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「社長が日本一多いまち」と言われる燕三条で、次の"社長"をつくる

福田 恭子

2021年11月某日。
社長が日本一多いまちと言われる燕三条で、次の"社長"をつくるためのイベントが開催されました。

その名も「燕三条発!プチ社長ゼミ」

これは新潟県の起業創業支援に取り組む新潟ベンチャーキャピタル株式会社と、小学生向け起業家教育プログラムを作っている北陸先端技術大学院大学 姜理惠研究室、そして新潟県スタートアップ拠点に認定されている燕市・MGNETが連携して開催するプログラム。

対象は、小学生。
小学生一人一人が会社の社長となった気持ちとなり
まちの課題を解決するアイデアを考えて発表します。

2021年3月にも開催したのですが当日は
新型コロナウイルス感染症拡大を考慮してオンラインにて開催。

少し落ち着いてきた今回は、やっと念願の対面での開催ができました。

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今後も燕三条で開催していきたい取り組みのひとつで、今回はその様子を少し紹介したいと思います。

開会|社長はお子さんみなさんです。


お母さん、お父さんと一緒にいらっしゃるお子さんやご兄弟で参加するお子さんなど参加方法は様々です。ご家族はお見送りだけ行って、お一人で参加するお子さんもいらっしゃいます。

イベント始まって早速、進行を行う姜理惠先生から一言。

「今日はみなさんが社長です。
普段はお母さん、お父さんですが、今日だけは皆さんの部下です。」

少しでも社長の気持ちになることを感じていただくためにも、会場の中では参加者の皆さんのことは「○○社長」と呼びます。

そしてアイデアを出すためのサポートとして、現役大学生の皆さんにも参加していただきます。MGNETの実習生、兼現在のインターン生も参加。


今回のテーマは「燕三条のお土産って何がいいかな?」

・おいしい燕三条 
・技術のまち燕三条
・テレビで人気の燕三条

こんな切り口からアイデアを考えていきます。

アイデア出し|では実際にアイデアを考えてみる。

「何ができるか考えてみよう。」と思ったとしても
でも実際にゼロからアイデアを考えるってなかなか難しい。
普段仕事をしている大人でも難しいのに、考えたことがない小学生ならなおさらきっとどこから考えたらいいのかわからない。

今回の取り組みの最大の肝でもあるのが「事業計画を考えるためのサポートとして、この講座には現役大学生」にも参加していただきます。
このプログラムを普段展開している姜理惠研究室はみんな教育に興味があったり、もしくは自分自身が起業をしたい方ばかり。誰かに教えるからこそ、自分自身が起業家精神を学ぶことができるようです。

今後、新潟でも展開していけるようにと、学生さんたちのノウハウを新潟のメンバーも学ぶために新潟に関わる学生さんたちにも参加いただきました。
今回はMGNETの実習生 兼 現在のインターン生も参戦!

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いい写真!


「燕三条のお土産って何がいいかな?」と聞いても考えたことがなければすぐにアイデアは出てきません。

質問の切り口を変えて「好きなものって何?」とか
「よく行く場所ってどんなところ?」などと
お子さんが考えやすいような問いを投げかけながら
また興味を持っているポイントを引き出しながら、
自分達がワクワクできるアイデアのヒントを導きます。

"社長"のアイデアを聞く中では、"部下"のスタッフが必死にメモしていきます。

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そうすると最初はあまり発言しなかったお子さんたちも、少しずつこんなことができたらいいなと意見を言ってくれるように。

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アイデアが出てきたら、発表できるようにポスターにまとめていきます。
このポスターまとめが意外と時間がかかる。しかも時間がない。

姜理惠先生から

「社長さんたち、みんな一人ではできません。
   会社は社員さんたちと一緒に作っていきます。
   みなさんが部下たちに指示を出して頑張って完成させていきましょう!」

一人で頑張ろうとするのではなく、色を塗ったり、文字を書いたりする作業は部下のみんなと一緒に作っていきます。
最初は受け身だったお子さんたちも自主的にペンを持ち、自ら動き指示を出すようになってきました。

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限られた発表準備の時間の中で各チーム集中してポスターを制作し、無事に全チームが自分たちの事業アイデアをまとめ上げました。

発表|自信をもってみんなにアイデアを伝える!


そしてとうとう発表の時間に。
最初は「私、できるかなあ」と不安そうにしていた参加者の皆さんも、最後には「発表したい人!」という声がけに

「ハイ!」
と会場中から手が挙がります。スタートから2時間も経たないまでに、ここまでに主体的な姿勢を持つまでになるとは一緒に運営した身としてもとっても驚きました!

今回のテーマは「新しい燕三条のお土産」

ポケモンが大好きな男の子からは
「子供たちに燕三条の技術で、ポケモンの魅力を伝えたい!」
人気ポケモンのアイテムをスプーンとフォークに加工すれば
燕三条なら作れるはず!というオリジナルアイテム作り

家族でよくうどん屋さんに行くという女の子とからは
「新潟の食材と燕三条の金物をセットにして大好きなうどんを食べて欲しい!」と美味しくてお手頃な価格で、ボリューム満点のうどんと、丼やおろし金もついて、うどんが作れるセットとして販売。

などなど。まだまだたくさんありますが、それぞれ自分が好きなもの、興味があることから紐解いてこんなもの、サービスがあったらいいなというアイデアまで無事にたどり着くことができました。

最後にみんなで記念撮影

満足度の高い参加者からの声

無事に終わってよかったと、後日アンケートを振り返ると嬉しいコメントをいただきました。

・最初は自分の子供がついていけるのか心配でしたがわかりやすく楽しく満足度100%のあっという間の2時間でした。

・イベント中、子供一人で最後まで参加できたことに驚きました。一人の方が集中して参加できて楽しかったようです。

・子供がまた参加したいと言っていますので、次回も参加します!

・今度は高学年向けのレベルアップした企画も期待しています!

最初は「プチ社長ゼミ」という名前に、
うちの子がついていけるか不安だったけれど、でも思い切って参加してみたらとっても楽しかった!というお声があって開催できたこと本当に良かったです。


このプログラムを監修されている姜理惠先生からは

18歳までに起業家教育を受けることが重要と科学的に解明されています。
家庭内でビジネスの話題が多い方が、将来ビジネスマンとして成功しやすいこともわかっています。事業承継の可能性があるご家族、もしくは社会の仕組みを知ってほしいというご家族に、起業家教育の機会を提供する本講座をぜひご活用いただきたいです。

というメッセージもありました。

「社長が日本一多いまち」と言われる燕三条。
きっと社長さんのお子さんも多くいらっしゃると思います。

これからのキャリアは様々ですが、
社会のこと、家業のこと、仕事のことについて
小学生のうちから少しでも考えるきっかけがあることで
もしかしたらこれから歩む道や、興味を持つ内容も
少し変わってくるかもしれません。

「社長が日本一多いまちと言われる」燕三条で
次の"社長"をつくる取り組み。
燕三条発!プチ社長ゼミ。

今後も開催してまいりますので、ぜひ来年以降の次回の開催をお楽しみに!

福田 恭子