかった。学びに打ち込める環境、貴重だったなぁ。

「くじの当たり外れや、サイコロの目の出方、サッカーやじゃんけんの勝敗なども題材に、私たちの暮らしで生きている統計のしくみをのぞいてみましょう。」

「エアホステス、スチュワーデス……呼称/役割ともに変遷してきた日本の客室乗務員の歴史を通観し、「接客マナー」と「自分磨き」の技法と思考が独特な「おもてなし」の源流となっていく過程を考察」

「「今日、フリーダは眉毛をそりました」 本と、ネコを愛するすべての人に。美しい世界観、装丁が話題となった『ウラオモテヤマネコ』の作者・井上奈奈さんによる新たな女の子とネコの物語です。」特装版も出てます!素敵な表紙だ。

「それは北米の北方林、つまり、アメリカとカナダの国境付近から北極圏にかけて広がる地域のこと。世界最大の原生林の一つでもあるこの地には、カリブーやオオカミ、ホッキョクグマなど、様々な野生動物が生息しています」

「豊かな詩的想像力、類いまれな筆力を示した、中原中也賞受賞のデビュー作『狸の匣』から2年。自由と切迫のはざまで揺れ動く、最新15篇。」マーサ・ナカムラさん。存じ上げてなかったけど、気になる。

「「対話」「承認」「ケア」。本書のメインタイトルになっている、これらの三つの言葉の関係は、思いのほか複雑である」「ケアする私の前に、ケアされるあなたがいる。ケアされる私の前に、ケアするあなたがいる」

「いま私たちが目撃しているのは、むしろ複数の敵対性、すなわち社会のいたるところで、いたるところから、これまで自明視されていた基礎付けに異議を申し立てる「アンタゴニズムス」にほかならない」

「新旧の名外国人選手から交流の深い日本人選手まで、古今東西のプロレスラーたちの知られざる素顔、リング内外の仰天エピソードを明かす!」

「本書の目的は、ハンス=ゲオルグ・ガタマーの哲学的解釈学における芸術思想を、美学論的観点から究明することにある。」

「最新型のジャズ、アメリカのヒップホップ、ロック、ポップス、 さらにはカントリーから東アジア圏のポップスまで、いまポピュラー音楽を語るとき、どんな言葉が可能なのか」

「紹介するのは、まだ教科書に載せられるほど定説が定まっていないものや、いったんは教科書に掲載されたものの異論が唱えられて書き換えられてしまったもの、あるいは定説が定まっていないために、各論が併記されているものなど」

「北部シリアで、世界の関心を熱くし、列強を恐れさせる革命が継続している。」「独立自治政府が目指すは、草の根民主主義・ジェンダーの解放・エコロジー重視など先進的理念。」

「霊長類学、そして人類学はもとより、考古学、宗教学、生命科学、AI、西田幾多郎、今西錦司など、森羅万象を縦横無尽に往還しながら、閉塞した人類がまさにすすむべき未来を模索する」中沢新一さんと山極寿一さんの対談。

「放棄された場所、忘れられた場所、消え去った場所を、世界中から37カ所集めて紹介する。」

「真っ赤なリンゴ。ずっとしまっておいたらどうなるの? だんだん、だんだん・・・ だれも見たことのない、変わりゆくリンゴの姿を追った、346日の写真観察絵本!」死体が朽ちていく様子を描いた九相図みたいな本だ……!

「毒を使った暗殺は、人間の歴史と同じくらい古い闇の術である」「歴史上の人物から現代のテロリストまで、「静かな暗殺者」ともいわれる毒物の使用者、乱用者、犠牲者についての興味深い話が記されている。」

「ジュール・シェレやミュシャなどのアール・ヌーヴォーやアール・デコ、ロシア構成主義、シュルレアリスムなどさまざまな芸術運動と印刷技術の発達を関連させて作品を解説する。」

「邪悪な闇の存在でありながら愛と死を投影されてきたヴァンパイア。世界各地の伝説や伝承に基づく起源とともに、見た目のイメージを作った映画、ヴァンパイアが起こしたとされる実際の犯罪、近年のロマンス小説まで」

