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ナマケモノ日記 第2回~ナマ子は一人旅がお好き~

私たちは、NPO法人京都自死・自殺相談センター Sottoです。
京都で「死にたいくらいつらい気持ちを持つ方の心の居場所づくり」をミッションとして掲げ活動しています。
HP: http://www.kyoto-jsc.jp/

noteではシンポジウムの内容や活動について、関係者のインタビューなどを更新しているのですが、今回は打って変わり、Sottoの事務局勤務経験者で、Sotto随一の怠け者と定評のあるナマ子さんの月刊連載「ナマケモノ日記」をお届けします。

Sottoの内実のことや、ナマ子さん目線での生きづらさなどをテーマに、ゆるすぎる文体と独自の感性で綴ってもらいます。
Sottoの活動に興味を持っていただいている方もそうでない方も、物珍しいものを見る気持ちで、どうぞ覗いていってくださいませ。

第1回はコチラ→ ナマケモノ日記 第1回~はじめまして、ナマ子です~

第2回~ナマ子は一人旅がお好き~

 どーも、どーも。ナマ子です。ナマケモノ日記、第1回が思いのほか好評?だったので(自画自賛…誰に褒められなくても自分で自分を褒めて生きのびてきたナマ子)、こうして無事に2回目を迎えることができました。
ここ最近のナマ子は深夜まで映画やドラマを観ていて、寝るのは午前2時半以降です。。そして起きる時間は。。。。。。。言えない(恥)。

そんな夜行性のナマ子がこの文章を書いているのも当然、深夜なわけです。深夜って日常から切り離された感じがして、何でこんなに楽しいのでしょうね~。
うーん、これは現実逃避ってやつですかね。
寝るのが大好きなナマ子ですが、深夜に起きているのは大好きです。
世間とズレた生活をしていることに、ワクワクしてしまう変態です。

「チェックイン・チェックアウト」とは

 さてさてさて、、ナマ子の話は一旦脇において、今回のお題は「チェックイン・チェックアウト」です。ん?何なんそれ?って感じですよねー。実はこれは、Sottoで会議などをする際に必ず行う重要(ある意味会議より重要?)な儀式なのです~。

 ここでいう「チェックイン・チェックアウト」は宿に泊まる際のアレではなく、会議が始まる時(イン)と終わる時(アウト)に、ひとりひとり、今の気持ちを話すことをこう呼ぶのです。
難しく考える必要はなく、シンプルに「疲れています」と一言でもいいし、「こんなことがあって、落ち込んでいます」や逆に「こんな嬉しいことがあって、浮足立ってます~」などなど、思いのままでよいのです。

 なぜこれが重要なのかって? ふふふ、実はいくつもの利点があるのです。
まずは、手軽なアイスブレークになるってことです。
普段から話をすることや、意見を言うことに慣れている人にとっては、何てことないことかもしれませんが、会議って色々な意見を出し合っていく場なので、一定の緊張感はありますよね。
そんな中、話をすることが得意ではない人にとって、最初に声を発しておくことで緊張が和らぐので、これは実は大事なことなんですよねー。

意外とデリケートなんです

 ちなみに、ナマ子は人に自分を開示することが得意ではありません。
こんな文章を書いているので信憑性に欠けるかもしれませんが、本当です!
と言うか、、厳密に言うと、ズレた感覚を人前で披露することにハードルの高さを感じてしまうのです。
意外にそういうところはデリケートなんですナマ子。

 ちなみにそんなナマ子のチェックインは、「眠いです」か「早く帰りたいです」と言う確率が7割5分です~なんて後ろ向きなんでしょう~。
でもそれでいいのがチェックインであり、Sottoなのです。
そしてこのチェックインには、もう一つ作用があり、それぞれが今の気持ちを言葉にしておくことによって、会議中に無用な気遣いをしないで済むのです。

