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2021_J2勝手に準備録~ジュビロ磐田編

∽昨シーズンはどうだった?

6位(勝点63) ジュビロ磐田 2020 シーズンサマリー | Football LAB
グリグリの大本命と見られていたゆえにか、相手チームがこぞって集中力高く立ち向かった結果勝点を伸ばせず、23節をもってフェルナンドフベロ監督を解任。組織を重視する戦術的なサッカーを目指していたはずが、後半戦は鈴木政一監督の下、遠藤保仁を中心とする個人能力依存気味のジャパニーズスタイルに戻ってしまった。最終的には地力をみせて6位まで順位を上げたものの、「それでいいのかジュビロ?」と内心思ったファンサポーターも多いのでは…? まぁ、勝点さえ取れればいいと思う人はそれでいいのだろうけど。五輪のエースと目されていた小川航基など若手有望株も数多く所属するが、軒並みパッとせず。代わりに遠藤や山本康裕、大森晃太郎ら中堅~ベテラン勢はやりやすそう。プレーヤーとしての経験値が生きるサッカーなので。

∽昨シーズン気になった選手

MF15伊藤洋輝(→今季:MF15)
フベロ時代の可変システムでは中盤→最終ラインのビルドアッパーに転じ、左足から驚くほど正確で強くて長いフィードをピッチの左右に繰り出した。その後スタートからセンターバックに配置されるようになったが、鈴木監督に代わってからは相手の陣形を衝く一手ようなロングレンジビルドアップの重要度が下がり、もうひとつ目立たなくなった気がする。サイズもあるし、J2でプレーさせておくのは惜しいタレント。鈴木体制では伊藤のポテンシャルをフルに引き出せる気がしない。伊藤には役不足(←本来の用法)。

◆今オフの動向

【公式】明治安田生命Jリーグ移籍情報まとめページ 2021:Jリーグ.jp

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◆今シーズンの展望

ジュビロ黄金期(もう20年ほど前!)を築いた鈴木監督の元に、中山雅史氏がコーチとして加わるなど、方向性は完全に懐メロ・セルフカバー・リバイバル状態。古き良き時代を取り戻そうという路線に、15年前から日本屈指のゲームメーカーであり続ける遠藤保仁41歳が加わる構図だ。補強の面々を見ても去年やっていた感じの継続となりそうだが、上原力也や中野誠也がOUTしたのは驚いた也。新外国人のコロンビア人FWは、ゴンザレス・ラッソの名の通りゴラッソを連発するかはたまた日本に合わないか、どっちに転んぶや? 昨今の情勢から新規外国人はアテにはしづらいが。OUTに比べてINが大人しめに感じるが、夏に取って置いているのだろうか。J1からの降格組がないため引き続き「リーグ屈指の強豪」として他チームからマークされる存在。「あの遠藤のいるジュビロ相手は燃える」、そんなチームも多そう。

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