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「12月3周目」の気になる新刊 208冊

毎週更新している、1週間分の気になる新刊情報です。

東京から地方に移住し、大型書店が身の回りになく、続々と世の中に生まれ落ちている本の情報を得にくくなりました。

そこで、出版される本の情報を毎日ネットでチェックするように。気になる新刊をチェックし、気になったものを毎日、下記のように Twitter に投稿しています。



この記事は、その1週間分のまとめです。

なお、本記事の紹介文は、どれも版元が提供しているあらすじからの引用です。

そして、各Amazonリンクにはアフィリエイトタグが貼ってあります。こちらで得るわずかばかりの収益は、次なる新刊に手を伸ばす費用として溶かしていきます。

それでは今週も、どうぞ!

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文学からアメリカのいまが見えてくる。更新され続けるアメリカ文学の最前線!


「web侃づめ」の人気連載ついに書籍化。ブラック・ライブズ・マター(BLM)、ノーベル文学賞を受賞したばかりの詩人ルイーズ・グリュックなど最新の動向についても大幅に増補した決定版!

住友生命いずみホールの演奏会企画を牽引した音楽学者が、同館情報誌に寄せたエッセイを集成。音楽学者とホールとの協働の軌跡。


エジプトで没後も絶大な人気を誇る歌手、ウンム・クルスームの物語。多くの著名音楽家にも絶大な影響を及ぼした人生を描いた小説。


旅にでて ひとに会い
日々を 好きになり
見知らぬ 自分に出逢った
  
南北アメリカ大陸縦断のあと、欧州最北端からアフリカ南端・喜望峰まで、43,780キロを1,278日間で縦断。訪れた国は、ヨーロッパ36カ国、アフリカ23カ国。

これまで杉原千畝の物語に欠けていたこと、それは第二次大戦中のリトアニアの状況だ。杉原はなぜ何千通ものヴィザを発給したのか。リトアニア人歴史家が自国の史料から周辺国の関係と難民の状況を読み解き、知られざる「命のヴィザ」の全貌を明らかにする。


現代社会には今なお根深い差別が存在する。「あからさまな」差別と対比され、あいまいな、無意識で見えにくいが重大な結果をもたらす差別を「マイクロアグレッション」として明確に位置づけ、その内容・メカニズムや影響、対処法を明らかにした、いま必読の書。


日本における貧困研究の深化・発展、国内外の研究者の交流をはかり、貧困問題をさまざまな人々に伝えていく、日本初の貧困研究専門誌。今号は総力特集として、「コロナ禍と貧困」のテーマで、新型コロナウイルスがあぶり出した貧困問題の諸相を探る。


山で見かける雲の特徴を知る楽しみや、急変する山の天気から身を守るリスクマネジメントを紹介します。
株式会社ヤマテンの代表・猪熊隆之さんが日本中で行なってきた人気の講習会「山の観天望気」をまとめたテクニック集。 


SNSで超話題! 脱力系“こいぬ”の残念かわいい日常まんが。


PCR、遺伝子工学の世紀の大発明とされる、この夢の技術はいかにして生まれたか。バイテク・ベンチャー企業をめぐる科学人類学。


以前に出た『鉋大全』を内容改訂、増ページし、より詳しく鉋の使い方や治具製作を解説。最新の情報も取り入れて新版となりました。


人間活動で起こる,森林に生息する昆虫への影響を解説。関係性を明らかにすることで,昆虫の多様性や種の保全,再生の機会を見出す。


青へと至る手紙。詩と絵のマリアージュ。遊び心あふれることばと、可憐な絵でおくる意匠を凝らした青い贈り物。


英国を代表する脳外科医が生命と人生の意味を問い、患者たちの死、そしてやがてくる自らの死に想いを馳せる自伝的ノンフィクション。


飄々とした画風で愛された洋画家・松田正平の芸術と生涯。郷里・山口の美術館で松田芸術と長く向き合った美術史家がその実相に迫る。


高橋由一の「螺旋展画閣」構想とは何か――。制度論によって近代日本の「美術」を捉え直し、美術史研究を一変させた衝撃の書。解説 足立元・佐藤道信


異なる宗教・言語・文化が、多様なまま統一された稀有な国インド。なぜ多様性は排除されなかったのか。共存の思想をインドに学ぶ。解説 竹中千春


マカロニの登場、ジーパンの殉職など、伝説的な神回のノベライズを収録。シンコ(高橋惠子)との特別対談も付す。七曲署の熱い男たちが文庫で蘇る!


普天間、辺野古、嘉手納など沖縄の全米軍基地を探訪し、この島に隠された謎に迫る痛快無比なデビュー作。カラー写真と地図満載。解説 白井聡


静かなブームを巻き起こす獅子文六の長編デビュー作となった表題作他、雑誌「新青年」で掲載された初期の貴重な作品をまとめた小説集。解説 浜田雄介


住む人の暮らしにしっくりとなじむ、居心地のよい住宅とは? ジーンズのような住宅づくりで定評のある著者の住宅読本。大幅加筆の文庫で登場。


詩的な言葉で高く評価されてきたミュージシャン自ら選んだベストエッセイ。最初の作品集から書き下ろしまで。解説 谷川俊太郎 帯文 森山直太朗


著者のデビュー作品であり活動の原点となった『処生術』を大幅にリニューアル。自分の人生の主人公になって自分らしく生きる方法とは? 解説 勝間和代


社会集団内で宗教儀礼が果たす意味と機能を明らかにし、コムニタスという概念で歴史・社会・文化の諸現象の理解を試みた人類学の名著。解説 福島真人


人類がはじめて世界の全体像を識っていく大航海時代。その二百年の膨大な史料を、一般読者むけに俯瞰図としてまとめ上げた決定版通史。解説 伊高浩昭


怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。自分を賭けることで力が出てくるんで、能力の限界を考えていたらなにもできやしないよ


