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「11月2周目」の気になる新刊 68冊

毎週更新している、1週間分の気になる新刊情報です。

東京から地方に移住し、大型書店が身の回りになく、続々と世の中に生まれ落ちている本の情報を得にくくなりました。

そこで、出版される本の情報を毎日ネットでチェックするように。気になる新刊をチェックし、気になったものを毎日、下記のように Twitter に投稿しています。



この記事は、その1週間分のまとめです。

なお、本記事の紹介文は、どれも版元が提供しているあらすじからの引用です。

そして、各Amazonリンクにはアフィリエイトタグが貼ってあります。こちらで得るわずかばかりの収益は、次なる新刊に手を伸ばす費用として溶かしていきます。

それでは今週も、どうぞ!

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1300年前から読み継がれる日本の原点!もはや教育の現場から姿を消した「神話」。なぜ神話が存在し、人々は神を崇めるのか?古来より人々は歴史を神話に例えて語り継いできた。それを日本で初めて文字として書き記したのが文官・太安万侶である。有史以来、長い日本の歴史を紐解くべく、数世紀にわたる編纂を経て伝えられてきた日本最古の歴史書のひとつを漫画化。※『まんがで読破 古事記』(ISBN:9784781602769)の新版です。


弱虫は幸福をさえおそれるのです波乱の人生を歩んだ文豪・太宰治が、死の直前に書き上げた傑作自伝的小説。「人間はなぜ生きなければいけないの?」世間を恐れ、道化を装い、周囲を欺き、ありのままの自分を隠してきた少年・葉蔵。やがて葉蔵は拒否することのできない青年へと成長していく。愛を求めながらも他者への恐怖に苦悩する孤独な生涯とは?※『まんがで読破 人間失格』(ISBN:9784872578102)の新版です。


1300年前から読み継がれるロングセラー!日本という国は、そして日本の天皇制は、いつどのように成立していったのだろうか?それらを示す伝承や記録などをもとに、日本創世の神話がら続く天皇家の系譜と物語を日本の正史として記されたのが「日本書紀」である。飛鳥・奈良時代にまとめられ、実に1000年を越える昔からわが国の起源を伝えてきた歴史書を漫画化※『まんがで読破 日本書紀』(ISBN:9784781602776)の新版です。


わかっていますか?恋は罪悪ですよ?日本文学史に輝く文豪・夏目漱石が人間のエゴイズムに迫った名作を漫画化!人間を信用せず、豊富な知識を持ちながら仕事にも就かず、美しい妻と隠居生活を送る「先生」には、人には言えない暗い過去があった。ある日、「先生」のもとに突然、一通の遺書が届く。遺書が物語る「先生」の壮絶な過去とは?


「贅沢は敵」と批判されたパーマネントは、実は戦中も大流行しており、客は店に大行列、防空壕にもパーマネント機が持ち込まれていた。モンペは日中戦争開始後、防空演習で着用され注目を集めたが、実際にはすぐ下火になり、「モンペが不格好で不人気だから防空演習への参加率が悪い」と取り沙汰されたりした。戦時期は統制経済や節約といったイメージで語られがちだが、女性の洋装が広まり、お洒落の意識が変化した時代でもある。統制と流行と近代化の狭間で大きな社会問題となった、女性たちの「お洒落」とは。


1887年、『緋色の研究』にて世に登場して以来、シャーロック・ホームズは、小説、コミック、映像、ゲームなどメディアの変遷に乗り、名探偵として世界中で親しまれてきました。国と世代を越えて、どうしてこれほど人気を保ち続けているのでしょうか?  本書は、日本屈指の研究家がそんなホームズの謎に迫り、魅力を初歩から解説します。マニアも楽しめる読み所とエピソードが満載、資料も入った永久保存版です。これから読む人には最高の入り口となり、正典60篇を読み終えた人にはその後の指針たらんことを!