停電から見るアメリカ!そそる。「アメリカの停電の歴史を時系列で示しつつ、人文科学や社会科学の観点から、人々の動向や原因、背景などを考察し、アメリカ社会の歴史を読み解いていきます。」

「パリの街並を楽しみながら、数多の建物、石碑、人物の像、プレートに刻まれたフランスの歴史、記憶をひもとく。多元的な都市の時空を訪ねる異色のパリガイド。」

「人間にとって身近な鳥でありながら謎の多いツバメの実態に迫る。基本的な生態から、飛翔と渡り、恋愛事情、子育て、文化や人間とのかかわりまで、最新の研究で明らかになった事実などを盛り込みつつ、わかりやすく解説。」

「ウォール・ストリートは「大きすぎて潰せない」ゆえに政府に救済されさらに大きくなった。他方、メイン・ストリートの普通の人々は、所得の停滞、生活費の高騰、失業やローンに苦しみ、中間層から転落している。」

「フランスとはどういう国か。その歴史を図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに。コラム「そのころ、日本では」?も便利。」

「気高く鮮烈なコラージュ作品で人々を魅了し続ける岡上淑子。作品選定から構成、エッセイ執筆まで手掛けた貴重な自選作品集、新装版。」

「「足のうら」に焦点を当てる本シリーズ。第2巻は両生類・は虫類・鳥類。生き物は、水中から陸上へと生活環境を変えながら、体の形を適応させつつ、今日まで生きのびてきました。」

「寺山修司のダイアローグという手法とは、どのようなものか。本書では、この行動原理がかたちとなって表われる1960年代を軸に、新たな寺山像を浮かび上がらせていく。」

「ノンフィクション作家、名文家と評される著者が執筆にあたっての技術的なノウハウと考え方、そして出版業界の舞台裏を、書き手としての自身の歩みに即して綴ったハウツー本であり、自伝的エッセイ」

「業界ではノベルではなく、ノベルティとして扱われてきた映画ノベライゼーション作品」「100年間にわたるその歴史をひもとくならば、もはやノベライゼーションを抜きにして、映画は語れなくなるだろう」

「「あらしのよるに」を次の世代に手渡すために、そして、あらためて読みなおして味わうために……。あらしのよるの総集編とサイドストーリー5巻分の物語が一冊で読める「短編集」です。」

「従来、霊山は祖霊や水分神の居所とされていた。それに対し、著者は、伊豆山、日金山、富士山の信仰の根源にある噴火をもたらす火の神と、その現れである神龍の信仰に着目」

「日本の「職人」とイタリアの「アルティジャナーレ」はどこが違うのか。イタリア製品はどこに「価値」を生み出しているのか。」

「国家の発展に影響され形づくられてきたアメリカ哲学。宗教的伝統との関係も含めて、その歴史が重層的かつ精緻に描かれる。」

「巨大ピラミッド群や特異な世界観で我々を魅了し続けるマヤ文明の国家、都市、生活、宗教や経済まで、最新の発掘調査と共に徹底解説。」

「「おもてなし」からひもとくヴィクトリア朝の理想の主婦像! 中産階級の主婦が盲目的に支持したビートン夫人とは!? 」

「明治以後、今日まで150年間の、超能力・心霊現象・UFO・UMAにまつわる出来事・人物について解説。知られざる真相を公開!」

「戦後日本に、自由で深遠な「想像力」をもたらした「S-Fマガジン」。手塚治虫によって描かれた本気のSF寓話が、雑誌掲載時の特色2色印刷を完全再現したオリジナル仕様で初単行本化!」

「純U系レスラー第1号として旧UWF~新生UWF~UWFインターナショナル等で活躍した中野巽耀(当時は龍雄)がレスラー人生を総括する初の本格的自叙伝になります。」

「いちごを食べると口の中でプチプチプチと音がします。何の音でしょう? いちごの苗を植えて育ててみましょう。どんな風に葉っぱは生えていますか? 絵本を見ながら自然観察をたのしめる一冊です。」

「ある日、夫フロレンシオを誤って殺してしまったオノリーナ。なぜ、彼女は夫を殺す運命を辿ったのか?」「14歳で身売りされ突然始まった夫との貧しい生活、夫からの絶え間ない暴力、先住民への差別といった、おそろしく理不尽で困難な事実」

