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恋に最適なタイミングとは

最近、某サブスクで配信された男子だけの恋愛リアリティーショーが話題になっていた。 私は恋愛リアリティーショーを観ず嫌いしていて、それは「思うように上手くいかない人」がきっと出てきて、深く傷ついたその人を見て私もまた傷つくだろうと想像してしまうからだ。(同じ理由で、アイドルやモデルのオーディション番組も観られない) さらに私は某サブスクNのユーザーではないので、そもそも観たくても観られない。某サブスクAの方を契約しているのだが、そこのウォッチリストには700以上の作品が眠っ

    • 深夜高速

      歳を重ね、いろいろな経験を積むにつれ、しぬべき、自分をころしたいと思うことはほとんどなくなってきたけれど、それでも「もういきていけない」と思うことは年に何度かある。 共感してもらいたいわけでも、励ましてもらいたいわけでもない。誰かに話しても、お互いに嫌な思いをするだけなので、面と向かっては話せない。 心優しい友人たちが、何かしてあげられなかったかなと気に病んでしまわないような方法で、今すぐ人生が終わってくれないかなと毎秒思う。 泣きたいとか、休みたいとか、逃げたいとか、

      • 酔った先輩に嫌なこと言われたのでラップにします

        『Usagi to Kame』 ah...hello? this is my first rap. so could you give me a warm clap? it's already time to start. but, if you don't like it, shut it out. 酔って出た言葉はさながらレンガ カートに入れたままだったその喧嘩 hands up 今ポチる裏ルートで だって今日は ブラックなフライデー そう これは密売買 傷つけたい

        • そういう地獄

          私は何人もの運命の人に出会ったことがある。 運命とはいっても、結ばれないほうの運命だ。 もしかしたら今度こそはと思うけれど、やっぱりいつも成就しない。ここはおそらく、そういう地獄なのだ。 容姿に問題があることはわかっている。内面に魅力がないとこも自覚している。それなのに、恋をすると毎日が楽しくなり、生きていけるような気がしてくる。好意が漏れてはいけない、素直に甘えてはいけない。わかっているのに我慢できなくて、結局自ら壊してしまう。 誰かと幸せになることを早く諦めたいの

        恋に最適なタイミングとは

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        • 日記
          8本
        • 感想文
          3本

        記事

          ギムギムのマシンガン

          ここしばらくボーッとしていて、ほとんどのことを「しなければいけない」だけで実行している気がする。 仕事や食事、親子関係に関しては今に始まったことではないけれど、友人関係や新しい出会いに対しても受動的でいることが多くなったかもしれない。 全てを義務に変える、ギムギムの実を食べた義務人間。ただでさえ生きる必要性がないのに、文鳥と親という首の皮がなくなったら本当にもう…… 時間が残っているなら、それを捨てるのはもったいないなという気持ちもないわけではない。 だけど本当に無理

          ギムギムのマシンガン

          怪物はいないのだろうか

           私は常々思っていることがあって、凶悪な犯罪者や異常な思想家たちは幸せになることを諦めなければいけないのだろうか。もちろん、他人の命や安全を脅かすことなど肯定できるはずはないけれど、彼らが幸せに生きていくことを否定することもまたできないのではないだろうか。 ※こちらは映画『怪物』の鑑賞感想文で、作品の重大なネタバレを含みます。『怪物』はミステリーに当てはまるのかはわかりませんが、登場人物の視点によって真実が異なり、少しずつ事実が明かされていくことで、小さな違和感や心地の悪さ

          怪物はいないのだろうか

          青いまま枯れてゆく

          青いまま枯れてゆく あなたを好きなままで消えていく (ハッピーエンド/Back number) 前回「お花見に行く約束をしてから日付も決まっていないのに桜が満開になってしまった」と書いてから記事を書いていなかったので、noteの上では私の恋はまだまだこれからということになっていた。 結果を言うと、今回もまた私の恋が実ることはなかった。最後に会った日、春は終わりに近づいていて、紫陽花が咲いていた。好きな人の少し低い肩の向こうに見た、オフィスビルの花壇で咲く淡い紫陽花を今で