ゲーリング、ゲッベルス、ヒムラー、ハイドリヒ、ボルマン、ヘス。これらの名は第三帝国における権力や威光の同義語だ。だがおそらく、カーリン、エミー、マクダ、マルガレーテ、リーナ、ゲルダ、イルゼといった名はさほど知られていない。これらは悪名高き男たちの陰にいた女たちだ。独特な個性が複雑にからみあった彼女たちはヒトラーに魅了され、彼女たちの日常生活はナチのイデオロギーに支配されていた。ナチズムが勃興から衰退に至るまで、この女性たちは愛し、亡くなり、子育てをし、夫婦喧嘩をし、夫人同士で争った。その間ずっと、強大な総統の愛顧を得ようと争った。それなのに、彼女たちはほんの脇役としてしか扱われず、その重要性は無視されてきた。夫の殺人行為には気づいていなかったかのように。


少女モーディーが、バレエ修行の後、時代を象徴するバレリーナとなるまでを描く傑作。バレエマニア・ゴーリーによる光と闇の物語。


都立高校を卒業しアメリカ留学した尚美は拙い英語のせいで孤独な日々。どん底に現れた美味しくてあたたかい食事と人種も性別もバラバラの学生たちが、彼女を変えていき……感動の青春成長譚!


ニーチェの言葉か、漫画のコマか? 日々の気づきからセクシュアリティ、社会問題までを捉えた、たった140字の「有限性の哲学」。新たなツイートを加え、著者自ら再編集した決定版。松岡正剛氏絶賛!


論語を短い物語にするユニークな手法で、80年以上読み継がれてきた超ロングセラーが、大幅に読み易くなってよみがえる。全ての現代人にとって座右の書となる論語入門の最高峰。解説=齋藤孝。


鈴木は「すすき」? 佐藤・加藤・伊藤の系譜は同じ……?約29万種類もある日本の名字の発生と系譜、家紋の由来と種類、その系統ごとの広がりなど、ご先祖につながる名字と家紋の歴史が的確にわかる!


日本語はこんなにも、愉快だ! 古来、日本人は日常の言語に「あそび心」を込めてきた。なぞなぞ、掛詞、判じ絵、回文、都々逸……生きた言葉のワンダーランド、もう一つの日本語の歴史へ。


デザイナーに必要な力を養うために、デザインの「読み(=理解・想像)」「描き(=表現・創造)」を、分析・理解・演習の三段階で学ぶ。1テーマ見開き8頁構成で読みやすい。本書との出会いで、デザイン発想のスイッチをONにしよう。新たな創造的視点を生むきっかけに。


今年もクリスマスがやってきます。サンタさんのお仕事が楽になるように そしてトラブルがへるようにお助けエルフたちがマニュアルをつくりました。たとえば…まほうのそりのワクワクする装置 トナカイのあやつり方 プレゼントの取りあつかいそして身だしなみも大事です。配達は特急で! そ~っとえんとつを下りたのに 子どもに見つかったら?お仕事マニュアルの「やることリスト」をチェックして


かつて地上には何種ものヒトがいた。なぜ私たちホモ・サピエンスだけが生き延び、繁栄することができたのか? 世界的ベストセラーの公式漫画化、ついに始動! 全頁フルカラー。


人類10万年の歴史を2時間で駆け抜ける! 原発と福島の歴史を問いなおし、第64回岸田國士戯曲賞を『福島三部作』で受賞した劇作家・谷賢一が次に挑戦するのは、人類の歴史!  約7万年前から現代に至る「ホモ・サピエンスの全史」を凝縮した本作は、無言劇と音楽劇と会話劇をハイブリッドする画期的な戯曲。  二足歩行、言語の獲得、コミュニケーションによる進化……科学革命による圧倒的な進化を遂げてなお、未来へ発展し続ける。人類はなぜ、力のつよい他の生物を押しのけて、この地球の頂点に君臨できたのか? 


なぜ、こんなところに空港が? 『 空港をゆく』(イカロス出版)シリーズなどを制作した編集・執筆陣が、全国の97空港のデータからディープな情報を厳選。歴史を語る貴重な古写真も多数!! 全国97空港から厳選! 立地や構造、運営にまつわる雑学を日本一マニアックに掘り起こす!1章 空港の基本2章 四大空港の謎3章 ローカル空港――立地・建設の謎


八重山の秘境、西表島。 千を超える滝と無数の沢を持つ森。 滝を登り沢から沢へ、分水嶺を越えて滝を降りる。 立ち入る人もいない島の最奥地をゆく、西表島単独遡行記。 沢の一覧、遡行図等の資料も収録。


時間を巻きもどしてみましょう.一匹の賢いサルが木から下りて,世界をすっかり変えてしまいました.ほかのどんな動物にもできなかったことです.わたしたちの起源をたどり,人類の歴史にその名を刻んだ親せきたちに会いにいきましょう.


