ナマケモノ日記第6回

ナマケモノ日記 第6回~ナマ子とお酒の危ない関係~

私たちは、NPO法人京都自死・自殺相談センター Sottoです。
京都で「死にたいくらいつらい気持ちを持つ方の心の居場所づくり」をミッションとして掲げ活動しています。
HP: http://www.kyoto-jsc.jp/

noteではシンポジウムの内容や活動について、関係者のインタビューなどを更新しているのですが、今回は打って変わり、Sottoの事務局勤務経験者で、Sotto随一の怠け者と定評のあるナマ子さんの月刊連載「ナマケモノ日記」をお届けします。

Sottoの内実のことや、ナマ子さん目線での生きづらさなどをテーマに、ゆるすぎる文体と独自の感性で綴ってもらいます。
Sottoの活動に興味を持っていただいている方もそうでない方も、物珍しいものを見る気持ちで、どうぞ覗いていってくださいませ。

前回はコチラ→ ナマケモノ日記 第5回~ ちゅ~る食べてみた ~
第1回はコチラ→ ナマケモノ日記 第1回~はじめまして、ナマ子です~ 

ナマケモノ日記 第6回~ナマ子とお酒の危ない関係~ 

 突然ですが。。今回のナマケモノ日記は何と~~~・・・お酒を飲みながら書いています!(ぷはー)
6回目にして息切れして、ついにお酒の力を借りないと書けなくなったの?とお思いでしょうか。 
まぁそれは。。そうかもしれないし、そーじゃないかもしれない(言葉を濁す時点で。。ウッ)。

まっ、とにかく、今回のナマケモノ日記お酒について書こうかな~と思います。
お酒の回だし、というワケで缶チューハイ片手に執筆です。。
酒飲みながらなんてけしからん!なんて思われちゃうのかな。。
もちろんお酒を飲みながらしていい事と悪い事の線引きはあるけど、ナマケモノ日記はいいよね。。
今の世の中、誰かのちょっとした間違いを叩き合って、何かがおかしいような、息苦しい思いです。。ゆるくいきましょう(ふぅー、2段落目にして2缶目突入)。

転職の度に新しい人間関係が不安

 まぁ。。お酒を飲まない人からしたら、酒好きの酔っ払いはむしろ厄介な対象かもしれないし(うっ。。。)、理解しがたい生き物に映るかとも思いますが。。。
ナマ子はお酒による数々のやらかしを重ねてここまで生きてきました(あっ、お酒なくてもやらかしてるか~)。
実はお酒がないと、コミュニケーションが上手く取れない(本当の自分を出せない)、そんな一面を持っていて、お酒に助けられた経験がたくさんあります。。。

これまでのナマケモノ日記にも書いた通り、転職の多い人生を歩んで来たナマ子。
当然のことですが、転職する度に新しい職場の人達と一から人間関係を構築していく必要があります。
幾度となく転職をしているのなら、それぐらい慣れたものかと思うかもしれませんが、これがね~そうもいかなくて。。。
新しい仕事の初出勤の前夜は、色んな不安が頭をよぎってはいちいち考え込んでしまい、脳みそはシャットダウン不能となり、結果。。。
一睡もできず初出勤を迎えることになるのです(睡眠をこよなく愛する生き物としては、致命的なメンタルの弱さ。。。)。

歓迎会でグイグイ飲んでしまい、記憶が。。

 まぁ 転職や転校が多い人生だったおかけで、新しい職場の人間関係も表層的な部分では、うまく交わす術は身に着けているので、ひとまずは何とかなるのです。
でもね。。本性をほとんど出さない(出せない)性格なので、私のために開催してくれる歓迎会は、ありがたいですが正直地獄なんですよ。。。。特に大人数になればなるほど。。。。

まだ人に慣れず、飲みの席で周囲と打ち解けられないナマ子は、適当に相槌打ったり愛想笑いしたり。。。
でもそれも途中からは疲れてきて。。。
手持ち無沙汰になった挙句、一人でお酒をガンガン飲んでは記憶を無くす始末(ひどいもんだね~)。
その後、記憶が蘇ってくるのは家の玄関かベッドの上で疲れ果てて少し眠った後という。。。。(どうやって帰って来たか覚えてなーーーーーい。Nonononononononono)

記憶が戻ってきた瞬間、あぁぁぁぁぁやっちまったーと思いながらも、職場の人と連絡先を交換するほど溶け込んでいないので、何かやらかしたりしてないか誰にも確認できず、不安に襲われながら翌日出勤。。。。

ところが。。。。「昨日大丈夫だった~~~??」とにこやかに、もしくは爆笑しながら聞かれることがほとんどで、どうやら記憶を無くしてからのナマ子は絶好調で、言動が普段より面白いらしいのです←記憶がないので、らしいとしか言えない。。。。。
てなワケで、記憶がないクセにコミュニケーションが何だかんだ円満に進んでいるという!!!!
これって、酔った時に顔を出すもう一人の自分が普段の弱点をカバーしてくれた感じで、嬉しいやら、複雑な気持ちになるやら。。

