【日記】9月28日〜10月4日
9月28日
マイルス・デイヴィスの命日。
美しいくらいの秋晴れ。山手線から眺める秋の景色がとても好きだ。のんびりとした1日だった。
夜、11月に予定されていた"りぼん"のワンマンライヴがコロナの影響により中止になったと知る。今年の初め、メンバーさん達からワンマンライヴについて色々と話を聞かせてもらってからずっと楽しみにしていた。が、コロナ禍により5月開催が半年後になった。いつまで経ってもコロナの終わりが見えぬなか、ワンマンの日にちが近くなるにつれて「開催出来るのかな」と気になっていた。"中止"という言葉からメンバーさんの悔しさと悲しさの入り混じった感情が伝わってくる。今はその時が来るのを彼らの音楽に耳を傾けつつ静かに待ちたい。
9月29日
GO TOトラベルに関する書類を発送する。未だに旅行も外食もライヴハウスも全て自粛している自分は間違ったことをしてるのだろうかと半信半疑になってしまう。もしくは過剰反応なのか？とも。
毎日聴いている昼のラジオ番組が酷くつまらなくてうんざりしている。もはや拷問のようだ。
9月30日
以前お世話になったアーティストさんが遠征して出演したイベント参加者にコロナの陽性反応が確認された為、会場となったライヴハウスが臨時休業することになった。アーティストさん本人も体調不良で自宅療養中とのこと。話を聞いて自分が主催するイベント"dis-covered"再開の準備を一旦やめることにした。
追記:会場となったライヴハウスはこの数日後に営業を再開。また、感染した方や自宅療養中のアーティストさんも快復に向かっているとのこと。
デヴィッド・バーン・アメリカン・ユートピアのライヴアルバムをノリノリで聴く。アメリカではまもなくこのライヴの映画が公開になる。ブルーレイは出るのだろうか。
10月1日
金木犀香る雨の朝。近所にあるパスタ屋の店員さんがコロナに感染したため臨時休業していることを知る。コロナウィルスはすぐ近くにいるのだ、と二日続けて痛感。
静かな日だったのでゆったりとした気持ちのなかでカタカナ配信を見る。今回のゆるキャラぬり絵企画が個人的にめちゃくちゃ楽しかったのでまたやってほしいな。メンバーさんみんな色彩感覚が鋭い。カタカナは今週末、配信イベントでライヴ動画を公開するとのこと。楽しみだ。
10月2日
月替わり最初の金曜日。気合いを入れて臨むもそこまで忙しくならず。
夜、YMO「テクノドン・イン・東京ドーム」ブルーレイを見る。再生YMOって過小評価され過ぎだなといつも思うけれど、少数派の意見らしい。うーむ。
10月3日
マイルス・デイヴィス「ビッチェズ・ブリュー」リマスター盤CDで聴く。いつもはアナログ盤で聴いているのでミックスも違うCDの音は新鮮に聴こえる。曼荼羅模様の如く展開されていく特殊な音像の要はチック・コリア奏でるエレクトリックピアノなんだと今更ながら思い知る。
エイモス・チュツオーラ「ブッシュ・オブ・ゴースツ」を読む。遠い昔に読んだきり、いつの間にか失くしたままだった。アマゾンのマーケットプレイスで売られていたので久しぶりに読んでみた。物語を追いかけながらこの本は自分にとっての"日本昔ばなし"みたいな存在だなと感じる。教訓があって読んでいると物語の世界にどっぷりと浸れるような感覚。久しぶりに読んで良かった。これから何回も読み直そう。
夜、知人が主催するイベントを配信で見る。今回は共催という形だったけれど、優れた音楽が次々と鳴らされる素晴らしいイベントだった。リアルタイムでは最後の方から見たのでアーカイブで見る。
夜更け、カタカナが動画で参加する配信イベントを見る。今回カタカナが公開したのは自分が主催するdis-coveredでのライヴ映像だった。カタカナが初めて自分のイベントに出演してくれた思い出深い日の演奏なので見ているうちに胸がいっぱいになってしまった。カタカナからの予期せぬ音楽の贈り物。
10月4日
午前中、古本屋へ行くついでに散歩に出る。金木犀香る散歩道はまさに秋真っ盛り。
マイルス・デイヴィス「コンプリート・ブラックホーク」、「1958 マイルス」を聴く。「カインド・オブ・ブルー」とほぼ同じメンバーで録音された後者はビル・エヴァンスが弾くピアノの良さをまたまた再確認させてくれた。マイルスのミュートトランペットが鳴り響く後ろでさりげなく弾くコードの息を飲むような美しさに感動する。所謂"蔵出し音源集"だけど、「カインド・オブ・ブルー」よりも好きかもしれない。
景山民夫「どんな人生にも雨の日はある」を読む。
夕方、太陽と月灯り1周年記念イベントに出演するイッキさんをツイキャスで見る。画面越しであってもイッキさんの歌声やギターの音色を聴くと頭の中にいくつもの美しい景色が浮かんでくるのが素敵だ。
今日はタイツキ店長のYajiさんも出演していて、開店当初の話をMCで話していた。赤いステージにスピーカーと足元に置かれた照明…どれも懐かしかった。
今のところ最後のdis-coveredは1年前に開催したYajiさんとの共催「Jimotonight!とディスカヴァード」である。
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