ナマケモノ日記ロゴ第7回2

ナマケモノ日記 第7回~ナマ子とぬいぐるみの話~前編

私たちは、NPO法人京都自死・自殺相談センター Sottoです。
京都で「死にたいくらいつらい気持ちを持つ方の心の居場所づくり」をミッションとして掲げ活動しています。
HP: http://www.kyoto-jsc.jp/

noteではシンポジウムの内容や活動について、関係者のインタビューなどを更新しているのですが、今回は打って変わり、Sottoの事務局勤務経験者で、Sotto随一の怠け者と定評のあるナマ子さんの月刊連載「ナマケモノ日記」をお届けします。

Sottoの内実のことや、ナマ子さん目線での生きづらさなどをテーマに、ゆるすぎる文体と独自の感性で綴ってもらいます。
Sottoの活動に興味を持っていただいている方もそうでない方も、物珍しいものを見る気持ちで、どうぞ覗いていってくださいませ。

前回はコチラ→ ナマケモノ日記 第6回~ナマ子とお酒の危ない関係~
第1回はコチラ→ ナマケモノ日記 第1回~はじめまして、ナマ子です~ 

ナマケモノ日記 第7回~ナマ子とぬいぐるみの話~前編

 ナマステ~~ナマ子です!(何だこの始まり方。。)
決してインドにハマっているわけではありません。
あっ、でもね、インド人の占い師の元でバイトしたちょっと珍しい過去はあります。人生色々なのでね~。
この話はまた別の機会があれば、その時にでも。。

さーて、ナマケモノ日記第7回目は、なんと我が家(ナマ子ハウス)に新しく仲間入りした「3匹」の紹介と共に、趣味趣向にまつわる生きづらさについての話を書こうかなーと思っています。
えっと、突然ですが~ 3匹って、一体何が3匹だと思いますか???
え、3匹の子ブタ?・・・違うよ、違う。
あっ!猫!ナマ子、猫でも飼ったのか~!?
ブブーそれも違いまーす。ハムスター??それも違いますー。

やってきたのは・・・アレだ!

 変なクイズタイムはここらでやめておくとして、正解はなんと。。「ぬいぐるみ」です。しかもナマケモノのぬいぐるみです!
そう、ナマ子のお友達です( ´艸`)
彼らとの出会いは先日突然やって来ました。
その中の1匹の名前が「ナマステ」なわけで。。(やっと冒頭につながったーー)

ナマステとの出会いは、10月に動物園に行ったときのことでした。
グッズコーナーをウインドウショッピングしていると、棚にでんと置かれているナマケモノのぬいぐるみを発見!
しっかりナマケモノを再現していて結構リアル、それでいて可愛い!
これは、もう一目ぼれに近いかな。。レジに直行しました。

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それで、人生で始めてナマケモノ(のぬいぐるみ)に名前を付けるので、結構悩みまして。。
「ナマ○○」にするのは決めてたけど、いまいちイイ感じの名前が浮かばず。。。
そんな中ふと「ナマステ」というワードが浮かび、グローバルな感じがするしこれでいこう!と勢いで即決しちゃいました。ナマステ~👏
ナマステは、ずっしり重量感のある本格派のぬいぐるみで(ちょっと珍しいかも~)、まるで本物のナマケモノを抱いているような気持ちになれます。
そしてね~、もう表情が!!!瞳に優しさが溢れていて、抱っこして目が合うと思わずこっちも笑みがこぼれます。

ナマステ、親になる

 そうやって家でナマステと戯れていて、ふとナマステを購入したときのレシートを見ると、商品名に「ナマケモノ 親」と書いてあることが判明!!!!!
まさか。。。親ってことは子どもverもあるのーーー!?
早速ネットで検索すると、あぁぁぁぁ、本当に同じメーカーで子どもverが存在するではないか~!
ナマステも一人じゃ寂しいよね・・・と思うと、子どもに会わせてあげたいなんて気になってきちゃったりして。
そして。。ポチッ(通販サイトの購入ボタンをクリックする音)。