みなさんは、地球の本当のすがたを知っているでしょうか?  さあ,太古の世界にタイムスリップして,恒温動物だったワニをさがしに出かけ,足のあるヘビが穴掘りをしているところを見に行きましょう.島にくらす恐ろしい巨鳥や,小さなゾウに会いに行きましょう.生命が海から陸にはい上がった瞬間,わたしたち霊長類の祖先が木から地上におりた瞬間――この地球の歴史は,すばらしい物語にあふれています.


日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ第5巻アン25歳、グリーン・ゲイブルズの果樹園で、ギルバートと結婚。フォー・ウィンズ(Four Winds)の海辺で、夢の家に暮らす。運命に翻弄される美女レスリー、昔の恋人を想い続けるジム船長、男嫌いのミス・コーネリアと心を通わせ、迷える人々を照らす灯台となる。そして母になるアンの喜びと哀しみ、永遠の別れ……。人を愛する心の尊さを描く大人の傑作小説。・特徴1)日本初の全文訳英国詩人ブルックの詩「旅人の歌」に始まる初の全文訳。従来訳で省略、改変された文章を、モンゴメリの原書通りに翻訳。


 野生動物は本来、人間の活動と関係なく生きている。しかしたとえばインドでは、トラやゾウが通る森に暮らす村人は、夜間の外出時にしばしばこれらの野生動物と出くわしてしまうことになる。そういう時は一定の距離をとるのが鉄則となっている。これはいわば「身を守るために保つべき距離」であるが、本書がテーマとする「ソーシャルディスタンス」はこのような距離のことではない。「人間が野生動物の住む世界にできるだけ影響を及ぼさないためにとるべき距離」のことである。人間が支配も管理もできない、またすべきではない野生動物の生命と存在を尊重し、認めることの重要性、つまり「心の距離」という考え方を伝えたくて本書を著した。 


【比較文明・比較文化への眼差し】 ペルシア文学の泰斗、イラン学先導者の名著が甦る! 大地に伏して全能の神に祈り、詩と雄弁を愛し、 灼熱の砂漠に生まれた神秘主義に陶酔する。 達意の筆で、内なるイランを開示する。 


ロベール・カンパンやファン・エイク兄弟に始まる初期ネーデルラント派の名声は一五世紀当時からヨーロッパ中に広まっていた。その初期の、ヤン・ファン・エイク作品の「驚くべき技巧」やロヒール・ファン・デル・ウェイデンの《十字架降架》に表わされた「悲嘆と涙」の描写などが絶賛され、受容されていく。これら北方美術の進展を、個別の事例やテーマの検討を通して、作者や仲介者の動き、あるいは受容者や社会へと投げかけられる波紋を浮かびあがらせ、ネーデルラントを中心に織りなされた美術の国際交流──イタリア、スペイン、フランス、そして神聖ローマ帝国──の意義/宇宙を明らかにする。


池澤夏樹さん推薦!!! 「この人、何者?  極上のエッセーで、文体が弾み、とんでもなく博識で、どうやらフランス暮らし。俳句を作る人らしい。一回ごとに漢詩の引用があるが、その漢詩はいつも角を曲がったところに立っている。しなやかな和訳と読解が続く。 世の中は驚きに満ちている、と改めて思った。」 (本書帯文より) フランス在住の俳人・小津夜景さんがつづる、漢詩のある日々の暮らしーー  杜甫や李賀、白居易といった古典はもちろんのこと、新井白石のそばの詩や夏目漱石の菜の花の詩、幸徳秋水の獄中詩といった日本の漢詩人たちの作品も多めに入っていて、中国近代の詩人である王国維や徐志摩も出てきます。


慣れた景色、何の変哲もなくみえるこの世界……当たり前すぎて気づかない、ふつう考えもしない身の回りのことについて、いろいろな方向から手当たり次第に、いつもとはちょっと違う見方で「人類学的」に観察の目を注いでみると、思いもかけない驚異に満ちた世界が露わになる。私たちが生きているのは、退屈なわかりきった世界ではない。この世界そのものが奇蹟なのだ。知っていたつもりの「未知の世界」へ誘う、人類学者による観察+考察のエクササイズ。


コロナ禍で“巣ごもり”が日常的になって、外に出ない/リアルに会わない“新しい生活”が推奨されるような空気がまだ漂います。そんな「ひきこもりノーマル」な時代に、どうすれば、焦げついた「苦しい」コンディションに陥らずに済むか?  を考えませんか。  本書では同時に、社会の“みんな”目線からくる窮屈さの問題や、集団のなかでも“ひとり”で居られるためのコツなども、伝授されます。――著者は九州大学病院で「ひきこもり外来」を開く精神科医です。当事者や家族の支援活動にも長らく携わっておられます。