網羅的ではないが、古代から現代、そして未来へと文学全体を見渡すことにより、読者自ら積極的に文学を楽しむ姿勢を持つことを促す。


パンケーキを真においしく作るためのテクニックブック決定版。最適な材料と道具選び、生地作りのポイント、トッピングテクを詳説。


1時間ごとに様々な職業の人物が登場し、想像豊かに描かれた彼らの生活を通して、3500年前の古代エジプト世界が鮮やかに甦る!


医者だけが英雄か?患者なくして医学の発展はなかった!コロナ後の世界で犯人捜しを始める前に知るべき病者たちの犠牲と貢献の物語。


千利休が残したといわれる「利休百首」。井口海仙師による解説と、その英訳を掲載した日英バイリンガル書籍です。


この顔、この色、このパンチ。独特の魅力を放つ個性派郷土玩具約350点。


チェーン店やアウトレットに負けずに、個人で商売を続ける店を訪ね歩く。食料品、衣類、質屋、銭湯…。その店と人に歴史あり。


ロジカルな歌詞分析が話題の作詞家・いしわたり淳治が音楽、テレビ、広告などから気になるフレーズを独自の視点で解説するコラム集。


子どもたちの「問題行動」にどう対処すべきか。米国で実証済み、真の成長に資する指導をめざす「関係修復のアプローチ」を詳説。


ボードゲームやTRPGの第一人者が贈るアナログゲームユーザー必携の一冊!
70年間、生まれ続けたゲームの数々ーーー過去の伝説的ゲームから、現在の人気ゲームたちまで、厳選したタイトルを一挙に紹介。莫大な知識によって鍛えられた著者の目線による各ゲームの解説は、いままさにボードゲームやTRPGを遊び始めた人にはもちろん、古参のゲーマーたちにも改めて読んでもらいたい珠玉の一冊!


万葉から新古今へ詩歌理念を引き戻し、日本文化の再建を目指した『藤原俊成・藤原良経』を改題、正字正仮名で新たに問う、歴史的名著


きらわれものの、カラス。でも本当はどんな鳥なの?ひとのちかくで生きることをえらんだカラスの生活を追います。


世界を変え、歴史を動かした「空気」の物語。科学界きってのストーリーテラーが、空気に隠された秘密を解読する。


2019年以降ドイツで7万部突破のベストセラー!
いま響くアドルノの言葉

「嘘に嘘を対置したり、同じくらい狡猾であろうとするのではなく、理性の決定的な力で、まさに非イデオロギー的な真理で向き合わねばならないのです」


榛名山(群馬県)噴火の遺跡から異邦人が出現。異邦人=渡来人(まれびと)と共生し豊かな世界を育んだと思しき日本古代を探る


幻のニューヨーク論をはじめ、重要でありながら翻訳されてこなかったポーの知る人ぞ知る評論の数々。


親を愛することは、こんなにも簡単なのに
どうしてこれほどまでに難しいのだろう?

ボートピープルとしてアメリカで育った少女ティー・ブイ。
母になった彼女は、両親との溝を埋めるため、祖国ベトナムと再び出会う。
それは、両親の苦悩や痛みと向き合うことでもあった……
「分断」の時代に生きる私たちを照らすノンフィクション・グラフィックノベル。


「自然−作る人−食べる人」という関係のあいだに、利他がはたらく。

コロナの影響下で家にいる時間が長くなり、みなが向き合うことになったのは、料理という人類の根本的な営みのひとつだった。「ポストコロナ」という言葉のもと、世界の劇的な変化が語られがちな中、私たちが見つめ直し、変えられるのは、日常の中にあることから、ではないか。


運とはいったい何なのか。運の強さやツキ,運の譲渡はどのように捉えられているのか。心理学から運を科学的に解き明かす。


本書は、過去と現在の感染症の流行が、社会や人間の行動にどのように影響を与えたかをみるものである。


狛犬調査を始めて30年。近江の狛犬1385対と出会い、名工佐吉の狛犬、信楽焼狛犬、湖南に集中する建部式狛犬など紹介と楽しみ…


「えらい。ゴージャス。
 みちこちゃんがいちばん天才。
 だいじょうぶだよ。」

大前粟生、物語の世界を大疾走。
100の小説と絵からなる、最新書き下ろし超短編集。
ちょっと奇妙で賑やかなみんなの暮らしがここに。


15年間、世界を旅して撮影を続けてきた写真家が、2020年、海外取材を諦めざるを得なかった。旅を通して培ってきた、社会や人々に向けた表現者としての心が閉ざされた。閉じ込められた写真家にとって、新しい視点となる何かを、「日常」とは何かという問いの求めた。一眼で、心がときめくような写真を撮影し続けてきた写真家は、日々の生活の、素直に貴重と思える情景で一冊の本がまとめられないか、と自答し、編み出した写真集だ。


ヒトはなぜ「聞く・話す」ことができるのかについて、耳や口腔の構造、脳との関係についてやさしく図解。なぜ「聞こえにくくなるのか」「声が出なくなるのか」についても、さまざまな原因を幅広くとりあげた。身近だが知らない内容を、楽しく学べる1冊。


150年前、既に『山』『海』『虫』『鳥』『女』等の“地球史”を書いた歴史家がいた!
地球史的視野をもつ稀有な歴史家の全貌を明かす日記、いよいよ完結篇。本巻では、二番目の若き聡明な妻アテナイスと出会い、愛は生命の源・宇宙の本質と見抜き、地球史へと向かう。"


北極と南極における「地球温暖化」の影響とその違いを紹介。観測の歴史を振り返り、最新の研究から見えた両極について解説する。


18歳のときに家族とわかれ、世界へと旅立ったのです…。ノーベル賞平和賞を受賞したマザーテレサの物語。はじめてよむ伝記えほん。


NHKのEテレで放送された番組の書籍化。画像やイラストもたくさん入って楽しく読んで深〜く考えることができます。道徳教材にも!