「世界に現存する68種すべての鷲を躍動感あふれる美しい写真とともに紹介」「それぞれの生息地でどのような進化を遂げてきたのか。繁殖や狩りはどのように行うのか。そして各地域の文化との関わりや、彼らが直面する脅威とは─。」

「本書はフィンランド観光局公認の岩田リョウコによる、初めてでも短期間でも二度目でも、とにかくフィンランド旅行を思う存分楽しむための最新情報が満載の1冊です。」

「ハルハ河・ノモンハン戦争(ノモンハン事件)の全体像を解き明かし,20世紀前半の北東アジアの秩序の形成と維持に果たした日本・ロシア・中国・モンゴルの役割をよみなおそうとする」

「皇帝の圧政に苦しむ北の民を見かねた見習い魔法使いのシンジビスは、魔法使いである祖母の忠告に逆らい、皇帝の街へひとり向かう。そこは正しい者が処刑され、不正が横行する非道の街だった。」

「魔法使いにだけわかる言葉を伝える不思議な太鼓、ゴーストドラム。ニワトリの脚を持つ家に住む、若い女魔法使いチンギスは、ある日ゴーストドラムを通して救いを求める叫びを聞きつけた。叫んでいたのは皇子サファ。」

「『「大東亜共栄圏」の形成と崩壊』(1975年に刊行)は、それまで緊密に共同研究していた原朗氏の研究構想と研究成果を巧妙に剽窃した著作であった、という約45年前の出来事について、原朗氏(東京大学名誉教授)が言及したことから始まった」

「多忙ななか、京都出張の折りに震えるほどおいしい卵サンドに出会ったり、魚卵好きで朝から明太子のために行列に並んだり。迷路のような渋谷で途方にくれたり、まったく進まない本棚整理を楽しんでいたり。」

「「今さえよければ自分さえよければ、それでいい」――サル化が急速に進む社会でどう生きるか?」「嫌韓ブーム、AI時代の教育、高齢者問題、人口減少社会、貧困、日本を食いモノにするハゲタカ……モラルの底が抜けた時代に贈る、知的挑発の書」

「美術家自身が意図して作品に同化することも、他者が作品と美術家を同一視することも、様々なかたちをとって、くりかえし起きている。時代や地域を超え、普遍的に見られる現象なのである。」

「芸能界屈指のゴシップ好きが容赦なくイジり倒す、アクの強いお笑い芸人たちの知られざる伝説!」「「週刊新潮」連載時から話題の、いくら毒舌を吐き続けても絶対に嫌われない男だから書くことの出来た「吉本バイブル」、ここに誕生!」

「日本各地や朝鮮半島に日本人の祖形を探り、アイルランドやオランダ、そしてアメリカに文明の起源をたずねた司馬遼太郎。『街道をゆく』をつらぬく独自の感性を解き明かし、行き詰まった現代社会のその先まで見晴るかす。」

「調査・研究・教育に半世紀にわたり携わってきた著者が、アイヌ語の文法・系統・口承文学を分かりやすく解説。アイヌ語が置かれた状況に対するその時々の発言や、金田一京助らアイヌ語研究者の思い出など貴重な論考も収める」

「人工知能は、芸術家の夢を見るか? 人工知能が、将棋の永世名人を破るときが来た。映画や小説の面白さを分析、数値化し、それに基づいて魅力的な物語が生まれるようになった。では、AIが制作した作品は「芸術」と呼べるのか?」

「デブで偏屈なドラマーのビング、性的妄想が止まらない画家志望のエレン、高学歴プアの大学院生アリス。それぞれ苦悩を抱えつつ、不確かな未来へと歩み出す若者たちのリアルを描く、愛と葛藤と再生の物語」ポール・オースター×柴田元幸!

「民藝運動に深く関わった英国人陶芸家リーチの主著がついに現代仮名遣いで復刻。モダニズムとの思想的対峙から実務的な所見までーー」

「『アイリッシュマン』が話題の巨匠マーティン・スコセッシの作家性と作品世界を、多彩な論考をとおして読み解く映画ファン必携の一冊。」

「ナダルとの伝説的な死闘を分析しつつ、テニスの本質を体現するフェデラーの魅力を精緻に綴った名エッセイのほか、5篇を収録。」写真も表紙もカッケー!

