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【開催レポート】京都ゆかりのみオンラインvol.1 宇治市編 〜お茶と歴史と挑戦のまち〜

こんにちは!京都ゆかりのみです。
今回の開催レポートは、2021年8月14日に第1弾として開催した「宇治市編」をお届けします。

■京都ゆかりのみとは?
京都のまちのエエトコを地元の方に聞ける交流会です。
京都府外に住んでいるけれど京都のことが好きだ!という方と地元の方で、観光地だけではないまちの魅力について語り合うオンラインイベントを開催しています。
府内の全26市町村を1つずつ対象に、京都を離れても京都に関心のある人が、まちの人とつながれる場を作ります。

今回は、宇治市役所の森川さんと、お茶と宇治のまち歴史公園「茶づな」の学芸員をされている中畑さんにゲストとしてご協力いただき開催しました。

挑戦を後押しする産業交流拠点「うじらぼ」

宇治市と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか?
宇治といえば、お茶や世界遺産の平等院というイメージが強いのでは無いかと思います。世界でも名高い京都ブランドを大きく支えている都市でもありますが、実は、京都府の中で2番目に人口が多いまち。

JR、京阪、近鉄の3つの路線が通っていて、沿線沿いを中心に10以上の商店街があるなど、生活基盤も充実しています。

商店街を活用したビアガーデンや飲み歩きのイベントなども盛んに行われていますが、産業育成だけでなく、一歩踏み出す人を応援するため創業支援にも力を入れているとのこと。

ゲスト出演いただいた、産業交流拠点 宇治NEXT「うじらぼ」を運営(※当時)されている森川 克哉さんは「挑戦できる人を応援したい!」と語ります。

時には失敗しながらも挑戦し続ける人たちの研究所として2020年11月にオープンした「うじらぼ」は、人と人が繋がり、新しい価値を生み出していく場所。コワーキングスペースの運営をしているほか、交流会の開催や情報発信など、さまざまな後押しをしてくれます。

創業支援に限らず、「宇治市みらいキャンパス」という小中学生、高校生向けのスクールも開講しており、地域での多様な生き方・働き方について考える機会の提供など、幅広い活動を行なっているとのこと。若い方や女性の利用者も多いそうで、様々な方々が関われる雰囲気がとても素敵だなと思いました。

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うじらぼ館内の様子

イベントが不定期で開催されているほか、毎週水曜はスタッフもいるオープンデーとして開放されているので、気になる方は一度遊びに行ってみてください。宇治市で何かチャレンジをしてみたい!という方は、きっと仲間が見つかると思います!

■アクセス
〒611-0021 宇治市宇治琵琶45-13 宇治市産業会館1階
google map:https://goo.gl/maps/SQYrCsV9boFtve876

800年の歴史を誇るお茶の魅力を伝える「茶づな」

もう一名のゲストは、お茶と宇治のまち歴史公園 茶づな の学芸員の中畑 伶威さん。文化人類学が専門の中畑さんからは、お茶以外にもアートや宇治市の文化など、連続講座が出来そうなくらいたくさんのお話をいただきました!

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茶づなは2021年8月21日にオープンした、宇治茶と宇治の歴史・文化を知ることができる新施設です。(ゆかりのみ当日はオープン直前でした!)

お茶は日本の文化とは切り離せないもので、長い歴史の中でおもてなしとして発展してきたお茶には800年の歴史があります。
今では日本三大茶に数えられる宇治茶ですが、豊臣秀吉の時代にはルイ・ヴィトンのようにハイブランドだったそう!偽物が出回ることもあったので、ブランドを守るために製法や生産の基準を作り、受け継がれてきたとのことでした。

茶づなでは、こうした宇治茶の歴史や作法を楽しめる場所がたくさんあるそうですよ!家族連れやカップルでも楽しめそうな場所です。

中畑さんからは、お茶の美味しい淹れ方についてもご紹介いただき、お茶も人肌と同じで熱いと火傷しちゃうので、人の体温より温かいくらいの温度で入れるとゆっくり旨味がでてオススメという貴重な情報もいただきました。(実際とても美味しかったのでお試しください!)

■アクセス
〒611-0013 京都府宇治市菟道丸山203-1
google map:https://goo.gl/maps/YQkZypPpb8NXd3sMA

最後に

乾杯を忘れてしまい、最後の集合写真の時に乾杯するというハプニングもありましたが、宇治市在住・出身の方々や、京都市や東京などから総勢15名の参加者にお集まりいただき、楽しい時間が過ごせました。

「歴史が古いだけじゃないことが伝わってきた」
「地元で気にはなっているけど、なかなか帰れていなかった」
「今日紹介できなかったが、おしゃれなお店が増えてきてるのでアピールしたい!」

など、参加者の皆さんからは色んな声をいただきました。宇治市にはお茶や歴史だけではない地域資源が溢れていることが発見できたのではないでしょうか。

また、開催後に「うじらぼ」や「茶づな」に実際に訪問する参加者も出てきました。

地域に興味があっても、なかなか一歩踏み出すきっかけが身近には無いことも多いと思います。まずは地域を知る、つながるきっかけを提供したいと思い企画しているので、こうした次につながる関係性が紡げたことをとても嬉しく思います。

まだ宇治市に訪れたことのない方も、まずは気軽に一度遊びに行ってみてください!

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