          青いまま枯れてゆく

          いつの間にか咲いて散る

          私は好きな人になかなか出会えない。そのくせ、好きになる時はたった数時間話しただけでも好きになってしまうし、どれだけ時間が経っても思い出してしまう。 鼻が好き、声のトーンが好き、テンポが好き、少ない言葉でもたくさん受け取ってくれるのかな、優しい言い方だな、あっその曲私も好き、エスカレーターで目線が合った、システム手帳使ってるんだ、別れ際の改札前でちょっと話してくれるんだ、顔近いな 何でもないことがどうしようもなく愛おしくなって、もっと見ていたいなと思う。だけどテレビやYou

          いつの間にか咲いて散る

          孤独感という肥沃な大地

          「寂しい」という感情に抗うのは難しい。それは特別弱いからではなく、多くの人にとっても同じであってほしいと願ってしまう、弱い私。 悲しいことがあった時、疲れて帰る夜道、何もない1日の終わりに見る華やかなSNS。見ない振りをしていた孤独感がふと目の前に広がる瞬間。 最初は小さなプランターサイズだったのがどんどん大きくなっていって、その上に、焦りとか、嫉妬とか、自己嫌悪とかいろんな感情が次々に咲いていく感じ。 そんな花畑も楽しめたらいいのだけど、そういうのって、ナガミヒナゲシ

          孤独感という肥沃な大地

          当たり前という特別

          当たり前というのは、すごく個人的なものなのだということを忘れそうになる。 "当たり前"だが、ここでは「りんごが木から落ちる」「1+1=2」といった法則や理論のことは考えない。 ただこの法則や理論を知っている、ということは当たり前などでは決してない。 「1+1ができるのは当たり前」と思ってしまいがちだけど、それは知識や経験、技術、努力によってようやく手に入れられる、個人的で特別なものなのだと思う。 話を聞き言われた通りにする、説明を読み形式を守る、針に糸を通してボタンを縫

          当たり前という特別

          好きになるということ

          私には苦手なものがたくさんある。 だけど好きなものもそこそこある。 生き物や人が好きだし、それなりに持っている好奇心のおかげで、時間を持て余すことはあまりない。 映画やドラマ、最近は漫画やアニメにも手を伸ばしている。小説を読むのも好きだし、静かなところを散歩して写真を撮るのも好き。YouTubeを観たりゲームしたり、細かい作業や何かを制作するのも楽しい。生き物を見ると癒やされるし、言葉遊びは何歳になってもワクワクする。 これらに共通しているものはなんだろう。 …はい、

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          たかが3連勤の終わり

          たかが3連勤が終わり、久々の休みのような気がしている。昼は週4でバイトをしながら夜は週3で学校に行く、忙しくも、世間に比べればのんびりとした生活。学校へ通ってからは3つ目のバイト先、給料は少ないけれどなんとかやっている。 今でさえギリギリなのに、社会人の頃は週5で、ましてや毎週5連勤していたなんて信じられない。よくやっていたなと思うけど、よくできなかったから辞めることになったんだよなとも思う。 辞めたいと言うと、みんな驚き、引き留めてくれた。周りは認めてると言ってくれてい

          たかが3連勤の終わり

          気になっていた映画を観たら失恋した話

          ※ネタバレ注意 本記事では、映画『君の名前で僕を呼んで』の内容に触れながら感想を書き殴っております。そのため、すでに作品を視聴済みの方、ネタバレありでも楽しめる方のみお読みいただけたら幸いです。 また、1回しか観ていない且つ昨日の今日で感情が押し寄せている状態のまま書き進めているので、記憶違いや取っ散らかった長文もあるかと思われます。そのあたりにも目をつぶってくださる方は、ぜひこのままお付き合いください。お茶やコーヒー、お酒などを片手に、どうぞお手柔らかに。 気になって

          気になっていた映画を観たら失恋した話