「リーチが開いた「リーチ工房」100周年を記念。その最期を知る著者により、後継者の活動までを豊富な図版で伝える民藝最前線。」

「UFCの殿堂入りをした総合格闘技界のレジェンド桜庭和志。二〇〇〇年のホイス戦をクライマックスに彼の存在意義を炙り出す。」

「月岡のもとに持ち込まれる謎めいた依頼の数々。生きる欲望に貪欲に突き進むうち、いつしか異界に迷いこむ。ブラックユーモア短編集。」

「世界的な建築家安藤忠雄原作、人気絵本作家はたこうしろうが絵を担当した、安藤氏初の絵本です。安藤氏設計で2020年3月1日オープンの『こども本の森 中之島』。絵本の舞台はこの『本の森』です。」

「気鋭のアイルランド研究者により、これまでばらつきのあった人名などの固有名詞をなるべく原型に近い形で統一。独自の世界観を忠実に再現した決定版。」

「東日本大震災後、福島県南相馬市に転居した作家・柳美里が5年にわたって綴った珠玉のエッセイ47篇。」「現地の高校で講義や演劇指導を行うかたわら、書店兼小劇場をオープンするなど、被災地の人々と生活を共にしつつ歩んだ家族の軌跡。」

「地球に最も近い天体である月は、古代エジプト、イスラム、ルネサンスから近現代の科学者まで、無数の人びとを魅了し、科学研究を動機付けてきた。」

「宇宙船が今で言うセスナ機ぐらい身近になった世界のお話。機械やプログラミングに妙に長けている主婦・鵯(ひよどり)ソラは、病気で亡くなった夫の遺骨を義母に届けるため宇宙へと旅立った。」

「「人間」は、じつは近代になってから登場したものであり、それは時代に規定される知の枠組みである《エピステーメー》の歴史的変容によって、いずれ終焉を迎えるだろう」

「有史以前から、生活のために利用してきた植物由来の化学物質。それは植物が自身の生存のために作り出した二次代謝による産物であり、我々はその多様な物質から、香り、味、色、そして薬効などさまざまな恩恵を受けてきた」

「日本・海外での調査を踏まえ、アートによる追悼といった新たな視点も含め、惨事を記憶継承する行為について根本的に考察していく。」

「ウィトゲンシュタインの死の2日前まで書き続けられた手稿『確実性について』を「スレッド-シークェンス法」をもって分析し、ウィトゲンシュタイン最後の思考を解明する。」

「第三四三海軍航空隊やリヒトホーフェンと言った著名な部隊・人物の戦歴から、日本本土防空戦やバトル・オブ・ブリテンなどよく知られた戦闘について「なぜその結果にいたったのか」 を丁寧な資料精査を基に解説。」

「かつて「よそ者」は、警戒・忌避される存在であったが、定住社会から移動社会への移行、グローバル化による国境を越えた人口移動により、いまでは、その存在抜きには社会が成り立ちえないほど存在感を増してきている。」

「原材料をたどってみると海外からやってきたものがほとんどだが、どうやったら自分たちでイチからつくることができるのか、試行錯誤しながら挑戦する。」

「大著『21世紀の資本』で世界的なブームを巻き起こしたピケティが、不平等にかんする経済理論の骨格を簡潔にまとめた書。経済的不平等の原因を資本と労働の関係から理論的に分析する」

「三島は、矛盾に富む人だった。文学を愛し古典の教養溢れる一方で、日本の自然や食文化には無頓着。国内より海外で評価されることを切望し、貴族の存在を嫌いながらも度々作品に登場させた。」

「人間関係の苦しみ。親の介護。差別への憤り。政治への不満。生きる意味。人生相談に応じて宇多丸が触れる400本以上の映画の中に、必ずあなたの特別な一作がある! 」

「危険を避けるためにルーカスはべラを里親に預けたが、そこは650キロも離れた田舎町だった。ルーカスに会いたい。強い思いに駆られたベラは、匂いを頼りにひとり歩き出す。あの家を目指して――。」