『鉄腕アトム』『ブラック・ジャック』『火の鳥』を生んだ、手塚治虫の「マンガの描き方と技法」が一冊の本に。この一冊で、ストーリーづくりからコマワリまで「マンガの基本」がしっかりわかります。


旧石器時代から高度成長時代まで。巨匠・石ノ森章太郎のライフワーク『マンガ日本の歴史』が遂に新装版で刊行開始! 始まりは古代史のヒロイン卑弥呼から。水稲耕作の伝来とともに弥生文化が栄えゆき、やがて中国の統一王朝・後漢に朝貢した倭の奴国王は、光武帝から金印を授かる。弥生時代後期の「倭国」が大乱から統合へと向かいゆく有様と、邪馬台国の実相に迫りつつ、弥生文化が日本列島各地域に定着していく過程を描く。  原案執筆・義江彰夫〈目次より〉序章 後漢王朝へ、倭の奴国より……


活字~写植~デジタルフォントと三世代にわたり続く日本の書体の歴史のなかには、その存在の重要さに関わらず、あまり知られていないデザイナーがいる。その筆頭が、金属活字・写植・デジタルフォントの三世代で書体デザイン・制作・監修を経験し、特に写研で大きな功績を残した橋本和夫さんだ。日本の書体史の主軸となる部分を築いてきた人である。本書では、橋本さんのロングインタビューを通して、これまであまり語られてこなかった、だが間違いなく現在のルーツとなる書体デザインの舞台裏を浮かび上がらせ、日本の書体の知られざる流れを紐解いていく。


世界有数のクモの専門家6人によってまとめられた、クモの行動や形態的な特徴や、驚くべき適応進化の様子を豊富な写真とともに解説したクモ学の入門書。日本語版監修は日本のクモ学の第一人者・奥村賢一氏と小野展嗣が担当。


猫も杓子も東大も。大学は大学らしく猫の世界を掘り下げます。世はまぎれもない猫ブーム。一方で、ハチ公との結びつきが深い東大ですが、学内を見回してみると、実は猫との縁もたくさんあります。そこで、猫に関する研究・教育、猫を愛する構成員、猫にまつわる学内の美術品まで取り揃えて紹介します。


21世紀を生きていく若者には、新しい学力が求められている。わが国でも、「総合的な学習の時間」の導入以降、自ら考え、自ら学ぶ児童生徒の育成が期待されたが、日本の学校教育はいまだ変革の途上だ。多くの学校では、今でも一斉授業が主流であり、教師が熱心に話し、生徒は真面目にそれを受け入れている。新しい学び方が求められていることは、認識しつつも、従来型の古い教え方を捨て去ることができていない。「主体的、対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」への関心も高まりつつあるが、部分的に討議や発表を取り入れる程度で、授業の本質的な変革には至っていないと思われる。 本書(Beat Boredom-Engaging tuned-out  teenagers)は、そのような現状に一石を投じ、本格的な授業改革に踏み出したいと考える教師に、実践のアイディアと多くの示唆を提供してくれる貴重な一冊である。


誰もが、性的マイノリティである「男/女」と単純に分類しがちな我々の性は、とても繊細で個別的だ。だが今性を語る言葉は、あまりに人を対立させ、膠着させるものに満ちている。巷間言われる「LGBTQをはじめとする性的マイノリティの多様性を認めよう」ではなく、「そもそも性的マジョリティなど存在しない」という立場からセクシュアリティとジェンダーをめぐる言説をあらためて見直すと、この社会の本当の生きづらさの姿が見えてくる――。


わたしのまちでは、長い冬のおわりに、氷上カーニバルというおまつりがひらかれるの。子どももおとなも、みんなが仮装をして、氷の上をすべるのよ・・・・。  北海道札幌市で昭和のはじめからおわりごろにかけて行われていた冬のおまつりです。2月、札幌の人々は、雪にとざされた冬の終わりを祝うため、さまざまな手作りの仮装をして中島公園のスケートリンクでカーニバルをしました。


