齧りゆく夏を見たので感想文っぽいお薦め文

このドラマを知ったのはamazon primeで出てきた(時代だなあ)からです。あと見たことない漢字なんて読むだろう?(教養が無ぇ)から興味がわきましたw。 人間何から興味持つのかわかりませんね。原作は赤井三尋さんの推理小説であり、江戸川乱歩賞をとっているそうです。ここら辺の賞や作者の話は私は全然知らないです。

まあ、切っ掛けはこんな感じで本題ですね。あらすじとしては、20年前に保育器の中の乳児が誘拐され被疑者死亡によって終わった事件がありました。誘拐を行った犯人には妻と娘がいて、その娘が新聞社に内定を取ったことを週刊誌に抜かれたところから始まります。入社にあたり当時の事件を調べなおしてほしいと主人公が抜擢されます。彼が調べていくうちに別の真実が浮かび上がっていくという話です。

この話を見ながら最初にへぇと思ったのは主人公の職業ですね。事件の再捜査ということで刑事ものや探偵ものかと思ったら(元)記者が主人公でした。確かに記者は顔が広く名刺一つでいろんなところへ取材にも行けるのでなるほどと思ったし、刑事と違って上とかの圧力描写が皆無かつ妨害などもなく終わったことが個人的に良かった。刑事は大体上とか上司とかとぶつかりますからね。

他には出てくる人達がおじさんなのでベテランの演技によって独特の雰囲気がよく出ていたと思います(謎の上から目線)。20年前の部分も多く若さを演じる部分もありうまくギャップを作れていたと思います。内容も少し重い話なので映像と演技の厚みというか重みというかがしっかりと現れていました。出てくる若い俳優さんは菅田将暉さんや前田敦子さん、門脇麦さんがいて、出てくるベテランの方たちに負けない素晴らしい演技でした。

おそらく原作の方もとても良いのでしょう最後の真実がわかる瞬間にすべてがつながりました。話が進むにつれて見えてくる新しい証言や当時スルーされてしまった部分から派生していく新たな筋道がとても丁寧に感じましたね。5話という話数も丁度よく、映画だと長すぎるし地上波ドラマだと長すぎる印象でした。自分で考えながら見ることができたので推理系によくある主人公に追いていかれる感じもなくみれました。もしかすると推理好きなら前半で分かってしまうかもしれませんがそれでも見ていて面白いと思うのでぜひ自粛のお供に見ると良いと思います。

wowowのドラマは良さそうなので今後ともみていこうかなと思ってます。

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