「自分の正体を告げる瞬間、オーケストラとピアノ・ソロの感動的な音楽がかかる」「それを突き止めるまでの7年の彷徨を振り返りながら、そのプロセスを経て、クラシック音楽鑑賞の醍醐味を知るまでを感動的に描く」

「東日本大震災後、学校は災害経験とどう向き合ってきたのか。陸前高田の中学校における8年にわたるフィールドワークを基に描き出す。」

「自由自在に時空をまたいで進む物語は、100人以上の登場人物の日常が織り込まれたタペストリーのよう。覗いているうちに、読者もまた、著者の作り出す世界の住人になってしまう。そして、思いもよらぬ地平へと連れてゆかれる。」

「スポーツ文化評論家・玉木正之が、文化としてのスポーツの魅力を解き明かすコラム集。 “スポーツとは何か? という問いを考え、その意味を理解することで世界が広がる。」

「どの村も歴史ある石積みや木組みの家屋が寄り添うように建ち並び、立派な聖堂を持っていた。美しい景観やまだ知らぬ歴史文化に新鮮な驚きとときめきばかり。旅が終わる頃には心が高揚感で満たされていた――」

「一般的には「異常」や「障害」としてネガティブにとらえられがちな〈色盲〉。だが、そういったイメージは「近代」によって作られたものにすぎなかった――。」

「「知能とは何か」「認識するとはどのようなことか」という論点まで立ち戻り、哲学・心理学・システム論からの知見を紹介」

「論理学というのはなかなか不思議な学問で、頭の中で考えるだけで広がってゆく世界です。その意味では数学に近いのですが、それが日常の言葉に即して展開されるところが論理学の独特さです。」

「なんの動物のあしかな?なんの動物のあしか、わかるかな?キリン、ねこ、カエル、だちょうが登場します。動物のあしをクローズアップし、どの動物が想像する絵本。」

「なんの動物のあくびかな?なんの動物のあくびか、わかるかな?ライオン、カバ、ラクダ、ゴリラが登場します。動物のくちをクローズアップし、どの動物があくびをしているか想像する絵本。」

「表現規制のディストピアをふんわりしたキャラクター達のコミックと描きおろしエッセイで綴る。「未来」とは「未ダ来タラヌ」。来てほしくない、でももしかするとすぐそこまで来ているかもしれない暗黒。」

「「人類の幸福の源は、食にある」とジャック・アタリ氏はいいます。」「富裕層は何を食べているのかといった世俗的な話題から貧困層の食事は何か、世界の飢餓はどうして起こるのかなど、世界的な課題に関しても鋭い分析は留まりません。」

「絶滅が危惧されているしまふくろうの今を、長年見続けて来た動物写真家の前川貴行が、ヒナの巣立ち、仲の良いつがい、獲物となる魚たち、狩りの意外な実力など、生命力溢れる姿をカメラでとらえ、熱い文章で伝える写真絵本!」

「アリババが運営するホテル、店員がいない「無人書店」、町中を走り大量のシェアバイクなど、デジタル化が急速に進む中国の消費サービスを実体験! 丹念な取材と現地の聞き込みを通して見えてきた「中国IT社会」の光と闇とは」

「ほとんどのローカル鉄道の経営は火の車である。」「キーワードは、観光、ブランド、シェアリング、協働、イールドマネジメントである。」

「他者を取り込む〈翻訳〉という行為をキーワードに、夏目漱石、太宰治、小山内薫、芥川龍之介、宮本百合子から三島由紀夫、村上春樹、水村美苗などを読み解き、日本文学とロシア文学の相互作用に光をあて新たな文学誌を浮き彫りにする」

「イニシャル刺しゅう用のおしゃれなアルファベット、子供たち向けのかわいいひらがなの他に、記念日の贈り物にぴったりなお名前入りのフレームなど、多彩な作品を取り揃えました。」

出版社の熱気がすごいのでぜひ読みたい。「ペンギン会議の全面協力で単行本に熟成しました!!」「施設訪問旅のお供に必携です!!」「ペンギンの今と未来を考えるまたとない1冊です!!」

「歌う人のポートレート・シリーズである。」「歌うという行為は普遍的で、歌う人には共通する何かがある。著者が捉えた瞬間の表情が、世代や背景、性別や人種を越えて、写真を見る人への共感を喚起するのだ。」