どんな動物も赤ちゃんが元気でたくましく育ってほしいと願っています。ほっこりイラストでつづる動物たちの妊娠・出産・子育て。


縄文時代の人々は、資源を有効に活用して安定した生活の維持を図ろうと努力した。


アニメと鉄道のコラボレーションの起源から今日までの道のりを、様々な事例・当事者へのインタビューとともにひもといていく。


「客観的現実」には還元できない陰影のある現実は,世界をアフェクトゥス(情動)の相から眺めることによって初めて垣間見える。


鉄道が陸上輸送の主役だった時代に使用された様々な荷物車・貨物車について、「鉄道がはこんできたもの」の視点からひもといていく。


「国境なき医師団」に同行した作家が、ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダで世界の今と人間の希望を問うYahoo!連載書籍化


2019年度全米図書賞翻訳部門、2020年度ブッカー国際賞最終候補作。「自由」の意義が問われる今、世界に響いた小川洋子文学。


貸し手の側から取り立てる側へ――将棋の「奪り駒」の ように回収の盤上に打ち込まれた面々が、怪商、借金王、ヤクザらを追い詰める


講談社文庫創刊50周年記念、新装版


問題を読まないで正解を見つける方法など、思わず吹き出し、あらためて感心し、読後は「よくもここまでバカなことを」と感動する!


件は牛から生まれ、予言をして死ぬという。伝説の予言獣の復活を目論む「みさき教」の封印された過去! 書き下ろし伝奇ホラー。


カール・ヤスパースの歴史的名著が林田新二による明快な訳文で、生き生きと蘇る!


なんか気になる、へんてこりんな絵本

「今日はこれからうしに登ります。どのうしにしようかな?」
男は無事「うしとざん」ができるでしょうか。
つかんで ぎゅ! つかんで ぎゅ! 短い前あしの毛をつかんで登ります。
ようやくたどり着いたうしの背中には、なにが待っているのでしょう。。
うしに登って下りてくる、著者の魅力が詰まったへんてこりんな脱力ストーリー。何度も読むうちに、なんか気になって手放せない、そんな絵本の登場です。


「科学」を伝えるとはどういうことなのか.そしてその情報を受け取るとはどういうことなのか――東京大学科学技術インタープリター養成プログラムの講義をもとに,科学コミュニケーション論の理論的枠組みをまとめた初の教科書の新装版.歴史と事例とともに明快に解説する.


本書は,データを分析して背後にあるメカニズムを解釈したり,データに基づいた意思決定や問題解決を行う際に,分析者が知っておかなければならない知識をわかりやすく網羅的に解説した教科書です。データ分析が上手くいくかどうかは,分析手法の技術だけでなく,データの質や扱い方,解釈の方法にも大きく影響を受けます。しかし,実践的にデータや分析の質を高く保ち,間違った解釈をしないための知識について,わかりやすくまとまった入門書はまだまだ少ないのが現状です。


太平洋全域に及ぶオセアニアの多様性を活かし、生物としての存在から社会的な存在としての人間まで、人類とは何かを学ぶテキスト。


「朝日新聞」名物・名文記者の技巧25発!
「あの人の文章は、ちょっといい」と言われるわたしになれば、自分が変わる。

本書で身につく技術は、たとえば――
◎文章技術 ◎企画力 ◎時間・自己管理術 ◎読書術 ◎資料整理術 ◎思考法


世界規模で活躍する美術家が80歳を超えてなお創作する心の軌跡。自伝的記憶も交えたエッセイ集。講談社エッセイ賞受賞作。


「種」とは何か。実は種の定義に決着はついていない。なのになぜ生物学者たちの議論は成立するのか? 新しい視点で種問題を捉える!


本書は、世界権力の移行を基軸に据え、台頭国の成功と覇権国の衰退を分析するための新たな理論として独自の道義的現実主義論を唱える。国際構造、国際規範および国際システムに変化をもたらすものは政治的リーダーシップであるが、それには道義が必要であり道義が力を発揮するには実力が必要である。中国古代の政治思想に学び、様々なタイプの政治的リーダーシップを検討することで、国際関係を体系的に解説。中国の世界戦略について提言を行う。


トランプ時代、パンデミック、ブラック・ライブズ・マター、大統領選……
いまアメリカで沸きあがる、「私たち」のムーブメント
ロングセラー『ヒップな生活革命』の“その先”のストーリー


現代の情報化社会においては、受信した事柄を自らの力で判断できるようにするためには多角的なものの見方が必要となります。


もっと おいしいコーヒーの教科書 完全版

今さら聞けないサードウェーブのこと。


恐竜研究の歴史から最前線まで,貴重な資料を交え解説する.恐竜好きにはたまらない一冊.


