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テックキャンプってどうなの?

初投稿です。

2020年1月にテックキャンプ(旧テックエキスパート)の短期転職コースの無料面談をしてもらい、3ヶ月待ちで4月から渋谷校75期として受講しました。

6月半ばに卒業して8月Web系の自社開発企業で働いています。今回はテックキャンプでの学習内容では無く、現在の未経験からの転職市場を鑑みて転職するにあたって感じたことを記そうと思います。

※テックキャンプの詳細については割愛します。料金やサービスについては現在と違うかもしれません。

テックキャンプの転職支援サービスの最大の強みはテックキャンプ経由での求人紹介です。これは受講生のほとんどが期待している部分だと思います。結論から言うと、受講動機によっては当てになりません。

「高額な受講料を払ってるんだし、テックキャンプに入りさえすればWeb系の自社開発企業に入社できるんでしょ?」と考えてる人は確実に苦労します。テックキャンプに求人の掲載をする企業は、業務未経験でありながら技術力の高い人材を欲しがっています。しかし、テックキャンプでカリキュラムを終えただけでは技術力は身につきません。受講生は10週間でかなりの差がつきます。

企業はその差をどこで図るかと言うと、個人開発です。テックキャンプではカリキュラム外での個人開発を行います。これはメンターに質問することもできず完全に自分ですることになります。カリキュラムに含まれるフリマアプリのクローンサイトは全ての受講生がポートフォリオとして提出するので、見る企業は存在しません。個人開発で何を作ってきたかが最も重要であるにも関わらずテックキャンプのサポートを受けられないと言う謎仕様です。

毎月何人もの受講生が応募してきます。過去の受講生含めて極めてレベルの高い個人開発アプリ、高い学歴、優秀な職歴などが無ければ書類選考すら通りません。テックキャンプでの求人紹介は当てにしないほうがいいと思います。私の周りの受講生は皆テックキャンプ経由ではなく、そのほかの求人媒体によって内定をもらっています。

テックキャンプは学習においては、作り込まれたカリキュラムで受講生の技術力向上にコミットしてくれます。それは間違いありません。しかし転職活動において最も重要なポートフォリオ作りと求人応募に関しては自力ですることになります。であるとすれば、70万円も払うのは......と言うのが正直な感想です。コロナの影響で教室の利用も制限され、個人開発の支援も受けられず、転職活動は自力。他に安価で良質なサービスはいくらでもあります。

私が感じた唯一のメリットは、高額であるからこそ、入学した事実をエンジニアとして生きていく覚悟だと受け取ってくれる企業が稀に存在することです。もちろんそれだけで内定になることは絶対にありませんが。

だいぶネガティブな内容になってしましましたが、エンジニアを養成するスクールはかなりの数存在しますし、メリットデメリットを自分でよく考えて受講先を決めたほうが良いですねー

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