画像1

▲自宅でまったりチューハイを飲むナマ子(イラストのテイストが全く定まりません

お酒パワーが切れたら振り出しに戻る

 Sottoのシンポジウムにこれまで何度か登壇された精神科医の松本俊彦先生が、「お酒を飲んだ後のラーメンは自傷行為みたいなものだけど、やめられないんだよね」というようなことを言っておられましたが、ナマ子はお酒の後のラーメンにたどり着けないのです。。。その前に力尽きるという。。。
しかしその結果、何を話したかまったく覚えていないけど(我ながらヒドイ)、皆が温かく迎えてくれているという状況に安堵して、まぁいいかっ~と楽観的になるナマ子。
そして、職場の人からは大酒飲みの称号をもれなくいただくというのが恒例に。

それをきっかけに本性を全開にできたらいいのですが、厄介なことに仕事中はお酒を飲めないので、お酒パワーで一旦フレンドリーになったナマ子は振り出しに戻ります。
それでも周りがフレンドリーに接してくれるので、それに便乗して少しづつ少しづつ少しづつ自分を開放していく。。。
これまで転職してはそんなことを繰り返しているのです。。。。(懲りずに何回もね。。。)

お酒に頼るのも全てが悪じゃない

 お酒を飲まないと思っていることを気軽に言えない。。。
記憶を失くすくらい酔っても懲りずにまた記憶を失くす。。。
典型的なお酒に頼りがち人間のナマ子。
でもね~~、そんなヘタレでもお酒に助けられながら生きていて、お酒がないともっと苦労してると思うと、お酒に頼るって全部が悪いことじゃないと思うのです。
これは、お酒に限らずね。
本当は書きたいお酒エピソードが目白押しなのですが、それらを書きまくるとナマ子の酔っ払い日記になりそうなので我慢我慢。。。(何を我慢するのだ??)

ちなみに。。家ではほとんどお酒を飲まないナマ子ですが(これホント!!!)、気心の知れた人と少人数で飲むのは大好きです。
そして、最近はノンアルコールでも楽しめるぐらいに成長??しました。Sottoと関わるようになって自分の出し方が分かるようになり、生きづらさが軽減されたからかな~?(長い道のりだった。。)

 さてさて、缶チューハイを2本飲んだせいかトイレが近くなったし、書くの面倒になって来たので、そろそろ締めたいと思います(どんな締め方なん。。)。
久々の家飲みなので、もう1本飲んじゃおうかな~(やっぱり、あまり成長していない!?)。皆さん、お酒はほどほどに~!(お前が言うな。。)
おやすみなさ~い。

シャッ(音速で寝る用意)

追記 ~ナマ子の酔っ払いエピソード~

 実は。。。Sottoの創設者であり代表でもあるたけさん(竹本了悟)との出会いにもお酒が絡んでいるのです。。。。。。
今から4年前、まだSottoとの関わりは数ヶ月に一度、事務的なボランティアをする程度だった頃の話です。
作業を終えた後、他のボランティアの人からご飯に誘われました。
ナマ子を含めて4人でしたが、案の定、話にうまく入れない自分を感じて。。日本酒をグビグビ飲んで酔っ払うことで、なんとかその場に溶け込もうとしたナマ子(間違った溶け込み方ね。。。)。

そして途中からたけさんも合流することになったのです。
緊張をごまかすためにお酒を飲み続け、たけさんが登場した頃には記憶がかなり曖昧になっていたナマ子。
当時はまだたけさんとはほとんど話をしたことがなく、初対面に近い状態でした。。。
帰り道の途中からかろうじて記憶が蘇ってきたわけですが、たけさんと話した内容なんかは、あまり憶えていません~(笑うしかない~ふふ)。
そんなわけで。。次にたけさんと会うまで実はビクビクしていたのを覚えています。何か変なことを言ってないか。。。

 しかし、たけさんが今振り返るには、これまでに見た私の酔っ払い姿の中では、初めて飲んだその時が一番楽しそうだったそうで。。。。たけさん的にはポジティブ評価。うーーーん複雑。覚えてないのよ。
しかしこの話はまだ終わらず、たけさんはその時に私が酔った末に泣いていたと証言しているのですΣ(・□・;)

さすがに、それは無いな~と自分では思い(過去にも泣いたエピソードは聞いたことないので)、モヤモヤしつつ、記憶がないのではっきり否定できないという自業自得の沼にハマっているわけです。
ほぼ初対面で飲んで、テンション上がった末泣くって、それだけ聞くとなかなかすごいけど、どうだったの過去のナマ子。
真相を知りたいよ~~~。

ナマ子

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