映画史に残る傑作を生み出し、80歳を超えた今も現役の映画監督として活躍するリドリー・スコットの作品世界を語り尽くす一冊。


◎「イギリス VS.フランス VS.ドイツ」で知る世界史!EU牽引役・イギリスはなぜ離脱したのか?日本人必読の新教養。


教科書(小1国語)に登場する動物たちをとりあげたシリーズ。生まれてからひとり立ちするまでを写真とストーリー、解説で構成。


現代最強/兇/狂の文人は何をよみ、何をおもう?一読ちがう景色がみえてくる、刺激だらけの評論集


偏見を持つ警備員から暴力を受けた女子高生、ブリ。人種差別への抗議が広がる一方で、ラッパーを夢見るブリは様々な迷いを抱く。


1日1色!日本の伝統色を写真で楽しむ


家でも学校でも悩みを抱えるイラン系米国人のダリウス16歳。初めて訪れた母の故郷ヤズドである少年と出会い…。友情と成長の物語。


そのタワマンは今すぐ売りなさい!

以前からタワーマンションには多くのリスクがあることが指摘されていましたが、コロナショックを皮切りに、「富と成功の象徴」が「将来的なお荷物」になる可能性が次々に浮き彫りになっています。
本書ではタワーマンションの7つのリスクについて解説し、居住者・投資家の嘆きの声や、経済サイクルからの予想では2022年が現実的だと言われるタワーマンション暴落の可能性、そして今後、価格はどこまで落ちるのか? を、バブル崩壊、リーマンショックの例から予想。さらには、今後、不動産がどうなっていくのかを読み解きます。


異なる価値観を持つ人びとが共生する多様性社会を実現する方法とは。偏屈なピューリタンが生み出した「キレイごとぬきの政治哲学」。


酒と料理、ときどき旅路。「暮しの手帖」「雲のうえ」で活躍する画家がペンを執りつづる、日々の生活の記録。


『精神現象学』と並ぶヘーゲルの代表作、超解読ついに完成。難解な「ヘーゲル語」をかみ砕き、近代社会の「原理」の書として読み直す


Uは私だ。植松聖を不気味と感じる私たち一人ひとりの心に、彼と同じ「命の選別を当たり前と思う」意識が眠ってはいやしないか?


ぼくはとうに“死亡適齢期”だったのだ! カメラを手に「死とその周辺」に接近した、シーナ76歳のエンディングノートをめぐる旅。


「なぜこれがアートなの?」と疑問を抱くすべての人に――。現代美術の挑戦を読み解く最良の入門書。


スキだらけで、ツッコミどころ満載。でも、考えさせられるヒントに充ちている。

無軌道でハッとさせる逆転の発想で、社会問題を独自の目線で読み解く。

ステージ4の下咽頭がん、長期のアルコール依存症からカムバックし、教壇にたちつづける著者が、独自の切り口で、未解決の社会問題への解決策を提唱。COVID-19、オリンピック、AIから安全保障まで、縦横無尽に語りつくす。七転八倒の著者による最新の時事評論。


高畑勲、宮崎駿とのものづくり。どこか非常識、だけど成功に導く決断力。


人類はなぜ月を目指すのか――。
「月の縦孔の発見」で世界的に知られる著者が、
月に関わる探査や発見をめぐるスリリングな舞台裏を綴る。


共感かドン引きか…想像のななめ上をいく発想と自虐とユーモア! ポストひきこもり作家の勇気がわくエッセイ。特別対談×住野よる


ユネスコ無形文化遺産に登録された秋田県の季節行事・なまはげ。由来となった昔話が絵本に。


児童書初登場の科学者にスポットライトをあてた伝記シリーズ。雪と氷の研究に情熱をささげた中谷宇吉郎の研究と生涯にせまります。


紆余曲折を経て、長い間連載していた『ディエンビエンフー』を完結させて漫画家西島大介が新たに挑むのは、電子書籍の世界。 きっかけは、海外からの1通のメール。 自分が家族に残せるのは漫画以外何もないと思っていたが、いやいや“漫画"があるじゃないか! と気がつき、これからの暮らしを見据えるために、ひとり奮闘する。 これまでも、数々の漫画以外の仕事を越境してきた著者が、さらなる新境地開拓へ。 新しい日常から見えてきたものは?


なぜ歴史あるホテルは居心地がよいのか

明治以降の日本のホテル史を俯瞰する、
美しい名ホテル38 軒の知られざる物語


本書は、5回にわたる中国残留日本人孤児への撮影取材にもとづく記録。土門拳賞を受賞した歴史的名著が、今よみがえる!


2度の世界大戦はじめ数多くの戦争を生んだ20世紀、戦いの帰趨を決したのは航空戦だった。「制空権」をめぐる争いを主導した戦闘機隊を中心に、世界30数か国の空軍の戦いぶりをまとめた決定版。


私がもらったプレゼントは、不器用で形のないたからもの。
落ち込んでいる少女はなと大好きな叔父さんの関係からじんわり広がっていく読切シリーズ。
「猫と魔女の話」の四宮しのが贈る、思春期少年少女からオトナ男女まで「プレゼント」でつながる物語!


星が1個の点だと思ってるのは「宇宙人」として恥ずかしい! 夜空の星の半分を占める連星が教えてくれる宇宙のしくみと面白さ! 


