見出し画像

起業するときに忘れちゃいけないこと

その時々に「これ書きたい!」と湧き上がってきたテーマで書くことにしてますが、今日は「忘れがちだけど、起業する際にはとても大切な心構え」にしました。

何だろう???って感じですよね。

それは・・・・・

ある程度時間がかかることは想定しておく

です。

時々いらっしゃるんです、起業や独立して翌月から半年くらいで、勤めていた時と同等もしくはそれ以上の収入が得られる前提で始めちゃう方。「ええ~っ!!! うそ~???」って思われるかもしれませんが、本当なんです。

その理由も少しは分かります。周りに爆速で成功している人がいたり、願望が所与の事実になってしまったり等。そして、勤めている時に売上を作る部門には居なくて経験がなかったり、売上を作る部門に居たとしても、新規営業をする必要があまりなくて、既存顧客からの受注をしていれば良かっただけだったら、AIDMA(認知→興味→欲求→記憶→購買)とかAISAS(認知→興味→検索→購買→共有)といった購入に結び付くまでのステップがどれだけあって、各々にどれだけ時間がかかるのか実感がないでしょうし。

例えば、100人の人が知ってくれても、興味を持ってくれる人は20人だけかもしれないし、興味を持ってくれた人の中で「欲しい」と思ってくれた人は10人に減ってしまう可能性があって、更に記憶して買ってくれる人は1人かもしれない、ということを肌感覚をもって分かってないかもしれません。これの意味するところは、100人に買ってもらいたかったら1万人に知ってもらわなくてはならないということなんです。「1万人に知ってもらおう」と思ったら、ビジネスを立ち上げて翌日には難しいかもですね~。毎日30人で約1年かかるんですから。

新規事業立上げをやっていたり、VCから出資を受けるような方は当然ご存知だとは思うのですが、それは起業する方のごく一部です。

だから、既に売上がある副業から専業に変わる場合は別にして、少なくとも1年から2年くらいはかかるかもしれないと読んでいた方が良いという意味です。それだけかかっても大丈夫な状況(貯金、他の収入源、パートナーや家族による経済的サポート、あ、もちろん出資や融資も)を確保しておいた方がいいですよね。

そして、もっともっと伝えたいことは、以下です。金銭的に大丈夫な状況を作っておいても、起業してから数カ月、半年たって、殆ど売り上げがなく急激に改善する見込みがないと、精神的にしんどくなってくるんです。以前ならあっという間に過ぎ去っていた一か月が長~く感じられます。

でも、心配しないでください。軌道修正しながらでも目指す方向は大体わかっていて、そこに向かって何をしたら良いか考え続けて、行動し続ければ、1年半くらい経つと光は見えてきます。

これの根拠? 私が独立した時に、先に起業していた先輩に言われた言葉です。その先輩は、またそれより前に起業した先輩から聞いたそうです。先々輩も先輩も私も1年半位経った頃、「あ、これでやっていけるかも」と感じられました。そして、ついこの、別の起業家の方も同じ経験をしたと仰ってました。それぞれ違った業界の違った事業の話です。サンプルが4つ。私が実例として明確に把握してないだけで、もっと沢山あると思います。

時間がかかってもコミットしてれば大丈夫です。そして、苦しくなったときには、最初にどのくらいの期間を想定していたか思い出してみてくださいね。「あ、1年半で計画してたっけ。まだ1年しか経ってないや」等と思い出してみてくださいね(^_^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?