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27年の時を経てなぜそれでもアラジンにときめくのか。

こんばんは、日本ときめき研究所のKEIKOです。
せっかく連続更新していたんですが、日曜日の昨晩、深酒がすぎまして酔っ払って寝てしまいました笑。ので、今日も今日で気を取り直して過去記事投稿します!(過去記事なんだ笑)
と言いますのも、自粛期間にも関わらずなんかすることいっぱいあって笑、そして自粛期間にみなさまあお家で楽しめるものをご提案したいと思いまして、映画や漫画のレビューの更新を続けていきたいのです!
大好きな観劇ができるのはいつなんだ!一刻も早い終息を祈るばかりですね...!
本日紹介するのは実写版アラジンです!

ディズニー実写化を数々見届けてきたこの研究所

説明不要のディズニーアニメの実写化ですね。本作アラジンのアニメ自体はなんと1992年の作品だというのだから驚き。27年前…すごい、歴史ありすぎるけど余裕でリアタイ世代の私です。いまやオリジナルビデオに、ミュージカルにと何度も繰り返しいろんな形で登場するキラーコンテンツですよね。

ディズニー映画の実写化と言えば、プーさんにアリスに、記憶に新しいのが美女と野獣。本家を裏切らないそのクオリティが最高なんですが、今回の作品やいかに…と思って臨んだ本作。

いや、もうね、あっぱれ!ブラボー!スタオベ!!!って感じでもう、やってくれましたディズニー様様って感じの素晴らしい作品でございます。

ええ、本作リアタイ世代の私からすると、最初に実写化するよ!のニュースを見たときに「のっけの市場のドタバタいける?」「フレンド・ライク・ミー歌える?あのハイテンションを実写?いける?」「アリ王子のド派手な行進、再現できる?」「ホール・ニュー・ワールドのロマンチック感出せる?」ともろもろ大好きな作品だけに不安要素がたくさんあったのですが、特にもう思わず目が点になったのが、この作品の肝とも言える大スター・ジーニー。予告見て凍りました。だって、「え、めっちゃウィル・スミスじゃんwwwwww」。

別名:ウィル・スミス THE MOVIE

はい、そんな心配は杞憂に終わるほど、本映画、素晴らしい完成度合いでございます。見終わったらぜひエンドロール終わるまで座っててほしいんですが、ええ、全体を通してウィル・スミス味(み)が強すぎます。すんごくウィル・スミスです。いつでもウィル・スミス。どこでもウィル・スミス。ウーハーガンガンの重低音ヒップホップアレンジの名曲とかも、ウィル・スミスが好き勝手やってる感まであります。うん、なんか、ウィル・スミスすんごい楽しかっただろうな〜この役、みたいな感想しか出てこない。それぐらい、もう主人公のアラジン含めキャストが素晴らしくキラキラ輝いていて、さらにはのっけのアグラバーの街や世界観がとんでもなくて、ぐいぐい惹き込まれます。いや〜CGってまじすごいな〜。ちなみに、存在感ありすぎのジーニーを演じる青いウィル・スミスはなんとオールCGだそうですよ。青塗りしてやってるかと思いました、ほんとに。

あらためてあらすじ

ストーリーはみなさまご存知の、ダイヤモンドの心を持った青年アラジンが、アグラバーの王女ジャスミンと恋に落ち、国王を陥れようとする悪い大臣ジャファーを、ランプの精霊ジーニーに願いごと叶えてもらいながらぶっ倒すっていうお話ね(ワンブレス)。

本家と実写版の違い

本作品、原作アニメとちょっとだけが違う設定があります。ジャファーのオウム・イアーゴはそんなおしゃべりじゃないし、ジャスミンの侍女ダリアは新キャラ。このジャスミン&ダリアのコンビがたまらなくかわいいんだな。ランプのある洞窟見つけてくれるスカラベ(カナブンね)もなかったりと、随所でマイナーチェンジ。あと、大きく違っていたのはエンディング。というか、ジャスミンの立ち位置が原作とは大きく違います。もっと強く、意思のある女性に描かれていて、現代っぽいスパイスが加えられております。その心境を歌っている新曲スピーチレスという歌がまたスンバラシイのです。書き換えられたエンディングも、私はこっちの方がリアルで好きだな〜という感じ。気になる方はぜひぜひご覧くださいませ。

ディズニーに感じるフェミニズム変遷

そう、この作品でね、改めてアラジン系の男性ってモテるよな〜と思ってしまった私。そういえば、歴代プリンセス作品で珍しいアラジンは、男性主人公なんですよね。ヘラクレスもあるけどあのヒロイン、プリンセスじゃないもんね。なんていうんでしょう、作品振り返ってみてもこの時代が たぶんプリンセスのあり方の過渡期な気がしますよね。白雪姫とかは王子を寝て待ってる、シンデレラはおめかしして自分で出向くけど結局靴落として王子が見つけてくれるの待ってる、アリエルもそんな感じですよね。このアラジンで、ジャスミンからくらいが自分で意思持って伴侶見つけてきますよね。それも身分違いの。んでポカホンタスくらいから更に女性強くなって、もう別々に生きてくこと決めてね。アナ雪ではもう王子卑怯者だかんね。永遠の愛が、対男性じゃなくて対お姉ちゃんだったときの衝撃よ。そんな感じでディズニー作品のフェミニズム変遷はなかなかおもしろかったりすんですけど、そう、アラジン。前置き長過ぎるけど、これは乙女のきゅん要素が詰まってるよね。

なぜ我々はアラジン系男子に惹かれるのか

まずさ、イケメンじゃん。トルコ帽は置いといて、泥棒の男性ってなんか惹かれるじゃん。ヤンキーとかドカタの男性に惹かれちゃうのと似た心理でね。ペットの猿とか子供に優しいじゃん。でさ、閉塞的な生活してきた姫の私にさ、知らない世界とか新しい世界見せてくれるじゃん。信じて?って言われたけど裏切られて、でもそれはホワイトライで彼女を思うゆえの嘘だったりするじゃん。愛試されるじゃん。ますます好きになるじゃん。っていうきゅんの要素が詰まってる!そうです、なんでも自分のペースでやってきた私が、なんかわかんないけどペースを乱される彼!き・に・な・る!ってやつです。どんなよ。
そしてやはり、映画史上に残るイッツソーロマンチックなデートだと思うんですよね、空飛ぶじゅうたんの、あのア・ホール・ニュー・ワールドのデート!迎えにくるところも大好きだし、飛んでるときに観れる景色はさらに幻想的で美しいし、あげく心通わせちゃって、頭の良いジャスミンの質問で正体ばれちゃって、でもなんかそれもよくって、そして最後の、おやすみのキス!くぅ〜最高ですよね。それが、大画面いっぱいに、素敵な歌声で、ディズニーの、あのハートを震わせるメロディーに乗っかってやってくるんですもの。たまらんですよ。これね、帰り道100パーの確率で口ずさんで帰るから、みんな。ほんとに。帰りにサントラ絶対ポチして帰るから。ほんとに。騙されたと思って観てみてよ。まじだから。


そんなわけでいろいろ思うところあるんだけど、やっぱり最後もウィル・スミスが持っていくっていう、いや、ほんとにウィル・スミスキャスティングしてくれた人ありがとうって思う、そんな最高の作品です。27年前のギャグが今でも笑えるって本当にすごい。ディズニーの普遍的な世界観をまざまざと見せつけられる至極の2時間30分。ぜひ金曜の夜、ビール片手にほろ酔いでご覧いただきたい作品です!
では、今晩はこの辺で〜!

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