僕らの応援しているアイドルたちはステージでキラキラ輝く存在だ。でも、今こうやってあなたたちも、とても輝いているよ。


内田樹、ふろむだ推薦!!
しょぼい起業家たちの成功と失敗に学ぶ、不況・コロナ禍でも自分らしく生きる方法


「だし」の昆布・鰹節・煮干は、もとはどんな生きもの? 獲り方や加工法、歴史、種類、だしの取り方は? 第2巻は『鰹節』を紹介。


地球上で最も繁栄している植物プランクトンとして知られる〈ケイソウ〉。その「微」と「美」の世界に迫るビジュアルブック。


たいせつな「ふつうのこと」がとても心に沁みる巨匠いがらしみきおの意欲作です。


名探偵エラリイが導き出した、十二年前の毒殺事件の真相とはいったい? 巨匠クイーンの〈ライツヴィル〉ものの秀作、新訳版刊行


老境を迎えたオリーヴ・キタリッジと隣人たちの日々を描く13篇を収録。ピュリッツァー賞受賞作『オリーヴ・キタリッジの生活』続篇


リュウ、トライアス、ワッツ……。2010年代に発表された煌めく星ぼしのごとき海外SF作品を精選した、充実の年代別アンソロジー


アメリカの市場原理主義を推し進めた経済学者たちが、どのように政策決定に影響を及ぼしたのかを批判的に検証するノンフィクション。


1962年に誕生したスパイダーマン。もし彼が時の流れと共に年を取り成長していたら?スパイディの一生を紡ぐ唯一無二の一冊。


『ウォッチメン』の世界とDCユニバースが激突!DCユニバースの歴史が改変されるとき、世界は運命の時を迎える……。


戦災・震災後の鎮魂の盆踊り、団地の盆踊り、野外フェスのような盆踊り、コロナ禍の盆踊り…盆踊りを通して戦後日本の変遷を見る。


日本橋、ペット、葬儀、JRの落し物など数々の現場を取材し、コロナ禍に見舞われるまでの約2年を描き出した力作ノンフィクション。


ヒューム、諭吉、ナイトという三つの偉大な知性が見出した共通の主題「保守的自由主義」を抽出。保守思想と自由主義の相克を超える!


60歳代で奇跡を起こした天才ピアニストが綴る、人生の困難を乗り越えるための、気持ちが軽くなる魂の言葉。


特別なハレの日の食とされる餅は、私たちの生活にいかに関わっているのか。全国の事例を調査し、そこから見える民俗・文化に迫る。


抜歯やイレズミ、笑いの誇張表現、装身具などを分析し、顔への意識の変化と社会的背景を解明。そこに込められたメッセージをさぐる。


古代ギリシア時代から現代まで、人類がエビを獲り、食べてきた歴史。日本を含む世界のエビ料理を紹介。養殖エビの問題にもふれる


渋谷にあるBAR「八月の鯨」が監修した映画好きのためのカクテルレシピ本になります。レシピとともに映画の内容も紹介しています。


フィットネスジムの野性的なインストラクターとの恋に陥ちていく上流階級の夫人。彼女がついに犯す禁断の選択肢とは?


科学を毛嫌いする反知性主義も、過度に信奉する専門家も、真に科学的であることはできない。科学の意味を問い直す「新しい科学論」。


メキシコ南端のインディオの村に生きる人々にとって、国家とは、近代とは何だったのか。一家族との四〇年にわたる深い交流、聞き取り調査をもとに、近現代メキシコの歴史を彼らの視点を通じて描き出したユニークな歴史物語。現代文庫版には一家の若い世代のアメリカ「越境」をめぐる息詰るルポを増補、激動の中で生きる一家の「小さな歴史」から「大きな歴史」を照らし出す。


インド屋台のメシ食って、人生大逆転した男のはなし


一九世紀パリに現れたパサージュをはじめとする物質文化に目を凝らし、人間の欲望や夢、ユートピアへの可能性を考察したベンヤミンの畢生の労作。断片の集積に潜む「あり得たかもしれない」世界の模索。(全五冊)


「君は私の足を縛るだろう。だが、私の意志はゼウスだって支配することはできない」。ローマ帝国に生きた奴隷出身の哲人エピクテトスは、精神の自由を求め、何ものにも動じない強い生き方を貫いた。幸福に生きる条件を真摯に探るストア派哲学者の姿が、弟子による筆録から浮かび上がる。上巻は『語録』第一・二巻を収録。(全二冊)


本格的な建築をつくれなければ、まず小さく早く安く実験しよう。都市を軽やかに使いこなす、国内外の事例、制度、アイデア集。


遠くに行くだけが旅じゃない。南極から家の中まで、日常をぶち壊す18の物語。累計300万PVの会社員ライター鮮烈デビュー!


書き手目線を知ればミステリは飛躍的に面白くなる。編集長直伝、読むほどに基礎体力がつく入門書。


人材養成、手口、稼ぎ方――当事者が詳細を語る。「NHKスペシャル」待望の書籍化!!


中村哲 一周忌追悼。飽食・不寛容・気候変動。この世を生きる日本人が読むべき1冊。


ちくまさんは、ちょっぴりドジだけど勤労意欲溢れるナイスレディ。PR誌「ちくま」の好評連載がオールカラーで待望の書籍化!


生い立ちから音楽活動の全て。「エイプリル・フール」「はっぴいえんど」「YMO」などの今まで語られてこなかった真実がここに。


サイバー技術の天才から国際的犯罪組織の王へ――
麻薬・小型兵器・ミサイル技術・暗殺をオンラインで販売。
凶悪犯罪に技術革新をもたらした冷酷な殺人者の正体と、
DEAによる逮捕劇に迫る、衝撃ノンフィクション!


