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松田宣浩選手との思い出Vol.6-アンダーアーマーグラブ(グローブ)-

皆様、こんばんは。

先日に4ヶ月ぶりに松田宣浩選手との思い出を更新しまして、勢いのある内にVol.6です。

前回も書きましたが松田宣浩選手との思い出が長くなっているのは、松田宣浩選手とは、スパイクからバットからグラブから全て一緒にやってきたからになります。

前回バットのことを記載したのですが元担当者から「端折りすぎ」とのことでお叱りをうけました(笑)

バットの部分で再現性を高めるのに苦労したこととしては、選手から新品の1軍クラスの上出来のバットを借りられることが中々難しく、またそれもフィーリングの世界で、湿度によって日々変化してしまいます。カブス時代の福留孝介さんが「日本からの空輸でバットが太ったり痩せたりするから本当に大変だった。自分でグリップをやすりで削ったりしていたよ」という話も聞いていた。実際にロッカールームで当時のトレーナーの中澤さんと福留孝介さんが2人で一生懸命にやすりで削っている光景を何度か見かけたほど。

マニアックな方は知っていると思いますがプロ野球選手の一部の方は、これを使っています。

バット専用のジュラルミンケース

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これで湿度の管理をして、バットが極力変化しないようにします。

また、通常のバットケースを使用している選手も乾燥剤などをいれています。バットみたいな長さの乾燥剤です。

木製なので湿度に敏感です。直ぐに反応しちゃいます。

これがバットを作成する上で大変だったことの1つでもあります。板目、柾目などもありましたが割愛させて頂きます。

では、肝心なグラブです。

前回に「そして、2011年末には、、、」とのことでしたが、答えは、まだダメでした。

松田さんは、内野手と言えば、そこ。というグラブメーカーを使用しており、正直、「あそこから切り替えてもらうのは、相当厳しい。ダメもとで」くらいの感じでした。

案の定、最初は、使用するまでにも行かず。という感じでした。

そこからなんとかグラブを借りて、それを解体させてもらい、とやっておりましたが、このグラブを解体して、好みのものに仕上げるというのが、職人さんの腕次第みたいな部分がありました。使用しているモノを逆算して、新品に復元するイメージです。借りているものは、もちろん革が伸び切っております。どれだけ具現化できるか。

また、具現化しても、そもそもの仕入れている革の違い、さらに鞣しの違いで、全く一緒の形が仮にできたとしても、革、革質が違うので、フィーリングが全く違います。マニアックな方は知っていると思いますが例の内野手に強いメーカーの革だったり、王者ミズノさんの革だったりは、手に入りません。なので全く同じものは、実質不可能です。

様々なタンナーも回らせて頂きました。でも全く同じものは作れません。

選手とどこまでの再現性で合格点にしてもらえるのか、または、選手がそのグラブの合わせてくれるか。どこに落としどころをみつけるか。係数が沢山あって、最終的には何がどうなって、どうなったのか。みたいなのは、100%わかるものではないです。何故ならば、鞣す革も全て同じではない、職人も手作業、そして扱う選手も人間。複雑です。

では、最終的に松田宣浩さんは、いつどこでアンダーアーマーのグローブにしてくれたのか。

次回に記載させて頂きます。

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『Never too late-人生に遅すぎることはない-』

日々精進

最後に。(大切です、毎回言います)
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読了ありがとうございました。

note継続208日目/235記事目

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