「1969年の連載開始から半世紀にわたり、いまや世界中の子どもたちを魅了している『ドラえもん』。そこに込められた「弱さ」と「まっとうさ」にまつわるラジカルな思想。」

「大仏さまと「巨」なるものを集めた旅のすすめ、西日本編が満を持して登場。1400歳の仏像界のレジェンドから、大阪のビルの窓からのぞく謎の仏像の正体、森の中にひっそりと座りつづける未完の大仏まで。」

雑誌「コトノネ」の最新刊。「「ないものはない」海士町の福祉」「わたしへの喜捨は、神さまに返してもらいなさい」「自分で、もいで、つかんだ「人権」は、どんな味ですか」

「記念すべき20号目は「探偵小説」大特集!!ここ数年、国内外で「シャーロック・ホームズ」シリーズの度重なる映像化が注目を集める中、今年2020年はアーサー・コナン・ドイル没後90年目を迎えます。」

「文化は、継承されなくてはならない。 長年アイヌ文化の伝承と作品制作活動に携わってこられた、小川早苗氏と加藤町子氏のコレクションを纏め、178点を掲載。」

「絵本の世界のようなかわいい雰囲気の散歩道、歴史あるロマンチックな街並の散歩道、水辺が心地いい散歩道、緑いっぱいの散歩道など、いつかは歩いてみたい散歩道ばかりを揃えています。」

「今、必要なのは、情報でも評価でも判断でもなく、期待せずに、平気で待つ勇気。『ボクは坊さん。』から10年―『理趣経』をひもときながら綴る、進化するポップな坊さんの現在地」

「あっぱれ 武将絵本の登場です! ガイコクからやってきたルーカス・ブルーノ・アントーニオ日の本ジャポンで出会ったのは…オダ・ノブーナガ!?」

「「懐かしくて新しい」独特な空間は、どのようなアイデアのもとに生まれるのか。利用者がついホッとしてしまうのは、どのような仕掛けによるものか。なにげないデザインに隠された、銭湯側の思いとはどのようなものか。」

「地上にへばりつき、私利私欲にまみれて生きる人間たち。その業の深さを、SFやホラー、サスペンスなどの形を取りながら描いた手塚治虫の傑作短編シリーズの、雑誌掲載時のオリジナルの形での初単行本化です。」

「東洋医学の基本的な理論や考え方、西洋医学との違い、診断や治療の仕方、漢方薬や鍼灸の基本、正しいツボ押しのやり方、養生の生活への取り入れ方について、図解をたくさん使ってやさしく解説しています。」

「氷の嵐、炎に縁取られた塔、雲の海に浮かぶ“高楼都市”―中期傑作短篇集、本邦初訳。」アンナ・カヴァン、まだ読んだことないんだよな。

「多様な性的アイデンティティを持つ女たちが集う二丁目のバー「ポラリス」。気鋭の台湾人作家が送る、国も歴史も超えて思い合う気持ちが繋がる7つの恋の物語。」

「デジタル化する社会におけるマーケティングの理論と実践。サービスが読み解く消費者行動とオペレーションの融合。」

「インターネットは世の中の「速度」を決定的に上げた。しかしその弊害がさまざまな場面で現出している。世界の分断、排外主義の台頭、そしてポピュリズムによる民主主義の暴走は、「速すぎるインターネット」がもたらすそれの典型例だ」

「林立夫による初の自伝。青山育ちの著者がさまざまな人間関係を築いた“昭和・東京”―そこには50~60’sのR&Rやポップス=“バックビート・ミュージック”に多大な影響を受けた“ギャング”たちがいた。」

「「生きづらさ」なんかに、私は負けない。笑いたきゃ笑え。自殺未遂、援助交際、自己否定スパイラル…。不器用すぎる「居場所探し」の記録。」

「レアメタルの需要がこのまま増加すると2040年には破綻する……。いまや産業・生活になくてはならないレアメタルをめぐる状況と問題を政治や外交、地政学などさまざまな観点から掘り起こしたベストセラー」

「もうどくは手から毒がでるから友達と手をつないだことがありません。みんなとちがうへんな色の毛を隠すためシーツをかぶっていて、石を投げられたって誰も困らせたくないから痛くても泣きません。」うう、健気なもうどく……

