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『落ちこぼれ選手』から『ベスト選手』へ


https://note.com/kyosukeh1818/n/ncae9425b6bbf

昨日の続きです。


私は今まで本能的に練習をし、何も考えずに練習やプレーをしてきました。現状のままただひたすら練習したところで成長スピードも落ちていき、限界がくると実感していたため、海外遠征前にまず最初に自己分析を行いました。

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自己分析

何が得意で何が苦手かを洗いざらいに出していきました。そうすることにより見えてくる課題が大きく分けて2つありました。

得意なことを伸ばすか、苦手を克服するか。

よくある選択肢だと思います。まあ、この2つに加えて新しいことを身につけるなどはありますが、短期的な課題としては上記の2つだと考えました。

苦手なことは沢山ありました。周りより体力がない問題、身長があるため素早い動きが出来ないこと、筋トレ不足などなど言い出したらきりがありません。



苦手なことより得意を伸ばせ


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では得意なことは何か。

私は中学時代は野球部で高校時代は帰宅部でした。高校では何もスポーツをしていなかったものの、身長が177センチと平均より大きく体つきも並程度で中学時代に野球をしていたこともあり、シュートの速さには自信がありました。同地区の同期と比べても、入部した時から自分のシュートが速いことはわかっていました。

ではその得意なシュートをどう伸ばし、得点に繋げれるか。

打つまでの動作を速くするのか、シュートの球速をあげるのか、精度(コントロール)を上げるのか、ゴールキーパーに予測させない(同じフォームでのコースの打ち分け)のか。


当時、自分なりに練習ポイント→練習方法を研究してみました。


1.打つまでの動作を速くする(タイミングをずらし、ゴールキーパーに準備をさせる隙を与えない)→キャッチの上達、そこからのスムーズさの練習

2.シュートの球速をあげる(力の勝負に勝つ)→素振り、シュートの回数をこなす、筋トレ

3.精度を上げる(空いてるコースに打てる)→近い位置から狙ったところに的確に打ち、だんだんと距離を遠くにする練習

4.予測させない(ゴールキーパーに打つまでどこに打ってくるか分からせない)→動画を撮り、同じフォームでシュートが打てるかどうか

今までは何も考えずシュートが速いから球速をあげようと考えていた私ですが、当時、私が短期間で伸ばす力として最終的に考えたのは3.精度を上げるでした。

なぜ 3.なのか。

1.は1人で練習するのが難しく、2.はもともと個人目標であるが、短期間では難しいと考え、長期間での目標に切り替えました。4.も自主練を行った上で、実際にゴールキーパーと駆け引きしなければ身につかないと思い、3.に至りました。


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実際にした練習方法

シュートスピードに自信があった私は、いつも遠くからシュートを打っていました。そのため、思いきり打つため、コントロールが力み具合によって変わるものでした。そのためにはいかなる時も力み過ぎずにシュートを打つ感覚を養う必要があると考えた。

シュートスピードを保ちとコントロールを上げる

ここを目標に逆算的に練習メニューを考え、かなり近い距離で50%ほどの力でシュートを打ち、狙った場所に決める。ほぼ100%決まり出したら、80%、100%と力量をあげていき、それがクリアできたら距離を少し遠くしてまた50%から、を繰り返して練習しました。




海外遠征当日

相手選手は幼い時からラクロスをやっているため、圧倒的なスキルの差がありました。また、体格も180cm越えは当たり前で大きい人では2m越え、体重も100kg超えていそうな選手もいました。

ですが私は自分の課題をクリアするのに、これほど最高の相手はいないだろうとワクワクしてました。

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結果から言うと個人では2得点、どちらも遠くからのミドルシュートで角の角で同じコース。自分で言うのもなんですが、最高のシュートだったと思います。試合後に相手のゴールキーパーからも、打ったの君?いいシュートだったよ。と賞賛されました。