人気の植物系Twitterアカウントの中の人が、身近すぎて見過ごしがちな、道ばたの植物の魅力をやけに詳しく紹介。


青空、海、山、森、大地、川、そして染め物や工芸……。日本全国津々浦々、日本の美しい「青」を探す旅へ。


今、日本美術史研究で何が起き、どこに射程が広がっているのか? 第一線で活躍する学芸員・研究者31名が拓く、最先端の読みの試…


ノーベル文学賞候補に挙がる現代韓国を代表する作家初の自伝全2巻。朝鮮戦争と幼年期の思い出、北朝鮮訪問と金日成との対話、欧米での亡命生活、帰国後の投獄と5年に及ぶ獄中生活、光州事件と民主化運動など、激動の韓国現代史を生き抜いた作家の回顧と証言。


来たるべき“ニューノーマル”の世界を疑え! すべてが不安定かつ急激に変化する世界で、「哲学的に考える」ことの意味とは?


世界で見つけたウェス・アンダーソン監督もお気に入りの場所!

129万人以上のフォロワーを誇る人気インスタグラム&コミュニティ、 Accidentally Wes Andersonが、
ウェス・アンダーソン公認で待望の書籍化。

シュミット、ベンヤミン、アーレント、ファノン、アスマンの書物から、自由で公平な議論のための、根源的な暴力論を切り開く。


ヘミングウェイも常連だった、モンパルナスにある創業1923年のカフェ・セレクト。1972年から撮り貯められたセレクトの四半…


海にすむ「なんじゃこりゃ!」な生き物たちを紹介するシリーズ・「海のナンジャコリャーズ」。
『われから』につづく第二弾は,身近な食べ物「わかめ」。 明日から,あなたの〈わかめ〉を見る目が変わるかも……


統治二論――前篇では、ロバート・フィルマー卿とその追随者の誤まれる諸原理と基礎が検討され覆され、後篇は、世俗的統治の真の起源と領域と目的とに関する論文である。


9.11後、セキュリティの技術とビッグデータの進展は、国境の意味づけ、そしてあり方そのものを大きく変えた。我々はどのように国境を位置づけているのか、国境は個人や社会にどう影響するか、そして脅かされる人権や正義をどのように確保するべきなのか。多数の資料や取材、政治理論から示す国境論。


山頭火研究の第一人者である村上護氏が監修・校訂した全集を基に、山頭火の俳句 、日記 を全て収録!
俳人であり、研究者でもある坪内稔典氏による全巻解説 を附す。
全8巻のセット函、各巻に巻頭口絵、月報 あり。
また山頭火がやって来る!!(坪内稔典氏推薦文より)


大正八年八月に春陽堂から水島爾保布の装画二十点余りに飾られ、大型本として刊行、乱歩や横溝が心酔した谷崎の初期小説二編が百年の時を経て豪華装丁で完全復刻!


樹上性ヤモリの仲間の代表種として高い人気を誇っているミカドヤモリ。基礎知識から飼育と多彩な品種紹介で本種の魅力に迫る。


綺想とロマン主義の博学英文学者が人生をかけ蒐集し作りあげたローマの自室を巡る。古代から伝承する記憶術を想起させる自伝的作品。


芸能人の薬物、新型コロナウイルス、安倍首相退陣、そして菅新首相誕生……話題となった出来事を取り上げながら、「言葉」「表現」「テレビ」について考える。世の中のあらゆる事象は、すべてつながっている。朝日新聞「天声人語」よりも深くて鋭い渾身の作。


『文化の窮状』『ルーツ』以後、世界で可視化する先住民運動の現在を節合・パフォーマンス・翻訳を手掛かりに探究する待望の論集。


「女性は月経があるから犯罪を犯しやすい」と信じられてきたのはなぜか。“日本の月経の第一人者”の著者がその背景に迫る。


気鋭の写真家・公文健太郎が農業、川の次に挑んだのは半島。日本は半島の連なりである──北から南まで8つの半島で見出した原風景。


私鉄では、古くから鉄道事業以外にも、不動産や小売りなど、さまざまな事業を行っています。近年は少子高齢化社会を控え、利用者減少後を見据えた事業展開をしています。そこで、大手私鉄15社について、鉄道、その他の交通事業、観光業、小売業など、どういう事業を行っているのか、どういう未来像を描いているのかをIR情報を基に分析します。大手私鉄各社がどういう未来像を描き、何をしようとしているのかを詳しく解説していきます。


「祈り」の現場を追い続けるフォト・ジャーナリスト藤田庄市氏が、この20年余り取材し、自ら体感した「修験道」のリアルな姿を活写するフィールドワークの成果。著者渾身のフォト・ ルポルタージュ。「山」と「祈り」の現在形。


あの”加藤先生によるサバイバル入門書。灼熱の砂漠や密林、孤島など、危険だらけの世界を巡る爬虫類ハンターのサバイバルの極意。


2013年7月から2020年6月に刊行された辞書、事典、用語集、児童用学習事典等の図書目録。哲学・宗教、歴史・地理、社会科学、自然科学、技術・工学、産業、芸術・スポーツ、言語、文学など、5,839点をテーマ別に分類。「書名索引」「事項名索引」付き。


2019年に国内で発行された書誌9,595点と書誌解説16点を収録。図書、図書の一部、雑誌掲載のもの、非売品も網羅。


古くは「日本書紀」に登場する「鬼」。日本人の日常にいきづく「鬼」とは何なのか。そのルーツとは? 風神・雷神、般若、酒呑童子といった有名なものから、地獄や世界の鬼まで、逸話とともに美麗なイラストで紹介。


二千五百年間、苦しむ人々を救い続けてきたユニークな宗教「仏教」はなぜ、生まれたのか? その本質を教えてくれる連続講義、開講!


