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#4 無理をしない-リーダーとして心がけている10のこと

こんにちは。品川区長(2022年12月~)の森澤恭子です。

リーダーとして心がけている10のこと。
#1 「組織は、トップの器以上のものにはならない。」視座を高め、器を広げる努力をする
#2「心の余裕をもつ」
#3「対立をしない」

4つめは「無理をしない」、自然体で、ということです。

文字通り「理」(道理)が無いことはしないというのは重要です。組織はトップの器以上のものにはならない、にも通じるのですが、トップが「無理をする」ことは、結果として、組織に「無理をさせる」ことにつながるのではないかと。逆にいうと、トップが自然体でいることで、そのような組織の風土をつくっていくことができるのでは、と思うのです。

「無理」は持続可能ではありません。
「無理」をすることは、自分らしさや自分のペースを失うことにつながります。

ちなみに、コロナ禍あたりから特に実感するようになりましたが、最近では地震や豪雨などの自然災害など、想像もしていなかったような、自分の力ではどうしようもないことも突然おきます。そういった中では、一人一人が無理をしないこと、まずは自分自身を守ることがとても大事になってきているとも痛感します。そして、一人一人が安定し、少しでも余裕ができれば、まわりの人にやさしくできる。そうすれば世の中がピリピリしなくてすむのではなないか、そう思わずにはいられません。

「無理しないでね」ーこれは、特にがんばってしまう子どもたちに、学校や塾に向かう時にかける言葉で、頻繁にかけていたら、その内、子どもから「無理しないでね」と声をかけられるようになりました 笑

職員にも、「無理をしないで」と言うように伝えることがあります。時に、トップの意向だからと忖度して何とか実現せねば!と無理をしてしまうことが考えられるからです。

ちなみに、私は、政治活動や選挙においても、時間と体力的に無理のないよう心がけてきました。それは、私のような子育て中女性であるなど、時間と体力に制限がある人、あるいは組織がない人が、後に続けるように、と意識したものであります。詳しくは以前のブログもご覧ください。
子育て中の女性議員として、持続可能な政治活動、選挙を求めて。 | 森沢きょうこオフィシャルブログ「いつも心に太陽を」Powered by Ameba (ameblo.jp)

さて、無理をしない、ということを体調面でいうと、「休みをきちんと取る」ということは重要です。今、ちょうど夏の休暇取得期間でありますから、強調したいと思います。ただ、先日、職員と話していて、休暇をとろうと思っても休み明けの仕事の山積み感が気になり休めない….と言った声がありました。

ちなみに、私は昔から、割り切って休むときは休むのと、記者やスタートアップで、休みでも仕事の対応をするのが当たり前の環境で育ってきているというところもあり、休みと仕事の境があいまいなのは比較的大丈夫なタイプではあります。もちろん、今の立場においては、休みも休みでないところがありますが。

メンタルヘルスを保つためにもしっかり休むことは必要だと思い、どうすればちゃんと休めるのかなと思いをめぐらせ、気持ちの持ち方や考え方も肝になるのではないか…と思っていたら、お盆の時期、いくつかの記事に出会いました。

デンマーク人は「仕事が忙しくて、休んでる暇なんてない!」と一生懸命仕事に邁進し続けるよりは、「休みを取るから、仕事で成果を出せるんだ!」と、休むことに驚くほど肯定的で、意欲的だ。「休むからこそ良い仕事ができる」と考え、「プライベートが上手くいっているからこそ仕事でも成果を出せる」と考えるのだ。

「日本人は休まなさすぎる」“3週間の夏休み”が当たり前のデンマークに移住して分かった、休むことの「ほんとうの意味」(針貝 有佳) | 現代ビジネス | 講談社(1/5) (gendai.media)

藤井キャスター
「私は世の中がそういうふうに変わってきているので、休むこともお仕事の1つだと思って夏休みを取るようにしています」

【解説】夏休み取得に“罪悪感”? 街の声は 「つながらない権利」にも注目(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース

休みどこかに出かけたり、趣味に没頭することで、リフレッシュすることはもとより、新たな視点がうまれることがあります。「休むのも仕事のうち」「生産性をあげるためにも休もう」と考えることは大切ですね。

姿勢としても、体調管理の意味でも、無理をしないこと。無理をせずに、大きな心でありのままを受けとめる、自然の流れに沿っていくことで、結果としてうまくいくことも多い、そう思うのです。

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