第一章では、主に「有限者」のあり方を論じ、それを実体化する規定的存在論への批判が繰り広げられる。第二章では、この有限者を「力の所産」として捉え直すべく、「無限性」から「有限者」への下降のプロセスが記述される。第三章では、なぜそもそも力から有限者が生じるのかという「有限化」をめぐる問いが検討される。最終章では、この有限者という「錯覚」からいかに脱却するかが論じられるとともに、「無限性」への上昇の可能性が探られる。(本書「訳者あとがき」より)


クリスマスイブに、いろいろな場所で、さまざまなものが、クリスマスをむかえる準備をしています。ポストカードサイズの五味太郎さんの美しいイラストレーション、添えられる短い言葉。絵と言葉を感じ、おごそかな気持ちになれる、名作クリスマス絵本の復刊です。


■数千年の縄文樹叢、億万年の山と岩のすがた。南の島の山巓に雪が降りたち、見たこともない自然世界の実在が露わとなる。■山岳写真家・新井靖雄が15年にわたり、たった一人で挑んだ、厳寒の屋久島。■その荘厳の風光と形姿を、モノクロ写真/ダブルトーン印刷でみごとに定着させた写真集。


アナグマを知っていますか?  里山に暮らすタヌキやキツネはだれでも知っていても,意外に知られていないのがアナグマ.日本をはじめイギリスや中国などで永年にわたりアナグマを追い続けてきたフィールドワーカーが,かれらの興味深い生きざまをいきいきと語る.


将来、どの職業につけばよいのか不安? 自分の得意分野がわからない?  私どもににおまかせください。当塾は、ありとあらゆる道のプロフェッショナルな講師を多数そろえてお待ちしております。あなたの隠れた才能を見ぬき、必ずや「その道のプロ」にして差し上げますよ――。さぁ、何やらあやしい?塾の誘いを真に受けて、将来つきたい職業に「魔法使い」を選んだユトリは、無事に入塾できるのか!?  『ぼくらの七日間戦争』の作者が送る、コメディ・ファンタジーシリーズ第1巻!


彼を抱きしめると、俺はこの世のすべてを手に入れたような気がした。 光と影が渦巻く大都市ソウル。 最低賃金のバイトをしながら、くずみたいな文章を書きなぐって暮らす〈俺〉は、どれだけ派手に遊んでも、消せない孤独を抱えている。 そんな日々のなか、梨泰院(イテウォン)のクラブでバーテンダーとして働くギュホと出会い、愛を分かちあう。 しかし〈俺〉には、人に言えない〝秘密〟がある……。(「大都会の愛し方」)喧騒と寂しさにあふれる大都会で繰り広げられる多様な愛の形。


「relax」が1号限定で復刊します。2000年~2004年に、岡本仁氏が編集長を務めていた時のデザインやコンテンツを踏襲し、渋谷パルコと一緒にムックを作りました。ホンマタカシさん、若木信吾さんの写真連載や、コーネリアスの惑星見学、小西康陽さんのインタビューなど、当時のrelaxとゆかりのあるクリエイターがリユニオンしました。relaxと言えば、のステッカーも付いてます。


日本最古の物語とされる『竹取物語』の主題や意義、さらに中古、中世、近世、現代へとどのように受け継がれてきたか、その受容の歴史についてまとめ、いかに『竹取物語』が『かぐや姫』へと姿を変えていったかを明らかにする。


「世界じゅうのあかちゃんをかきましょう。あらゆる国ぐにのあかちゃんを。町のなかでも、絵本のなかでも、はだの色で人をわけてはいけません。そんなルール、なくさなくては」絵本作家ギョウ・フジカワは、はだの色で人をくべつする法律があった1960年代はじめのアメリカで、はだの色のちがう赤ちゃんたちを、はじめていっしょに登場させました。「みんなに、差別のない世界を想像してほしい」というゆめがあったからです。その背景には、日系人であるギョウ自身の、つらい経験がありました。絵本のなかから人種差別をうちやぶった、日系人女性の伝記絵本!


