多くの人に意味不明であろう、「不登校支援ビジネスの炎上」について思うこと
Voicyのリスナーから「不登校ビジネスの炎上」について話してほしいとのリクエストがありましたので、こっちでも書いてみます。
取材したわけでもなく、伝聞のみで考えていることなので、あくまで現時点での仮説ということで読んでください。長いです。
炎上の意味がほとんどの人にとって意味不明では?
私はよく知らなかったので、、調べてみました。
ことの発端は、
「板橋区と連携した民間業者のオンライン再登校支援」のプレスリリースが炎上したこと。なんのこっちゃ? と思いますよね?
ということらしい。
これ、数十年前に学校卒業したり、10年前に子育てしましたーーって人には意味がわからないニュースじゃないかな?
「学校に行くのは当たり前じゃないか」「親が困るじゃないか」そんな反応が聞こえてきます。ゆたぼんが炎上したのも記憶に新しいです。
学校には「保育機能」があり、学校に行かないと親は仕事がままならない。だから、「3週間で再登校」にお金を払う気持ちはよくわかりますし、うまくいっているケースもあるようです。
ところが、今やそれくらい、世間の考え方が変わってきている。これが、このニュースのキモでしょう。
1 不登校の解決策が大きく変わっている
一つは、文部科学省の考えの変化です。
日本の不登校に関する考え方は、平成28年、「教育機会均等法」(「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」)により大きく変わりました。この法律でどう変わるのか、令和元年に文科省が出した通知にこうあります。
ここから先は
3,130字
これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。