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『流浪の月』読みました! 結論、すごく好き。【感想】

流浪の月感想

本屋大賞を受賞して話題となっている『流浪の月』

ようやく読みました!

すごく好きです!!!

泣きながら一気に読破してしまいました。

ネタばれになっちゃうので内容には触れません。

読んでほしいから。



「自分らしく生きること」


わたしの今のテーマにぴったりだったのでこんなにも刺さったのかもしれません。

人と違うことをずいぶん恐れてきた人生だったと思います。

それはもう、幼いころからそうだった記憶があります。

お友達がピンクを好きと言ったら自分も好きという。

本当は青が好きでも「そんなの変だよ」と言われるのを恐れて。

太陽は必ず赤で塗っていました。

だってみんなそうしているから。

誰かが黄色で塗った作品がありました。

あ、そっか。見たままで言ったら確かに赤というよりは黄色か。

そう思ったのに

「太陽が黄色って変だよね」

そんなささやき声が聞こえてきたらそうだよなと思ってしまい、

やっぱり太陽は赤で塗っていました。

そうやって、なんとなく他の人の意見を聞いてから、自分の意見をそれにならって言う自分になっていました。

後出しじゃんけんでいつもあいこになるみたいに。


自分をゆがめていると、いつしか窮屈になるものです。

わたしは最近になってこうして自分の思ったことをつらつらと書いたり、

漫画やイラストで表現することで、ずいぶんと「自分」を取り戻したように思います。

口に出して言葉にするのは、もともと得意じゃなかった。

慌てたり、まとまらなかったり、自分でも何言ってるかわかんなくなって。

だから文で書く、絵で描く。

それがわたしの表現方法だったんだなぁ。

別に「言葉で言う」が苦手でいいじゃん。

得意なことで表現できたらいい。

言葉も文も絵も苦手ならば、例えばファッションで表現してもいい。仕事でしてもいい。スポーツでしてもいい。

そしてみんながみんなを認め合えたらいい。

太陽を赤で塗ろうが黄色で塗ろうが、はたまた青で塗ろうが。

「それ、素敵だね」

そう言い合える世の中になるといいなぁ。


流浪の月はそんな気持ちにさせてくれる作品でした。

興味を持った方は是非読んでみてくださいね!

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