生殖医療の発展は、多くの人に福音をもたらす一方で、大きな苦悩をもまた生み出している。「妊娠葛藤相談」が法制度として整備され、社会に深く根付いているドイツの現状、制度とその経緯から、妊娠中絶や出生前診断、生殖医療などにおける相談(カウンセリング)の重要性を提示し、人間の生命の誕生をめぐる「葛藤」の問題を倫理学的に考察する。


関西囲碁界の名伯楽、石井邦生九段が史上初の囲碁界七冠制覇した井山裕太との師弟関係を中心に自身のこれまでを振り返る。「井山の師匠である前に一人の棋士」と石井、話は棋士・石井を回顧するところから始まる。2度の七冠達成棋士はどのように誕生したのか、興味は尽きない。


宅配便の多くは送料無料で速く確実に届く。だが、コロナ禍でネット通販は大膨張し、荷物を運ぶトラックドライバーの労働実態は極めて過酷になっている。物流ジャーナリストの著者が運転手に同乗取材し、知られざる現場を克明に描く。


新型インフルエンザ、SARS、MERS、今回のコロナウイルス……近年加速度的に出現する感染症は、人類に何を問うているのか。そして、過去の感染症は社会にどのような変化をもたらしたのか。人類と感染症の関係を文明論的見地から考える。


『哲学探究』は、ウィトゲンシュタインの後期の主著として、哲学史上に燦然と輝く名著です。すでに、邦訳も出ていますが、古すぎたり、哲学としての解釈に不足があったりして、歴史的な名著の割には、名訳に恵まれませんでした。このほど、もっとも信頼のおけるテキストである最新第4版の版権を取ることができました。翻訳は、現在の日本で、もっとも厳密かつ魅力的な研究を続けている鬼界彰夫氏が担当します。鬼界氏は、『哲学探究』というテキストが、どのような構造になり、何をめざしているのか、日本語で明確にわかるよう、特に版権所有者の許可を得て、見出しや解説等を、十分に入れていきます。この企画によって、ついに、決定版の『哲学探究』の訳が世に出ることになったのです。


日本の教員の労働時間は世界一多い。また、教員間のいじめが起きたりコロナ禍での対応に忙殺されたり、労働環境が年々過酷になっている。現職の教員のインタビューを通し、現状と課題を浮き彫りにすると同時に、教育行政、教育改革の問題も論じる。


おじさんはなぜ昔の話をするんだろう。残念な人になりたくないあなたに送る、日本一発信力のあるバーのマスターによる面白くてためになる「大人考察エッセイ」cakes人気No.1連載「ワイングラスのむこう側」書籍化最新刊!


いきものたちの気配を絵本の世界で感じてみようとする作品です。現実の世界では感じられる音や匂いなどは絵本の世界にはありません。ここに登場するものたちは、決して隠れようと意識してそこにいるわけではないのですが、なぜか見えなくなってしまっているのです。でもことばでは表現しきれないなにかがあるのです。気配を感じる能力は誰もが持っているものです。感覚を研ぎすまして、そのなにかを見つけてください。


ある家族の暮らしの中心・こたつでのできごとを、定点観測で描いたユニークな絵本です。大みそかの朝、「今日は夜中まで起きている」と宣言して、こうたくんの長い一日がはじまります。宿題せずにごろごろしたり、おせち料理づくりを手伝ったり。年越しそばを食べた後は、初めての夜ふかしを堪能します。真上から、俯瞰(ふかん)で見る独特のスタイルで、こたつのある生活の楽しさと、家族のあたたかさ、新年を迎えるよろこびを描きます。


愛犬家が集うバーベキューパーティーが、すべての始まりだった。私と私の犬は、いつしか不条理な世界に巻き込まれていく。「君はどんな世界を作りたいんだ」「俺はどんな世界も作りたくない。どんな世界も作らないことが俺の目標だよ。ほおっておくと世界が作られてしまうからな」「なにを言っているのかまったくわからない」「いけばわかるよ。真の栄光、真のバーベキューについても」(本書より)迷える民にもたらされた現代の超約聖書。町田康の新たな代表作。人間の根源を問う傑作大長編小説。


とってもゆかいなボードブック! しかけをつまんでひっぱって、動物たちをみつけよう!本の中のタブをひっぱると、かくれた動物たちの耳や目、鼻や口などが飛び出します。子どもたちの想像力を刺激しながら、手先を上手に使うことも覚えられる、フランスで大人気の、楽しい仕掛け絵本です。


●本全集は日本全国47都道府県、およそ昭和35年から45年までに地域に定着していた家庭料理のなかから、地域の人々が次の世代以降もつくってほしい、食べてほしいと願っている料理を、日本調理科学会の研究者が約1400品選んだものです。実際に現地に伺い、聞き書きによってつくり方の詳細を明らかにし、その工程やできあがりを撮影し記録しました。


