京右ヱ門

屡々夢に現れては教訓を垂れる妹の言葉をここに記す。

京右ヱ門

屡々夢に現れては教訓を垂れる妹の言葉をここに記す。

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京右ヱ門の詩 三十九

欲する物、之無く、 行き着く所、之無い。 探すべき人、之無く、 祈るべき事、之無い。 望むべき事、之無ければ、 願うべき事、 見るべき夢も、之無し。 唯唯、誠を以って、 三尺の秋水と生きるのみ。 京右ヱ門

    • 京右ヱ門の詩 三十八

      果たしてこの先に何があるのか知る由も無く 塵芥のような人生を嘆いたところで何も変わらない。 ただ、すべてが終わるその時まで生きるのも一興。 思うほど難しいことではありませんよ。 わかります?

      • 京右ヱ門の詩 三十七

        守るべきものを守り 戦うべきものと戦い 果たすべきものを果たす。 拳を握るとはそういうこと。 わかります?

        • 京右ヱ門の詩 三十六

          明日があるなど考えてはいけません。 凡庸に生きる者には不帰の一歩が必要なのです。 今日果てるのを覚悟せず明日を望むのならば その手にあるものを捨てましょう。 わかります?

        • 固定された記事

        京右ヱ門の詩 三十九

          京右ヱ門の詩 三十五

          己の襤褸屑のような人生が 世の片隅で無下な最期を迎えたとしても 嘆くことはありません。 無様な教訓だけは遺せますから。 わかります?

          京右ヱ門の詩 三十五

          京右ヱ門の詩 三十四

          逃げますか? 手にした剣は何の為ですか? なりたくてなった訳ではないのかもしれませんが、 なるべくしてなったのですよ。 わかります?

          京右ヱ門の詩 三十四

          京右ヱ門の詩 三十三

          振り上げたのなら振り下ろす。 渾身の力を込めて振り下ろす。 命乞いをされても許してはいけない。 斬るというのはそういうこと。 わかります?

          京右ヱ門の詩 三十三

          京右ヱ門の詩 三十二

          必殺の技など不要です。 研ぎ澄まされた本当の戦いは至極単純。 見世物ではあるまいし、 得物に炎を纏わせても勝てませんよ。 わかります?

          京右ヱ門の詩 三十二

          京右ヱ門の詩 三十一

          振り下ろした剣に正義を求めますか? 斬ることに善悪など考えますか? 斬られることに真理が必要ですか? 知るべきは勝つか負けるかそれだけです。 わかります?

          京右ヱ門の詩 三十一

          京右ヱ門の詩 三十

          勝負に焦り生死に震え、 正気を失い狂気に囚われ、 赦し救いをあきらめた苦痛の中でやっと斬れるのです。 呼吸や集中で斬れるほど簡単ではありませんよ。 わかります?

          京右ヱ門の詩 三十

          京右ヱ門の詩 二十九

          斬られる覚悟。 死ぬ覚悟。 斬る覚悟。 生きる覚悟。 わかります?

          京右ヱ門の詩 二十九

          京右ヱ門の詩 二十八

          負ける意味を知る? 弱いのですから勝たなければ価値はありません。 本当に強い人だけが負けられるのです。 負ける余裕があるほど強くないことを知ってください。 わかります?

          京右ヱ門の詩 二十八

          京右ヱ門の詩 二十七

          正しいことかもしれませんが、 善いことではないのかもしれません。 善いことかもしれませんが、 正しいことではないのかもしれません。 わかります?

          京右ヱ門の詩 二十七

          京右ヱ門の詩 二十六

          守るべきものがある人と失うものがない人。 どちらが強いかなどとは愚かな問い掛けです。 ただ弱い者が蹉跌をきたした理由にしたいだけのこと。 強さに己の巡り合わせなど関わりありません。 わかります?

          京右ヱ門の詩 二十六

          京右ヱ門の詩 二十五

          何も始めていない人が何を終わらせるのですか? 身を潜め息を潜めただ嵐が過ぎゆくのを待つ人に 贖罪などありえません。 雨に濡れ風に打たれた人だけが赦されるのです。 わかります?

          京右ヱ門の詩 二十五

          京右ヱ門の詩 二十四

          命を懸けることに臆したのなら逃げましょう。 誹り罵られ礫を投げられるかもしれませんが、 逃げ出したところで己が価値は変わりません。 ほんの少しの後悔と帰る場所を失うだけですから。 わかります?

          京右ヱ門の詩 二十四