チームとしての試合結果は0勝4敗1分けで結果だけを見るとつまらないような気もしますが、今まで一番ラクロスを思い切り楽しめたと思います。うまくいかないこともありましたが、自分という人間の可能性に気づけたことが一番の自信になりました。


海外遠征中にも学んだことは他にも沢山ありました。

沢山ある中で大きかった1つはインプットするだけでなく、アウトプットし、自チームで共有する。

これはどのようなことにおいても言えると思います。

どのようなスポーツでも言えますし、会社などの組織にも言えると思います。

自分で吸収した知識を再確認し、共有することでチーム全体、個人のレベルアップになります。自分では理解しているけれど人に伝えるのが難しい。これはアウトプットしきれていないためです。アウトプットすることにより、自分が学んだこと(インプットしたこと)を再認識することが大切だなと感じました。


その後も以下のことを継続していきました。

1.個人の目標を定め、逆算的に考え、いまの自分は何をするべきかを考える。得意を伸ばすか、苦手を克服するか、新しいことを取り入れるか。

2.インプットしたことをアウトプットし自分でやってみる、それをチームに共有をする。



その結果、学生最後のリーグ戦ではチーム目標は達成できず満足がいかないものとなりましたが、個人で振り返るといいシュートで多くの点を得れました。

が、実際はチームを勝利に導いてあげれなくて本当に悔しかったです。


リーグ戦も終わり、閉幕式当日。

なんと長年の個人目標であったベストイレブンに表彰されました。


ベストイレブンとは、AT(アタック)3人、MF(ミッドフィルダー)3人、DF(ディフェンス)3人、G(ゴールキーパー)1人、LMF(ロングミッドフィルダー)1人というものです。私の地区では10大学の中からリーグ戦中にポシションごとで最も活躍した1人または3人が選ばれる名誉あるものです。


表彰された時は実感が湧かず驚きました。

だって夢にも思わなかった瞬間でしたからね、、、本当に嬉しかったです。


読んでくれた人にはこれを伝えたいです。



落ちこぼれであった私でも、みんなから称えられる選手になれる。



私は結果として表彰されましたが、表彰されることがゴールではありませんし、自分がやってきた過程に意味があると思います。

どんなに落ちこぼれで、下手で、勉強ができなかったとしても目標を立て、逆算的に考えることによって現在と未来のギャップの差に気づくことができ、今の自分が何をするべきか明確にわかるはずです。

そのギャップを埋めるために努力し継続すれば何かしらの結果になる。今出ていなくてもそれは必ず出ます。辛くてもあと少し踏ん張ってみましょう。

思わぬ時に結果が出ます。

1ヶ月で結果が出る人もいれば私みたいに2年ほどかかるときもあります。

今結果が良いように出ていなくても、努力し継続していることは誰かしらが必ず見てくれています。そのだれかが親なのか友人なのか同期、先輩、後輩、先生、上司なのかわかりませんが。


あとは練習でも勉強でも何事においても、


インプットしたことはアウトプットし自分のものにする。それを共有する。


それをするだけで自分のレベルアップ、組織のレベルアップに繋がります。

共有した人がインプットし、アウトプットする、またそれを共有する。

これが連鎖してより良い組織となるでしょう。


例)学生であれば学んだことをアウトプットし、友人に教えてあげる、勉強会を開くなどすれば全体でのレベルアップができます。それはスポーツマンもサラリーマンもそう。


長くなりましたが、人として、学生として、社会人として、または選手として、、、、

レベルアップするために必ずやるべきことを再確認します。


1.個人の目標を定め、逆算的に考え、いまの自分は何をするべきかを考える。得意を伸ばすか、苦手を克服するか、新しいことを取り入れるか。

2.インプットしたことをアウトプットし自分でやってみる、それをチームに共有をする。


以上の2つを自分のペースでいいので必ず継続していきましょう。


落ちこぼれから最高の人に。


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では、今日も最高の1日にしましょう!!

また明日!

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