各界から絶賛! アメリカで最も名誉な漫画賞2019年アイズナー賞優秀作品賞に輝いた、女性偉人伝コミック第2弾。 あり得ない? 恥知らず? 男勝り? いいえ、別に「普通だ」 ――はらだ有彩さん(テキストレーター・代表作『日本のヤバい女の子』(柏書房)ほか)


いまなお国民的人気を誇る文豪・夏目漱石は、大のおばけずきで、幻想と怪奇に彩られた名作佳品を手がけている。西欧幻想文学の影響が色濃い「倫敦塔」「幻影の盾」から心霊小説の名作「琴のそら音」を経て、名高い傑作「夢十夜」、さらには今回初めて文庫化される怪奇俳句や怪奇新大詩まで、漱石が遺した怪奇幻想文学作品のすべてを1冊に凝縮!  怖くて妖しい文豪名作アンソロジー。


純喫茶の第一人者による、京都の名店のあまいものを巡る探訪記パフェ、ゼリー、プリン、トースト、ホットケーキ、飲み物など、あまいものを切り口に、京都府内に存在する名喫茶30店を紹介しています。丹念な取材により、メニューの誕生秘話から材料、作り方、店主の人柄や美学を探究。お店の外観、内装、調度、食器なども考察しています。全国1700軒以上の純喫茶に通い詰めた著者の審美眼、愛のあふれる文章、美しい写真により、京都純喫茶の文化を綴ります。


生まれてくるときの育ちの状態の違いや、成長のスピードの違いなど、各巻を比べることで、より深く動物たちを理解することができます。巻末の「くらべよう!」ページは、授業でそのまま使える、書き込み式のワークシートです。3巻目、「シマウマ」では、出産シーンをじっくり見せ、生まれてすぐ立ち上がることができる赤ちゃんが、どんな風に成長していくかを紹介します。


生まれてくるときの育ちの状態の違いや、成長のスピードの違いなど、各巻を比べることで、より深く動物たちを理解することができます。巻末の「くらべよう!」ページは、授業でそのまま使える、書き込み式のワークシートです。4巻目、「オオアリクイ」では、生まれてからおよそ1年間、お母さんの背中の上ですごす赤ちゃんの成長のようすを紹介します。


読み聞かせで盛り上がる、新井洋行さんの幼児えほん新刊ポツンとたたずむ、白い立方体。「ぼくは しかくいので……」と、ページをめくると、しかくいさんの身にいろいろなことが起きます。みんなが過ごしている日常が描かれているようで、でも、何かちょっと違ってて面白い。全部読んだら、きっとみんな、しかくいさんのこと、好きになっていると思います。


死に方から学ぶ命の守り方。死に方収集がライフワークの作者による危機管理マンガ。実際にあった衝撃の死亡事故&回避法を119本厳選!オール単行本初出でお届けします。目次はじめに…5第1章


強さを求めて戦場を渡り歩いた、傭兵の高部正樹。その本物の戦争を経験した男が語る、知られざる傭兵の裏話が満載!食事、給料、現地兵との関係、現地の一般人との関係、女遊び、戦闘、傭兵仲間…etc.。身近に戦争がない日本人には、想像もつかない面白話や、戦争とは?傭兵としての矜持、などの深い話まで、高部正樹の傭兵生活20年を漫画化!


民間主導で約200年前に設立されたロンドン・ナショナル・ギャラリーは、初期ルネサンスから20世紀初頭までの西洋絵画を幅広く所蔵する。有名な絵画作品を出発点に、作品の背景、それをめぐる人々の多彩なエピソードを紹介し、豊潤な歴史の世界へと読者を誘う。


人が行き交う公共空間において、コミュニケーションの最も基本的な手段である「言葉」の力を見つめなおすことを目的に、「言葉」を作品のモティーフや手法とした同時代の表現を紹介した「ことばのいばしょ」展。  「言葉」に対する鋭敏な感覚を持った作家たちに依頼し、他者と理解し合うための術である言葉が、その本来の、或いはあたらしい力を発揮する「居場所」としての作品を提示しました。 本書は、札幌文化芸術交流センター SCARTSで下記のとおり開催された同展の図録としてつくられたものです。


“2500 年の誤解”をくつがえす画期的解釈! 老子の哲学をいきいきと伝える。 『論語』に並び称される中国古典の最高峰『老子』。 「道」や「無為」を説く難解な書として知られるが、 今回新たな解釈をもとに高校生でも読める わかりやすい現代語に訳しなおした。


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