そんなこんなで、ナマステとの出会いから数日後、ナマ子ハウスに2匹目のナマケモノがやって来ました。

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名前は悩んだ結果、ナマステと一字違いの「ナマスケ」にしました。何だか子どもっぽい雰囲気の響きだしね。
ナマステとナマスケ、それぞれがとっても可愛いけど、2匹揃うとその可愛いさは爆発。。!
何で動物が親子でいる姿はこんなに癒されるんでしょう~~~。
気のせいかな、ナマスケが来てから、ナマステはさらに表情の優しさが増したように感じます。。
南米のジャングルから日本にやって来て、これまで1人で心細かったよね。。
ナマスケも親譲りの優しい表情をしていて、何か語りかけてきているかのように感じます。

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▲2人だけの世界で仲睦まじく過ごすナマステとナマスケ

そしてナマケモノパラダイスへ・・・

 まだまだ終わりません~。
3匹目ですが、これがまさかの展開で、ナマステ・ナマスケの到着2週間後ぐらいのことでした。
ナマ子の実家から郵便が来たのですが、なんとその中に食料品と一緒に新たなナマケモノのぬいぐるみが!
第3回のナマケモノ日記にも登場したナマ子ママが、プチサプライズで送ってくれたのでした。
ナマステやナマスケの話はしてないのに・・・運命??

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▲高いところで過ごすナマタロウ(ちょっとシャイ

他の2匹とはちょっと雰囲気が違って個性的なこの子の名前は、若干のネタ切れ感にも襲われつつ「ナマタロウ」とシンプル路線で命名しました。
動物園でのナマステとの出会いから始まり、偶然のグッドタイミングでやってきたナマタロウとの出会いまで、短期間に何と何と何と、ナマケモノのぬいぐるみ3匹が集結することになりました。
ちょっとミラクル。クルクル~。クルミ~。

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▲あいさつを交わすナマケモノたち

3匹もナマケモノが増えて賑やかなナマ子ハウスですが、実は既に何匹か先住ぬいぐるみが存在するのです。
その中に、ナマ子が3~4歳の頃に出会ったあらいぐまラスカル(別名:長老、もしくはラスボス)がいます。
彼?彼女?は(もはや性別を超越した存在)、引っ越しの多いナマ子の人生にひたすら着いて来てくれ、苦楽を共にしてきたズッ友(長い間の友達のこと)です(なんと海外生活も経験済)。

ぬいぐるみはあちこちに

 そうそう、実はSottoの事務局にも犬のぬいぐるみと、鳥のぬいぐるみが居ます~。
犬のぬいぐるみは、なぜか「ドナルド」と名付けられ、事務局のスタッフの疲れたときの癒やしになっています。
心のピュアな人には鳴き声が聴こえるとか何とか・・・。

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▲番犬と・・・番鳥?

その他にも、手のひらサイズのひこにゃん(彦根市のゆるキャラ)のぬいぐるみが数匹います!
ちなみに、ひこにゃんはおでんの会やごろごろシネマなどのSottoの会の中でいつも置かれていて、グループの中で自分が話をする際に手に取ることで、話し出すことへの心理的ハードルを下げるツールとして活躍しています。

ぬいぐるみって持っているだけでも、なんか柔らかくて安心する効果があるのかな~なんて思うので、人前で思っていることを話すのが苦手な人にとっては(ナマ子もその一人ね)、ぎゅっと触れていると勇気づけられるような存在で。。
緊張したときに触れると少し気が和らぐものだと感じています~。

後編につづく

 と、ここまで、ヌイバナ(ぬいぐるみ話のこと)に一人で花を咲かせていますが。。。
もしかしたら、いい歳した大人がここまで自分のぬいぐるみを大はしゃぎで紹介することって、世間的にはちょっと恥ずかしいことと思われるのかもしれません。
でも、「大人だからこうしないといけない」「大人ならこんなことしてはいけない」みたいな暗黙のルールって、息苦しく嫌になっちゃう。。
そんなことを言い出したら、そもそも自分のことを「ナマ子」って呼んでる時点でアレだしね(;´∀`)
今回はナマケモノ日記初の前後編に内容を分けてみたんですが、
後半では、ぬいぐるみが私たちにくれる癒やしと、大人が「大人らしくない」とされる趣味を楽しむことについてナマ子が思うことを書いてみたいと思います~~~。
ぜひ読んでね!

ナマ子

後編につづく

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