今日妻を殺しました。

浮気は人を殺す。 結婚4年目。32歳。男。1歳と3歳の子供がいます。 ですが、仕事の出…

今日妻を殺しました。

浮気は人を殺す。 結婚4年目。32歳。男。1歳と3歳の子供がいます。 ですが、仕事の出張で出会った女性と初めて浮気をしてしまいました。その事が妻にバレ、今日僕は妻を、家庭をドン底に突き落とし、精神上、妻を殺しました。 その後悔と懺悔の日々を忘れないように、記録として紹介します。

最近の記事

Day 5

あれから5日。 今日は土曜日だ。外は荒れ、雷鳴が轟き、なんとも梅雨らしい湿気が辺りに充満している。 きっと妻と子供たちは外に遊びにも行けず室内で有り余る元気のぶつけようのなさに苛立っているだろう。 その家族の一員として一緒にいれないことへの虚しさと無力さに今日も苛まれている。 果たして自分は変わることができるのどろうかと思う。 昨日の仕事終わりに考え込んでいて、どうしようもない矛盾に気づく。 なぜ人は浮気をしてしまうのか。 なぜ人は過ちを繰り返してしまうのか。

    • Day 4

      昨日誓約書のドラフトを妻にLINEした。 今まで返ってこなかった返信が届き、少し安堵する。 妻の体調、子供の様子、色々聞きたいことは山ほどあるがどの口が心配できようか。 今の自分にはそれを願うことしかできない。 返信内容はこうだ。 女性関係以外でも嘘をついた場合のペナルティの追加 今回の相手、今後また裏切った場合の相手への対処の記述追加 実家の親へ迷惑をかけてしまっていることへの申し訳なさ 父親失格だが、子供たちにとって父親はあなたしかいないということ 父親として

      • Day 3

        今日も朝が明けた。 今は家を追い出されているから実家に寝泊まりさせてもらっている。 敷布団を敷いてもらっているが、寝付けないためリビングのソファーで寝ている。 毎日同じ時間に起き、朝風呂に入り、出勤する。しかし今は、子供が誘う「パパ起きて」という声や、僕の胸元で構ってほしそうにモゾモゾする子供、外から聞こえる猫の鳴き声に必死に威嚇するペットの声は聞こえない。 今までの何でもない、いや、少し煙たがっていたぐらいの毎日の生活がこんなにも崇高で尊いものだったことに今更ながら気づく

        • Day 2

          夜が明けた。 いつもと違う布団に寝ていたことに気づき、ことの重大さを改めて思い出す。 妻もきっと眠れていないだろう。夢であればよかったのにと思っているだろう。 そんな精神状態の中で2人の育児をさせてしまっていると思うと、本当に申し訳ないという気持ちと、自分の犯してしまった過ちの重大さを痛感する。 この罪をどう償うことができるのか。 いや、償おうとする気持ちすら違うのか。 例えば自分の子供や愛する人、大切な人が誰かに殺されたとする。 僕はそいつに何を求めるだろうか。 求める

          今日僕は、妻を殺しました。

          6/21 浮気がバレた。 妻を、子供たちを、家庭を崩壊させてしまった。 妻は汚物を見るような目で僕を蔑んでいる。 当然だ。 これから僕はこの罪を償うために生涯を捧げる。 事実上の無期懲役。罪名は殺害に等しい。 懲役内容は信頼の復旧もしくは奴隷。 妻は一時顔も見たくないから実家に帰り、反省して誓約書を書いて持ってこいと僕に要求した。 僕は正直今はまだ何を誓約すべきなのかを分からずにいる。 そもそも浮気したやつに人権なんて無。 そんなやつが何を誓えばいいのか。 信頼を取り戻

          今日僕は、妻を殺しました。