「著者は、アメリカの代表的な新聞、「ニューヨーク・タイムズ」紙の社内弁護士」「大統領から名誉棄損で訴えられるかもしれないニュースを報じるべきか、見送るべきか。 …そんなニュース編集室の議論の内側を描く。 」

「1993年に発表されたマンガ研究書です。初版刊行以来、全米のマスコミ、コミックスファン、アカデミックな研究者から大きな注目を集め、現在欧米ではコミック研究の基礎文献のひとつになっています。」

「欧米の日本語学習は対日戦略とともに展開した」「幕末の日本産「蚕」や日露戦争後の日本に注がれた関心が日本語の研究を促すなど、動機は意外なところにあった。」

「英国人医師マンローは、医療の傍ら北海道でアイヌ文化を研究し、記録」「クマの魂を送る儀式「イヨマンテ」、道具や衣服、祈りなどの様々な習俗を、国立歴史民俗博物館所蔵の映画・写真資料で紹介」

「子どもも大人も、楽しいことするなら芝生の上が一番と知っています。ところが昆虫や動物や鳥の身になって見回してみると、違う景色が見えてきます。視点を変えることで、私たちの世界が多様性に満ちていることを伝える美しい絵本。」

「なぜ、渋沢栄一は、約500の会社を設立・成功させることができたのかーー「経済と道徳の合一主義」とは何かーー」「死後七年にあたる昭和13年(1938年)に出版した『経済と道徳』を再刊したものである。」

「大和自動車交通の礎を築いた創業者として、タクシーを近代的業界へと成長させた重要人物として、後世に語り継ぐべき、新倉文郎の人生を総まとめ。」

「砂と人間長きにわたる付き合い、とくにこの数百年の砂なくしてはあり得なかった発展―20世紀のコンクリートの発明と、21世紀のデジタル技術―を紐解きながら、いま砂が瀕している危機を見つめる。」

「エロ雑誌、性具、パンパン宿、ゲイバー、夫婦交換など、戦後日本の性風俗を作り出した達人たち。戦争の傷を負い、高度経済成長の陰に咲いたエロの花々を描く。」

「香港でなぜあれほどの騒乱が起こっているのか。そして、それは解決可能なのか。香港在住70年のベテランジャーナリストが暴く「一国二制度」の欺瞞に満ちた実態。中国の圧迫が生んだ「香港人意識(本土意識)」の高揚に光を当てる」

「500メートルにも達する傑出した規模、特異な形は、社会のしくみをいかに反映するのか。エジプト・アメリカ大陸・中国など世界各地の巨大モニュメントと比較し、日本の古墳の特質と謎に迫る。」

「自らの過去を探す旅を続けるアウステルリッツ。建物や風景を目にした瞬間に、フラッシュバックのようによみがえる、封印され、忘却された記憶……それは個人と歴史の深みへと降りていく旅だった……」

「競泳用水着とゴーグルの工場に潜入。無縫製の超音波ミシンやくもりどめ。最先端の技術と匠たちの手で選手のパフォーマンスを支える。競泳水着とゴーグルの裏側にせまる。」

「柔道畳の工場に潜入。丈夫で汚れにくい塩化ビニールを電動ノコギリで切り、自社開発の縫製機で縫い上げる。約14キロ、安心安全の柔道畳の裏側にせまる。」

「卓球ボールの工場に潜入。ドロドロのプラスチックを固めて丸い形に接着。長時間磨いて厳しい検査に合格したら、最高級のボールが完成! 卓球ボールの裏側にせまる。」

「競技用車いすの工場に潜入。切ったパイプを測って曲げて溶接して組み立てる。設計から仕上げまで全てひとつずつ手作り。車いすバスケの競技用車いすの裏側にせまる。」

「足型に合わせ、ものすごいはやさで各部位を貼りつける。つま先の吊り込みから靴底の圧着まで。ランニングシューズの裏側にせまる。」

「発行以来三十年以上経っているにもかかわらず、『魔女の宅急便』は書店の棚に残りつづけている。その理由はどこにあるのか?この書はそれを探ることが目的である。」


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