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Vol. 19 「成果主義は日本の未来に必要なのか」

開いて下さりありがとうございます。宜しくお願いします。


現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの企業がテレワークを導入しています。

テレワークという新しい働き方において、多くの企業が、社員が働いている時間が把握できないという理由から、仕事の成果によって報酬を決める、「成果主義」を取り入れています。


結論から言うと、私は、「成果主義は、”自分のキャリアは自分で作る”という意思を日本人が持つための手段として必要だ」と考えます。


一見、業務の成果や、結果を出すまでの過程を評価してもらい、頑張った分だけ報酬がもらえる「成果主義」は画期的な人事評価制度のように思えます。今までの日本企業の特徴だった「年功序列制度」によって現れた、自身の能力はそれほど高くないのに長く勤めているから高収入を受け取っている人たちが「成果主義」では存在しなくなるのです。

しかし、浸透していない。

実際に私自身も、バブル崩壊後からその必要性が叫ばれていたのに関わらず、なぜ今現在、これほどまでに「成果主義」が浸透していないのか、疑問でした。


成果主義が浸透しない理由は大きく2つ存在すると思います。

1、短期の成果だけが評価される

それぞれの事業やプロジェクトによって、短期で成果が出るものと、長期的に長いスパンで成果を出していくものがあると思います。後者だと、成果主義の評価制度の場合、一定の成果が出るまでは報酬が貰えないといった問題点が出てきます。

2、チームワークが欠ける

日本の企業において、チームで高い生産性を生み出すチームワークは非常に重要視されてきました。しかし、成果主義の場合、自分が成果を上げたいという思いから、個人主義になってしまう恐れがあります。チーム内で顧客を奪い合ったり、アイデアを独占したりする可能性が出てきてしまいます。


これらのデメリットから、成果主義がを大切にする日本に浸透しずらいことは理解できます。しかし、それでも日本には、会社に身を委ね過ぎている、会社という看板に守られ続けている、自身のキャリアを自分の力で作ろうとしている人が少ないように思います。あくまで私個人の感想です。

成果主義におけるデメリットは当然あります。しかし、どの問題点も、会社全体で評価制度を一から見直し、根本から改革を行なっていけば、解決できない課題では無いと思います。

不確実性の時代で、会社に服従し、ただ作業をするだけの人材は、生き残っていけません。会社にとっても、年功序列制度の下、成果を出さない人材に高給を支払い続けるのは、痛手となっているはずです。

一人一人が自分のキャリアは自分で作るという意思を持つための後押しとして、成果主義は必要だと、私は考えます。


以上、今日は成果主義についての私の意見を共有しました。ビジネスの現場に出た事はないので、一概に年功序列制度は古い、間違っているとは言えないし、思っていません。しかし、これからその制度を変えていくのは私たちの世代であり、無関心で何も考えないのは違うなと思い、意見を書いてみました。これからの評価制度について何か考えがある方は、是非コメントいただけると嬉しいです。

今日も読んで頂きありがとうございました。少しでも記事を気に入ってくださったら、フォロー、スキ、コメントを宜しくお願いします。


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