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疲れていませんか?何もしない、何も考えない時間も必要みたいです。

人はこの世に生まれ落ちた瞬間が最も無垢な状態です。年を重ねる度に、比較が生まれたり、世間体があったり、立場があったり、観られ方があったり、何かに依存してみたり、プライドがあったり、色々なものをよろいのように身に纏って行くそうです。疲れてしまったり、生きづらさを感じた時ほど、身に纏った鎧を外すことが必要かもしれません。

身体を調え、呼吸を調え、そして「こころ」を調える

曹洞宗の教えの根幹は「坐禅」とされています。坐禅の基本は、姿勢を正し、ゆっくりとした呼吸を行うことで、心を調えます。
曹洞宗の坐禅は「只管打坐(しかんたざ)」とされ、効果や目的を持つことなく、"ただひたすら坐る"ことを教えています。
わたしたちは日々の慌ただしい暮らしの中で、自分自身の葛藤や外部からの刺激に振り回されていることにすら気付けません。
執着にとらわれず、自己にとどまり、"今の有様"を見据える方法として、誰でも手軽にできるのが「坐禅」であるとen・nichiは考えます。

曹洞宗の坐禅

曹洞宗の教えの根幹は坐禅にあります。それはお釈迦さまが坐禅の修行に精進され、悟りを開かれたことに由来するものです。禅とは物事の真実の姿、あり方を見極めて、これに正しく対応していく心のはたらきを調えることを指します。そして坐ることによって身体を安定させ、心を集中させることで身・息・心の調和をはかります。
曹洞宗の坐禅は「只管打坐」、ただひたすらに坐るということです。何か他に目的があってそれを達成する手段として坐禅をするのではありません。坐禅をする姿そのものが「仏の姿」であり、悟りの姿なのです。私たちは普段の生活の中で自分勝手な欲望や、物事の表面に振りまわされてしまいがちですが、坐禅においては様々な思惑や欲にとらわれないことが肝心です。
道元禅師はまた、坐禅だけではなくすべての日常行為に坐禅と同じ価値を見いだし、禅の修行として行うことを説かれています。修行というと日常から離れた何か特別なことのように聞こえますが、毎日の生活の中の行い一つひとつを坐禅と同じ心でつとめ、それを実践し続けることが、私たちにとっての修行なのです。

曹洞宗サイトより

「坐禅」のしかた

□坐禅の服装
坐禅の際は、脚を組むことができるよう、ゆったりとした締め付けのない服装がおすすめです。音の出るものや、アクセサリー、腕時計は身につけないようにします。坐禅は裸足で行います。

□坐禅の場所
坐禅は自宅でも行うことができます。曹洞宗の坐禅は、壁に向かって行いますが、布団の上でも構いません。なるべく静かで集中しやすい場所が適しています。

□坐禅の時間帯
坐禅に適した時間帯は特にありません。基本的にいつでも坐禅をすることができます。しかし、食前食後は集中することが難しいので、避けるようにしましょう。

□坐禅の作法

禅を暮らしに取り入れるための「ZAFU」。

en・nichiから、坐禅に親しみ、暮らしをシンプルにするためのZAFUができました。
禅宗の坐禅で使用される坐蒲。坐蒲に坐り、両膝を床につけ、おしりと両膝の3点で体を支えます。
曹洞宗の坐蒲は、円柱状のかたちが特徴で、中綿は天然素材のパンヤを大量に手詰めし、硬めに仕上げています。パンヤを抜くことで、お好みの柔らかさや高さに調整することができます。
坐ったときに体に負担がかかりにくいので、普段使いでもおすすめです。

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