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ナマケモノ日記 第14回~ナマコ・ストランディング ほどよい距離の取り方~

私たちは、NPO法人京都自死・自殺相談センター Sottoです。
京都で「死にたいくらいつらい気持ちを持つ方の心の居場所づくり」をミッションとして掲げ活動しています。
HP: http://www.kyoto-jsc.jp/

このナマケモノ日記では、Sottoの事務局勤務経験者で、Sotto随一の怠け者と定評のあるナマ子さんが、その独自の目線から見たSottoのことや生きづらさなどをテーマに、ゆるすぎる文体と独自の感性で綴ってもらいます。
Sottoの活動に興味を持っていただいている方もそうでない方も、物珍しいものを見るように、気軽に覗いていってくださいませ。

前回はコチラ→  ナマケモノ日記 第13回~社会に溺れかけたナマ子の中学時代~後編
第1回はコチラ→ ナマケモノ日記 第1回~はじめまして、ナマ子です~

ナマケモノ日記 第14回~ナマコ・ストランディング ほどよい距離の取り方~

 最近、、実は寝るのが朝6時頃で、昼間に用がなければ16時頃まで寝るという生活を送っています。。。
完全に昼夜逆転生活!!(いいええぇぇぇい✌)

なぜ。。ここまで寝るのが遅くなっているのかというと。。
とあるゲームにハマっているのです~。
そのゲームとは。。2019年11月に発売されたPS4(プレイステーション4)の『デス・ストランディング』という作品です。
うーーーーーん、もう、このゲーム、スゴいの一言です。
スゴいという言葉が霞んでしまうほどのスゴさ!(結局、スゴいという言葉しか使えていない・・・)

『デス・ストランディング』とは

 このゲームを簡単に紹介すると。。。
舞台は近未来のアメリカ、タイトルでもある「デス・ストランディング」という現象から世界は滅びかけており、繋がりを絶たれた人々は分断され散り散りに生きています。
そんな滅びゆく世界で、主人公を中心とした数名がアメリカを再建しようと奮闘するストーリーなのですが、その最大のテーマが「繋がり」なのです。
しかし登場人物の中には、他人と繋がることを好まない人や、繋がるにしてもそれなりの距離感を保とうとする人など、様々なのです。
それぞれのキャラクターに複雑な事情があり、それがまた説得力を持ったストーリーに貢献しています。

・・というのがこのゲームの世界です。
そこで主人公は悪の勢力と戦いアメリカを取り戻していく。。のではなく!
一応敵は存在するのですが、主人公は基本的には戦わず、拠点から拠点へ荷物を配達することがこのゲームの軸となる要素です。
戦うんじゃなくて、荷物を運んで人と人とを繋げていく。。自称平和主義者のナマ子にはドンピシャなゲーム。。💛
またこのゲームは、オンライン上で他のプレイヤーとゲームを進めるうえで肝心なアイテムなどをシェアして助け合うことができるのです。
しかし、プレイヤー同士は一緒に敵と戦ったり冒険したりすることはできず、何なら互いの姿を見ることもできません。
間接的にゆる~くゆる~く繋がれるシステムであり、そのゆるさがナマ子には心地よくてね~~。
すでに125時間プレイしています(いいええぇぇぇい)。

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▲荒廃した世界で荷物を運ぶのが主人公の仕事(滅びかけの世界なのに、とにかく映像が美しくて癒されます。。)

 ちなみに、ナマ子がこのゲームを知ったきっかけは、Sottoのnoteの編集長のオススメでした~。
(編集長は『デス・ストランディング』を発売日に買ったそうで、「これは今までプレイしたゲームの中で一番!!」と熱弁していました。。余談)
PVを見ても実に面白そうなゲームでしたが、何やら操作やシステムが複雑そうで、、ナマ子がプレイすることは無理かと諦めていたのですが。。

なんとなんと、Very Easyモードというゲーム初心者でも気軽にプレイできるモードがありまして。。
スーパー操作音痴のナマ子でも何とかプレイすることができ感動~!!
クリアまでプレイできました!
本当はこのゲームの話を、ひたすーーーーーーーーーーーーーーらしたいところなのですが。。。それはまたの機会にします(泣)

人・ものとの距離感について考える

 『デス・ストランディング』にハマりまくっているナマ子ですが、ふと思ったのです。。
最近耳にしない日はない「ソーシャルディスタンス」という言葉が、人との繋がりをテーマにしたこのゲームの内容とリンクするな~と。。
そんなわけで、今回のナマケモノ日記第14回目は繋がり・距離感について書いてみようかなと思います~。
だからね、ゲームの話は決して無駄話じゃないのです!!(ちょっと言い訳ぽい。。?)(;´∀`)

さて、今盛んに言われている「ソーシャルディスタンス」という言葉ですが、これは人間同士の物理的な距離を指しています。
ちなみに。。。。ナマ子は元々人に対してちょっと距離を取る方が快適だったので、急に「ソーシャルディスタンス!!」と言われてもあまり違和感なく過ごせています。
(むしろウエルカムな部分もあります。。)
あっ、でもね。。動物に対しては逆にどんどん近づきたいタイプかも~。
まぁ ナマ子に限らないと思いますが。。
好きなものへの距離はおのずと近くなりますよねーねー。

 そうそう、先日ワイヤレスイヤホン売り場でウィンドウショッピングを楽しんでいたのですが。。
ガラスケースに鼻先やオデコがぶつかりそうな、きわっきわの距離で食い入るようにイヤホンたちを眺めていたしさ。。。。
でもね~そんないかにもイヤホンを買いそうなナマ子に、不思議と店員さんは誰一人声をかけて来なかったのね~。
というか、イヤホン売り場にはいつも1時間以上いることが多いのですが、声をかけられたことないな~(おそらく、声をかないでくれオーラが全開なのでしょうね)。
実際声かけてほしくないしな~。。。

距離が近ければいい、というものでもない?

