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[コロナからこころの健康を守る]7.自分のためにメイクを

家ではスッピン派?

「せっかく外出自粛で家にこもってるから、一日中クリームベッタリで、ノーメイクよー」
「そうそう、誰に見られるわけでもないし、もちろんノーメイクにスウェット!ラクだよねー」

最近友達の間でよく上がるこの話題。
これまで活動的で
「一日家にいるなんてほとんどなかった〜」
という子ほど、思いがけないお籠り期間はスッピン派!
が多い気がします。
在宅ワークのオンライン会議では、自動化粧機能があったりするとか…。
確かに誰とも会わず、オンラインの背景や化粧機能を活用すれば、もう一日中、
”パジャマでスッピン”でいい気がしますねーー。

メイクには3つの効果がある

考えてみたら毎日「とりあえずメイク」しているけれど、
そもそもメイクってなんのためにするんでしょう?
実は心理学や健康科学の領域で化粧の研究はされていて、
主に3つの効果があると言われています。

1. 社会的効果

1つ目が社会的な対外的効果。
周りに対して、また特定の人に対して、
自分をより魅力的に見せるために。
メイクすることによって周りとの関係やコミュニケーションが
より円滑になるという効果もあります。
さきほどの「誰にも会わないし、誰にもみられないし〜」
というのは、この社会的効果で、
おそらく私たちがメイクの目的として一番先に思いつくものでしょう。

しかしメイクには、この他に”人のためではない自分への効果”
が2つ、あります。

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2. 自分のためにメイクする:1.心理的効果

2つ目は、メイクすることによって、
自分の気分がアガったり、自分への自信がつく、
といった心理的な効果です。
メイクする方は一度は実感したことがあるかもしれません。
スッピンより自分の外見に自信が持てることで、
人と話すときの安心感が生まれます。
また、自分の気持ちが上向きになり自信がつくことで、
よりポジティブな発言ができ、積極的な行動につながる
ことが明らかになっています。

さらにメイクする過程では、
自分の肌を手で触ったり、温めたり、軽くタッピングしますよね。
これが自分の体を慈しむ行為となり、リラックス効果も期待できます。
個人的な実感ですが、メイクによって“オンとオフを切り替える”
という感覚もありませんか?
なんとなく体が重い朝も、
朝の光でメイクをしながら「よし今日もがんばろう」
と、モードをオンにする感じです。
メイクの心理的効果、活用するといいかもしれませんね。

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3. 自分のためにメイクする:2.生理的効果

3つ目は、メイクすることで、
ホルモンバランスが整い、抗酸化効果が期待できる生理的な効果です。
メイクアップアーティストがお年寄りの施設を訪問して、素敵にお化粧する
メイクセラピーや、
顔や体に障がいを持つ方々への化粧療法を、
メディア等でご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
私もメイクされた方々が、鏡に写ったご自分に
「わぁー」と歓声をあげておられるのを見たことがあります。
こんな時、私たちの体の中ではどのような変化が起こっているのでしょうか。

“ストレスホルモン”と呼ばれるコルチゾールの値を比較した研究では、
メイクする前と後を比べると、
このストレスホルモンの値が、有意に少なくなることが示されています。

また、“体のサビ”と言われる活性酸素を退治してくれる酵素が、
メイクをすることで増えることもわかっています。
私たちの唾液中にある、SODやカタラーゼというすばらしい酵素が、
私たちの細胞にダメージを与え体を老化させる憎っき「活性酸素」を、
消す作用(抗酸化作用)をしてくれるのです。
メイクをすると唾液中のSODやカタラーゼが増えていることが分かったのです。

メイクで気分があがったり、リラックスする心理的効果を通して、
私たちの体内の生理的機能も向上したことが証明されたというわけです。

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メイクをして、笑ってみる

 今挙げた以外にもメイクは、自分らしさを表現できるツールとしての機能
もありますし、
自分のために丁寧にメイクをするという行為そのものが、
自分を慈しみ大切にすること=自己充足感
にも繋がるように思います。
個人的には、色鮮やかなコスメグッズの色彩効果や
デザイン性のある容器、うっとりする香りも、
女子の心をくすぐる気がします。

この数日間、私もメイクをしないで過ごしてみました。
その後久しぶりに化粧したら、
いつもより気分が上がり、笑う回数が増えた気がしました。
軽くでもメイクをしている方が好きだし、
人と接しやすく、自信を持てる気がします。
それからはお籠り期間も、
朝起きたらとりあえず、いつも通りのメイクをするようになりました。

誰とも会わない1日でも、
「今日は元気が出ないなー」、「なんだか気分がブルーだな」
というときは、少し時間をかけてメイクを楽しんでみるといいかもしれませんね。そしてちょっと恥ずかしいですけれど、
メイクしたら、鏡に向かって笑顔を作ってみるのもいいかもしれませんね。

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こころの健康(メンタルヘルス)を専門にしています(公衆衛生学修士,保健学博士)。ここでは私が大学院や精神科クリニックで得た知識や、特に関心を持っている”対人関係療法(IPT)”の考え方、より楽に生きるヒントやコツを、シェアできたらと思います。