辿り着いた小惑星は岩石だらけの「怪物」だった! 密着取材6年で描く、着陸ミッションの舞台裏。手に汗握るノンフィクションの傑作


震災復興期に登場したジャズは、音楽的な流行に留まらず、ひろく人びとの感受性と思考を変革させる。映画、文学、ファッションなど、都市中間層を中心にアメリカ文化が受容されて行くなかで、ジャズは時代の文化の中心に位置して、新しい風俗すべてと結びあう。ジャズがもたらした日本社会の狂騒と混沌、そのありようを描く。


人間にとって不可欠な服。服って、着るって、なんだろう。おしゃれの迷い道をさまよった末、服を手づくりするようになり評判を博した著者は、つくりながらもさらに悩む。昭和の女の子として育った自身のファッション史をたどりながら、いまこの時代と社会にとっての、そして「わたし」にとっての、服の意味を探る。


デザインすることの思想と実践を深く掘りさげ、誰にもわかる言葉でかみ砕いた、今まさに“みんな”が求めていたデザイン啓蒙書


正月の風物詩、箱根駅伝にかつて「幻」の大会があった──。丹念な取材で、良質なノンフィクションを書き続けてきた著者の渾身作。


万里の長城建設に駆り出された青年に想いを託した初期問題作と、世界各国を舞台にした短編集を合本。開高が挑んだ「異世界」小説集。


盟友かつライバルとして、日本の「探偵小説」を牽引した江戸川乱歩と横溝正史。膨大な資料から友情と作品を考察する対比評伝。


サブカル界の人気者が、曖昧なまま放置されてきた“疑問”に挑む、脱力トーク集。エロも政治も人生も、縦横無尽に語り合う!


世界中の家庭のキッチンを訪ね、家庭料理を食べ歩いた、出逢いに満ちた旅エッセイ、第2弾。世界の食卓から見えてきたものとは?


なぜ城はそこに造られたのか?秘められた領国経営の戦略を、文献から明かす


内容は、『風景の石 パエジナ』『花束の石 プルーム・アゲート』『縞と色彩の石 アゲート』の3冊。プレゼントにも最適です。


日本文化のルーツである中国文化を知ることは、日本を知ること。


ワイン屋が遠回りして見つけた本当に楽しいワインの世界
ソムリエにはなれないけれどワインを最高に美味しくする81の知恵


東日本大震災の被災写真返却活動を続けてきた著者が、記憶、想起と復興の関係を問い直し、想起の場と寄り添い方について考える。


1950年代・60年代、テレビに積極的に関与した文学者と、気鋭のディレクターとが追求したドラマの可能性とその時代を丹念に描く


虹色の熱水泉、六角形の石柱群……息を飲むほど美しい景色、不思議な地形はなぜ生まれたのか?
カラー写真とやさしい解説で自然の神秘を学べる、地球科学の入門書。


CNNの記者であり公衆衛生の研究者でもある著者による入門書!


世界的生命科学者であり、ノーベル賞受賞者の共同研究者でもある著者による、入門から最先端まで、生命のことがわかる一冊!


ヨーロッパやアジア各国で翻訳される話題のアメリカ図書賞、PEN/ヘミングウェイ賞受賞作。現代アメリカ先住民文学の最前線にして最高傑作! 待望の日本語訳


自分らしく生きる方法を25年間取材、執筆してきた著者がたどり着いた「おいしい」の秘密とは? 料理が楽しくなる知恵満載!


なぜ虫は多様な色と形をしているのか。昆虫の擬態を通じて人間社会を考察する。養老孟司の思想の原点。オールカラー/写真・海野和男


世界をリードする科学者と政策立案者の綿密な調査に基づく、地球温暖化を逆転させる最も確実な100の解決策

地球温暖化を「逆転」させる具体的な方法を示した、世界が注目する唯一の書。
食品の生産から消費まで、再生可能エネルギー、環境保全型農業、電気自動車、教育、水、森林、ネットゼロエネルギービルをカバー。
水素-ホウ素核融合、ハイパーループ、微生物農業、スマートグリッド、二酸化炭素の直接空気回収など、20の革新的な技術も紹介。
世界13の言語に翻訳! NEWYORK TIMESベストセラー。


日本で最もテレビゲームが盛り上がっていた時代、その中核になっていたRPGに焦点を当て、歴史的な背景と共に作品を解説して行く。


日本が直面しようとしている新たな「グレートゲーム」の実相に迫る。


本邦初の本格的な「教育の経済学」の基本書。最新研究から、日本や欧米各国の子育て・教育の違いとその理由が明らかに!


月刊ニュータイプのご長寿コラムが12年ぶりに降臨!


