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【日記】11月18日〜11月24日

11月18日
前夜の余韻に浸りつつ日常に生きる
この時期の月曜日は週末に近い忙しさだ。

11月19日
日常に生きる

11月20日
日常に生きる
夕方、外に出ると低い機械的な羽音が聞こえる。ふと空を見上げると2機のドローンが飛んでいた。夕闇の中を緑やピンクのライトを煌めかせながら飛ぶ様はさながら巨大な蝿のようだった。などと思っていたら警察車両が登場。誰かが通報したらしい。"巨大な蝿"は瞬く間にいなくなった。

The Dukes Of Stratosphearのブルーレイオーディオを聴く。まさに音の万華鏡という感じのチカチカした音像がとても良い。
1980年代半ばに突如現れた、このサイケデリックバンド(正体バレバレ)のファーストEPはビートルズ以上にキャッチーなサイケソング集となっていて個人的に歴史的大名盤だ。対してセカンドは妙に作り込み過ぎていて勢いがない。要所要所に挟み込まれた少年の語りも好きになれない。

11月21日
慌ただしく過ぎていく日。ニットが3000枚やって来てギブアップ寸前。前夜早めに寝ておいて良かった。
夜、渋谷へ。Sugar Magnoliaが出演するイベント。
最初に出てきたkhaki'sというバンドが凄く良かった。
"まあるい音"というか陽だまりみたい暖かい音楽を奏でるピースフルなバンド。ギタリストが不在でピアノ、ベース、ドラムの3人編成だったそうだ。特にドラムが素晴らしい。また見たい。

Sugar Magnoliaは(ほぼ)2度目のライヴなのにまるで何年も前から存在してきたようなバンドサウンドに思わず聴き惚れる。卓越した演奏力を持つ5人だからこそ描ける光景があった。
さらに後半で初披露された新曲が良くて、これからのSugar Magnoliaが今からとても楽しみ。

11月22日
日常に生きる。氷雨が降る日。
前日2日分のニットが来たからと油断していたら、また大量に送られてくる。「さあ、やるぞ」と段ボールに手を入れた瞬間、爪の間に段ボールが入り込んで激痛が走る。出血したか?と思って確認したら血は出なかった。が、ちょうど爪の間を抉るような形で段ボールが入ったのでじんじん痛む。必死の形相で1日を過ごす。

paint a rainbowのライヴを見に東新宿へ。
先日の初ライヴでの綱渡りな感じが減り、3人が描く音はさらに鮮やかになっていて心に深く響いて来た。美しくも激しい衝動を持った唯一無二の音楽である。
ギターヴォーカルのたもつくんは体調を崩していて、時おり意識が朦朧とするのかフラついてしまったり座り込んでしまう場面もあった。でも「俺はこのライヴを絶対にやり抜くんだ」という怒りにも似た感情を剥き出しにして駆け抜けた。その姿を目の当たりにした自分は心からの拍手を送る。
paint a rainbowが描く新しい音楽をずっと追いかけてみたい。

10代〜20代初めの若いバンドを集めたイベントだったようで、次に出て来たバンドは80年代のハードロックや所謂ヴィジュアル系バンドに強い影響を受けているようなバンドだった。10年後に見返したら本人達の顔から火が出るんじゃないか?と思うような"教科書通り"のステージングは見ていて面白かった。新しい音楽はこういう場所から生まれる。残念ながら彼らの音楽は好きになれなかったけれど。

その後、paint a rainbowのメンバーさんと話し込む。たもつくんは少し元気を取り戻していた。彼らは大学1年生。たもつくんとは彼が高校1年生だった頃からの友人である。
自分よりずっと年下の人達と話をするのはいつだって楽しいし、笑い合える瞬間は嬉しい。
年下の人達に対して説教っぽく自分の意見や考え方を強引に押し付けようとする人がたまにいるけれど、そんな人にはなりたくない。

年下の人達から見て「気軽に何でも話せて、何を言っても許してくれる。かと思えば、困った時に役立つことをサラリと教えてくれる人」でありたいと思う。
最も自分がそんな存在になれているかは分からないが。

11月23日
元々行くはずだった野外ライヴイベントが雨で中止になったため、休養日に。
1981年8月23日の新聞記事が読みたくなり、図書館へ行く。一面を飾るのは前日に起きた航空機事故について。自分はやはり一生ヒコーキ嫌いだろう。

11月24日
メールボックスの整理をしていると、古いメールを見つけた。2015年の今時分に当時新宿Motionの店長だった早瀬さんへ送ったメールだ。
この時はまだdis-coveredというイベント名ではなかったし、結果的に"2016年春開催予定"だったイベントが開催されることはなかった。
その後、dis-coveredを始めた自分はカタカナという素晴らしいバンドに出会い、2018年にはそのカタカナと新宿Motionで共同企画を開催することになった。そんな未来が待っているなど予想も出来るはずない、懐かしい自分の文章を読んで感慨深くなってしまった。

WOWOWに加入していた頃に録画していたいくつかの番組をブルーレイに焼く。奥田民生「ひとり股旅スペシャル@日本武道館」がとても良かった。最後の最後、「さすらい」を歌い終えて大歓声の中ステージを去っていく姿のさりげないカッコよさに思わず見とれてしまう。

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