 さーて、話を少し戻しますが。。。
人間って、好きなものには距離を縮めようとするけど、苦手なものからは距離を取りたくなる生き物だと思います。
でもねでもね、これまでの世の中って~物理的にも精神的にも距離は近い方がよい!とか、苦手なものも極力克服して距離を縮めた方がよい!という風潮が強かったように思うのです。

ところが昨今の問題を発端に、色々と距離感や繋がり方にについて見直され始め、、人々の価値観が大きく変化してきているように勝手に感じてます(思い込みだったりして。。)。
実際、様々なことがオンライン化されるようになったしね~。
一概に良し悪しを語れない問題ですが、個人的にも悪いことばかりじゃないな~と思っています。

 あとね~、、いくら好きなものといえども、必ずしも密着することを求めない人だっているし、同じ人でもその辺のバランスは状況によって違う、ということもあると思うのですん。
自分の調子がいい時は距離が近くてもよいものが、不調気味だと。。。
「あっ。。ちょっと距離を置きたい。。」みたいにね。。(逆もあり得るかな。。)
でもそれって、他者からは気付きにくい部分でもあり、そもそも距離って実は目に見えるものだけが全てではないなーと。
いや、むしろ~目に見えない距離や繋がりの方が大事だったりするかも。。

例えばSottoでは、相手の気持ちを感じて受け取るという練習を、ロールプレイという研修を通して行うのですが、これって、、話をした人が気持ちを受け取ってもらえたと感じ、心の距離が近くなったときに、心が少し軽くなったり、つらさが和らぐことに繋がっているように思うのです。
心の距離って目に見えるものではないし~、分かりづらい部分だからこそ、コミュニケーションにおいて人は苦労するのですよねん。
人の悩みの多くは人間関係だったりするし。。。(ふぅ。。)

猫たちに学べること

 その点、、、人間以外の動物って距離の取り方や保ち方が上手いな~と思うのです。。(やっぱり動物の話に持っていくナマ子。。)
例えば猫なんて。。
皆さんも公園などで見かけたことがあるかと思うのですが~、絶妙な間隔を空けて、それぞれのポジションを確保してくつろいでいますよね。

でも必要な時には人間にも寄ってきたり、猫同士毛づくろいをしたり。。。
いや~距離の取り方がうまいですよね~(尊敬するニャ)。
あと野生動物は狩りをする際、闇雲に近づかず、この距離!ってところを本能で押さえていますよね~。
追うタイミングをしっかり心得ている感じで。。(尊敬するニャ)

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▲微妙な距離感を保つ猫たち

ほどよい距離感を取れたらいいな

 すでに書いた通り、人と距離を取るというのはナマ子はそんなに悪いことばかりではないと思っています。。
人と距離を取ったからと言って、必ずしも繋がりや親密度が下がるわけではなく、むしろ関係性がよくなることもあり得ると思います。
距離が近すぎることでかえって関係に支障が出てしまう、そんなこともあるかもしれません~。
誰か・何かに対する距離が近すぎたゆえにしんどい思いをしている人は結構いるのではないかな~と。

ナマ子はあらゆるものに対してではないにしろ、少し離れた距離感の方が好みだったりするし、もっと言えば、社会との距離の取り方ってある程度ゆるくていいなと感じるのです。
なんか社会に、しっかり属してないとダメみたいな感じが、昔から苦手だったので。。。

何事も、その時々に応じてほどよい距離感を取るのが理想と思いつつ、、ほどよさって人それぞれですよね。
普段は距離を取っていても、寂しいときや苦しいときには思いっきり人に密着したくもなるのでね~(この辺りの話は第12回の遅いと速いの使い分けと通じる部分もあるかな)。

 そういう意味で、『デス・ストランディング』のようにオンラインで他のプレイヤーと会話せずにゆるく協力し合うシステムは、ほどよい距離感を考えるうえですごくいいヒントになるな~と。
『デス・ストランディング』をヒントに、ナマ子なりの人やものと付き合うほどよい距離感を考えたいという思いを込めて、「ナマコ・ストランディング」なんていうタイトルにしちゃいました。。(意味不明?)

ちなみにナマ子はこの1か月半ぐらい、ゲーム以外の趣味は差し置きとにかく『デス・ストランディング』に没頭し、もはや自分の部屋がゲームの世界と繋がってしまっているような気分で。。
「何事もほどよい距離感がいい」と言いつつ朝6時までゲームにのめり込んでいるナマ子。。
しかも、普段はぬいぐるみをしょっちゅう撫でたり抱っこしてるくせに、ナマケモノ日記を書いている間は、完全に彼らに背を向けてパソコンと密着。。。。(ごめんね)
あぁぁぁ~ほどよい距離感って、難しい~~~。。
でも、朝6時まで何かに没頭したくなるときだってあるよねっ!

まぁ、、今回のナマケモノ日記も、締切3日過ぎながらも何とか書き上げたので~、これでまた『デス・ストランディング』の世界に戻って荷物の配達に没頭できる~~~(キャ~ッキャッキャッキャ~↑)。
今は深夜2時なので、あと4時間は遊んじゃおうかね。。
ぬいぐるみも撫でながら。。(ふふふふ)

ナマ子


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