どんなことかと言うと、例えばいつもは発言が活発な人がいたとします。ところが今日の会議ではうつむきがちでほとんど話しません。
こんな時、気になりますよね~~?? 
何だろう?お腹痛いのかな?嫌なことあったのかな?発言したくないほど、どうでもいい議題なのかな?などなど。
しかし、チェックインでこの人が「今日は寝不足でとても疲れてます」とか、「好きな人からLINEの返事がなくてツライです」など、何か一言語ってくれれば、双方にとって楽になるわけです。
これって案外優れたシステムなんですよ。

チェックインつながりで旅の話でも

 チェックインの説明をしたところで、ちょっと筆休めして(すぐ休むな!との声が聞こえてきそうですが、私は耳を塞ぎます)、旅の話でもしようかな。。
現実逃避が大好きなナマ子は旅が好きなのですが、一人旅率が高いです。
一人でいるのが気楽で楽しいのです。
(友達が少ないっていうこともあるけどね、まぁそれはいいか。。)。

前回書いた通り、時間に拘束されると息苦しく(生き苦しく)なる性質なので、予定とか立てるの無理です。
私にとってスケジュールを組んで行く旅はもはや旅ではなく、仕事のようなもの。。。全然息抜きにならないよー!ってなります。
困ったもんだねナマ子。そういうこともあり一人旅が多くて。。。
何となく行きたい所を数か所チェックはしておくことはあっても、実際に行く場所はその時の気分と勘で決めます。

 そして、宿に泊まる際に発生するチェックインとチェックアウト。
今度は皆さんが知ってる方のアレです。
皆さんは宿に泊まる際、チェックインとチェックアウトの時間を守っていますか?
ナマ子は一応、守るには守ります(時間に追われて荷造りをするナマ子は、ナマケモノらしからぬ機敏な動きで、我ながら早いです~ おそらく、その瞬間だけ人間に戻るのかと)。
でもね、お察しの通り、1分でも多く寝ようとするので、チェックアウトの際にはいつもギリギリのタイムアタックになります。

例えばチェックアウトが10時の宿なら、部屋を出るのは9時58分とかで。。。。それがナマ子にとっては当たり前なのです。
たまに、極たまに、10分前ぐらいに支度が完了して(すごい~)部屋を出ることがあるのですがっ、そんな時はもう、めっちゃドヤ顔で部屋のドアを開けるのですが。。。。

はい、見事に他の部屋のドアは全て開け放たれており、シーツやらタオルも廊下に出払われて、もうスタッフさんが掃除機をかける寸前なわけです。Oh...
っていうか、世の中のチェックアウト時間って10時であることが多いですが、ちょっと早くないですか??
たまに11時とか12時の宿を見かけますが、もうナマ子にとっては最上級のエサで、迷わずその宿を選んじゃいます。

こんなぐーたらした私でも気ままに行動出来るのが一人旅の魅力ですが、逆に気心知れた人と行く旅は、楽しい時間を共有できて、楽しさ倍増するということも、ナマ子なりに感じています。
絶景に出会ったりおいしいものを食べた時の感動を共有する人がいないのは、やや寂しいような、けれども一人旅の方がラクだし、うーん複雑なナマ子。

安心感って大事

 今回はSottoの習慣である「チェックイン・チェックアウト」にかけて、話を旅へつなげてみせる大胆な手に出てみました。
文章って難しいですね。。ナマ子困る。。。
皆さんも、会議などをする際には、この「チェックイン・チェックアウト」、やってみてはどうでしょうか。
意外とイイですよ。このナマ子が保証します。

たとえ自分がどんな気持ちでいても、その気持ちをその場にいる人達が、受け止めてくれる。
この安心感があるからこそ、自分の考えを素直に吐き出せるわけです。
って、何かイイ話な感じでまとまりそうですね。

あれあれっ、なんかナマ子っぽくないな~。まっっ、いいか~。

(ゴロンッ)

ナマ子

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