<第132回> 面接で「熱意を感じない」と言われてしまいます。
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、下記のようなものです。
面接でバイタリティ、熱意を感じないと言われてしまうことが多く、悩んでおります。
33歳男で転職経験ありです。最近面接に臨むと、テクニカルな質問ばかり、バイタリティと熱意を感じず当社にはあわない、というようなフィードバックが多くなっていて悩んでいます。
私としては、しっかり下調べをして、聞きたいことをまとめ、自分がいかに貢献できるか自身の経験と結びつけて話しているつもりですが、何かが印象良くないのだと思います。
バイタリティと熱意、と言われますが、結局コイツは使えないと思われているのだと思います。
どういうことに気をつけたらいいのかわからず悩んでおり、まずは何に気をつければいいのでしょうか。
うーーーーーん、これ、非常に良い質問です。
" テクニカルな質問ばかり、バイタリティと熱意を感じず当社にはあわない、というようなフィードバックが多くなっていて悩んでいます。"
たぶん、質問者の方は、決して「準備が足りない」わけではないですし、きちんと準備をするくらいの「熱意」もあるのだと思います。
では、一体なぜ「バイタリティと熱意を感じず当社にはあわない」と言われてしまうのか。
この問題の本質は、面接において何が「説得力」を生むのか? というところから考える必要があります。
結局は、「コイツやってくれそうだな」が、全てを決めている
テクニカルな質問をすること、それ自体が、悪いわけではないと思います。
商材の特性の話
競合比較の話
業界トレンドの話
会社の成長性の話
こういう情報って、当然、面接前に把握しておかないといけないものですし、応募する企業に対する興味や思い入れがあればあるほど、深く調べたくなるものです。
ある意味で、一定の「熱意」があるからこそ、こういう情報を調べられるのです。
そもそも、会社のビジネスや、商材・取扱サービスなどにまったく興味を持てなかったら、そんなに長い時間と手間をかけて調べるほどのモチベーションが湧かないですし、途中でギブアップしてしまいます。
「テクニカルな質問」をすること自体が悪いとは、私は思いません。
しかし、、、
なぜ、それでは「熱意」が伝わらないのか??
きっと、印象づくりの問題です。
「この人は入社後に活躍しそうだな」という好印象と説得力を、相手に与えることができていないのです。
恐らく、ただ調べてきたことをペラペラ喋っているだけのように見えて、あまり高い評価につながらないのでしょう。
ビジネスの場面での人材評価って、結局は、「コイツやってくれそうだな」が、全てを決めています。
過去の実績というより、将来への期待値を高められるかどうか、です。
今日の記事では、転職活動の面接で「将来への期待値」を高め、「この人は入社後に活躍しそうだな」という好印象と説得力を、面接官に対して強烈に与えるための具体的な方法を紹介します。
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