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SANLDK鉄板ジーンズ “SMARTY”を作った訳。

どうもです。
今更ながら、コロナの9回表の攻撃をモロにくらい
逆転されて未だ攻撃中。アウトあと一つがとれません。
なんとか踏ん張って、9回裏の攻撃に繋げて、起死回生を狙ってる所存であります!

くたばりません。勝つまでは!

ということで、表題の通り!

私がSMARTYを作った訳を今日は書きます!

くだらない、挨拶の通り、私、高校まで
白球追いかけてたんですよね!

1番センター 藤本くん。

夏になると思い出します。
(すいません、早速脱線。戻します。)

野球やってたのもあって、ケツ!モモ!
いい感じに成長してくれてたんですよね!
スポーツやってた方はお分かりになるとおもうんですが。

当時は、DIOR HOMMEがスキニーシルエットを打ち出したときだったかな〜。

シルエットきれいで細くてむちゃくちゃかっこよかったのを覚えてます。

私、穿きたかったけど、穿けなかったんですよ、スキニー。金云々の問題以前に、足すら通せない細さ。
みただけで無理無理とおもって、穿いてるひとみると羨ましかったのを覚えてます!

特に、当時はストレッチのデニム生地ではなかったですからね。

ここ10数年の間の生地の開発躍進は素晴らしいですね!
いまやストレッチ入りなんかは当たり前。

そんな私が、ハタチになり、セレクトショップを立ち上げ、さまざまななシルエット(スキニー以外)を穿いて、育つに育ったケツ、モモでも綺麗に見えるシルエットがテーパードでした。

ストレートは野暮ったい感じになるし。。。

骨太も流行りましたけどね!
やっぱり、細いの穿きたかった。

ショップ辞めて、自分で作る!って決めて、研究し、サンプルを作ることとなります。

SMARTYのコンセプトは、
いつでもどこでも気軽に穿けて、さらにドレスアップにも穿きまることが出来るスタイリッシュなジーンズ。

Tシャツでキマり、ジャケット羽織ってもキマる、ジーンズ。

左から、
プロタイプ
1st SMARTY
2nd SMARTY
NEW SMARTY

SMARTYは、まず通常の5ポケットを辞めました。
ポケットに手を入れて立った時の姿の美しさを考えると、
シームに沿ったポケット仕様の方が断然に美しかったからです。

それに伴い、通常のコインポケットも辞め、
アクセントとSMARTYのアイコンとして、
ジップアップ式のがま口ポケットに。

意外とクレジットカードまで入るので、
【男の性質】
“モノを持ちたくない”
を叶え、機能的な一面も備えてます。

1stモデル、2ndモデルは、フロントも
ジッパー仕様でしたが、NEW SMARTYより
よりヴィンテージディテールに寄せるために
ボタンフランに変更。

ブラックはマットブラックのドーナツボタン
インディゴはマットシルバーのドーナツボタン

艶消しにすることで、上品さも兼ねた仕様に。

そして、コインポケットのジッパーは、
1st,2ndモデルとUNIVERSAL ZIPを使用してましたが、
YKK “EXCELLA”に変更。

ご覧いただくとわかる様に、もう佇まいが全然違いますし、品のある仕上がりになってます。

私が求めているジーンズにより一層近づけてくれます。

そして、1st,2nd モデルとNEW SMARTYの最大の違いは、

ウエストで穿くか、腰で穿くか

1st,2ndは、スラックスのように、ウエストまでしっかり上げて穿くことで、美しいラインが出る様に作っております。なので、テーラードジャケットやスーツジャケットを羽織っても、しっかりと上品な佇まいを演出してくれます。

NEW SMARTYは、1st,2ndのいいとこどりで、
腰骨の位置で穿くことで、カジュアルさを出しつつ、
美しいライン、シルエットがでるようなパターンメイクをし、腰ばきにみえないような仕様になってます。

NEW SMARTYは、ほぼほぼ私の理想系のテーパドシルエットに仕上がっております。
自己満ですが、最高です。

NEW SMARTYのディテールを少しだけ。

NEW SMARTYからインディゴとブラックの2種に。

12oz セルヴィッチデニムを使用。
通年して穿けるように、 “厚すぎず、薄すぎない、ちょうどいい”が 12ozくらいかなとおもってます。

また、コットン95%にポリウレタン5%の混合率。
ポリウレタンが入ることでストレッチ性を出すことができます。ただ、この生地の素晴らしいところは、ストレッチ性を感じさせない生地感。

ストレッチ性が入ることで柔らかく、しなやかさなどが出てくるのですが、この生地は、THE DENIM 感を残したままの生地感になっていて、日本の技術を感じられるとても素晴らしい生地です!

ブラックについては、インディゴと混合率は同じです。
ブラックデニムの場合、ヨコ糸が白だったりするのですが、こちらは、ヨコ糸もタテ糸も真っ黒。
穿き込んでいったときの表情や、ダメージがでてきたときに、この両糸が真っ黒の良さが出てきます。

セルヴィッチ仕様。
ロールアップするとアクセントになりますよね。
これがないと嫌だと言う人も多いはずです。


太もも部分から、膝にかけてのダーツ。
これもSANLDK SMARTYのアイコンといってもいい仕様。
レッグラインが立体的且つ視覚的にも美しくみえるように施した仕様です。

ベルトループは、2本のステッチが多いのですが、
オリジナル性を出すために、1本ステッチ仕様。

ポケット内布は、ヘリンボーンスレキ。
強度もあって、破れにくいのと、薄らと見えるヘリンボーンがアクセントです。


いかがでしたでしょうか。

長々となってしまいしたが、私がSMARTYを作った理由(ワケ)を書かせていただきました。
文字におこすのが苦手なので、言葉足らずの部分が多いと思いますが、伝われば幸いです。

1st,2ndそしてNEW SMARTYと全てを穿き込んでいただいてる方もおります。

是非、穿き比べたり、穿き込んで経年変化した姿を見せてもらえばとおもいます。

最後になりますが一言。

“デニムは史上最強の生地、ジーンズは史上最強の穿きもの”

お付き合いありがとうございました。


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