名ブランドからニッチブランドまで、現代の香水1885点を5段階評価。新たな香水との出会いにも、現代香水の辞書としても大活躍。


「いま僕は自分の命をほんの少し多く生きている」(1838年11月9日~15日)。マリア・ヴォジンスカとの破談による傷心と、ジョルジュ・サンドとの運命的な出会い。そして、病に苦しみながらも、ピアノ音楽史に燦然と輝く《前奏曲集》作品28を完成させたマジョルカ島での冬。愛に導かれたショパンの転機がつぶさに浮かび上がるパリ時代完結篇。


国際移民・国際難民の時代である21世紀。国境を越えて移動する人々の数は増加の一途をたどる一方、国際的な移民数の増加とともに、従来はその大多数を占めた「南から北」以外の移動が増え、多様化・複雑化しつつある。こうした新しい状況にある人的移動に様々な観点から光をあて、その実態と構造を分析する。


言語の意味に関する哲学的な問題と、その解決のアイディアの基本を読者とともに考察するタイプの入門書。意味に関する合成原理と「いま」「ここ」「わたし」などのインデクシカル(指標詞)を中心に置き、文の構造に即して基礎から一歩ずつていねいに解説する。随所に設けられた「問いかけ」で理解が深まる(解答あり)。


1966年の事件発生から半世紀を経て、23巻もの取調べ録音テープが開示された。犯人に違いないとの確信を手放さない取調官たちは、驚くべき言動を繰り返し、あの手この手で袴田を「自白」に追い込んでいく――。録音テープの綿密な分析を通じて取調室という刑事司法の闇の奥に光を当て、袴田事件の謎を解明する。


人間の知的欲求を満たす活動である自然科学を特徴づけるのはその「方法」だ。科学的方法についての入門書である本書は、真理と知識についての簡単な説明からはじめて、科学的説明、帰納や確率にもとづく推論といった基本事項をていねいに解説する。随所に設けられた「問いかけ」を考えてみることで理解が深まる(解答あり)。


再開発により大きく変貌しつつある東京を,「アーバン・スタディーズ」で読み解く。社会・政治・経済・文化など多様な出来事について,誰に対しても開かれる可能性をもった都市を今構想することへの挑戦。人が集まり社会をつくることの意味を考える刺激的な書。


米国中心の国際秩序の中で「テロ国家」認定を受け孤立化してきたイランの、主権国民国家となる以前の動きも含めて歴史をたどる。


一見,私たちの生活と何の関係もないように思える方程式の世界。でも,実は密接なつながりをもっています。コーヒーが冷める理由の裏には「エントロピー」が,快適なエアコンのしくみの裏には「ファジイ論理」が,金融市場には「熱伝導方程式」が,宇宙探査機には「フレネ・セレの公式」が関係しています。
本書では微積分や対数から相対性理論,エントロピーなど,現代社会で最も重要と思われる方程式を精選。50の方程式について,楽しいイラストや豊富な図解を使って,身近な例からやさしく解説していきます。


アメリカの人気料理番組の科学監修者であり,ベストセラー作家であるガイ・クロスビー博士。火を使い料理を初めた200 万年前から現代に至るまでの人類の歴史と科学の進展をたどりながら,料理がなぜ人類の進化を決定づける要素となったのかを雄弁に語ります。クロスビー博士は,調理科学を学び,取り入れることは,家庭で料理をつくる人にとっても,プロの料理人にとっても重要であると説きます。なぜなら,調理科学への理解を深めることは,おいしさの理由を知り,美食の喜びをさらに高めることができるばかりか,慢性疾患の発症リスクを低減し,生活の質の向上にも役立てることができるからです。
各章には科学的原理を説明するコラムと著者選りすぐりのレシピも紹介しています。


周期表は,過去200年の科学史上屈指の画期的な発見の成果ですが,その誕生に必要だったのは科学的器具でも実験でもなく,ただのペンと紙,そして才能あるロシアの化学者ドミトリ・メンデレーエフ(1834 ~ 1907)でした。メンデレーエフが周期表を作った1860年代当時,知られていた元素の数は63でしたが,今では118に及んでいます。


昭和・平成・令和──三代を経て「象徴天皇制」の意味が改めて問われている現在、戦後昭和・平成の時代を「二重性」というキーワードで、天皇制、美空ひばり、ザ・ピーナッツ、大阪万博、『深夜特急』、ユーミン……といったさまざまな局面から読み解く、画期的な現代史!


政治学の俊英が、現実の政治に飛び込む。学術の視野から時代を掴み、醒めた思考で新しい選択肢を示す!


世界中の犬たち、そして犬に手を焼き、それでも犬がかわいくてたまらない全ての人たちのために――。愛犬家カレル・チャペックが犬好きの心をギューと掴んではなさない「幻の名著」を新・決定版として刊行。愛犬ダーシェンカのために書かれたおとぎ話8篇、エッセイ、イラスト、写真で構成された、読んで楽しい・見て愛くるしい愛蔵版です。


大和の国に生まれたソラミツブロックチェーン「ハイパーレジャーいろは」でカンボジアの中銀デジタル通貨を実現する!


丸ごと全4巻、完全通読にて徹底攻略!
フーコー考古学+系譜学の到達点、ジェンダー/セクシュアリティ論で必ず参照されるポストモダンの”古典”を、丹念に授業。


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パンク雑誌「Bollocks」の看板コーナー「巻頭対談」を1冊にまとめた決定版。「Bollocks」誌上でしか実現しなかった組み合わせは、日本のロック・シーンの歴史の舞台裏に直結。両者の出会いから、それぞれへの想い、音楽観など、それまで知らされなかった事実も満載。


元国税調査官が読み解く「日本国の決算書」。帳簿から見えてきた「あの大事件」の真相とは? まったく新しい「歴史教科書」が登場!


ごみには人生が詰まっている。ごみ清掃芸人が、捨てられたごみを面白おかしくメッタ斬る。本来の捨て方もわかる「ごみ知識」付き。

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