
2025年もよろしくお願いいたします

今年もよろしくお願いいたします。
皆様にとりまして実りある一年でありますように。
年明けて、ずっと2026年だと思っていた私。
夫の年賀状を間違えてプリントしていたのでいそいそと修正。
2025年、2025年って言い過ぎたみたい。
私は今年から年賀状をお休みさせて頂いております。
さて、年末に嬉しいお知らせを頂きました。
去年10月に第70回 表具内装工芸展にコレボで出品させて頂いた変わり屏風【大阪府知事賞】を受賞したご連絡を頂きました。

まず作品があって、それを屏風にするというのが一般的な屏風の作り方ですが
今回は中野表具店の中野さんと打ち合わせをし
どのような屏風にするかを決めてから
屏風を制作後、絵を描きました。
こちら中野表具店様のサイトです^^
スマホで撮った画像ですんまそん。
細かい所はうまく撮れてなくて、個展で展示しますので是非現物を見て下さい。

高さはそんなに高くはないですが、横幅は結構あります。

屏風サイドが更に上下に2分割されてパタパタとなっています。
四曲一隻…?÷2?
打ち合わせの時に
「作ってみたいかたちがあるんです」
とお話していた中野さん。
サイズ感を相談し合ったりしつつ最後はやっぱり
「好きなようにやっちゃってください^^」
みたいな話で進んでいきました。
中野さんにお任せすれば大丈夫。
今まで洋服やグラスなど、色んなものに絵を描かせて頂いた経験がありますが、大体がものを預かって描くというパターンだったので
屏風を手にしたらイメージが浮かぶ気がしました。
うん、大丈夫。
私も”春夏秋冬”というテーマだけ頂いていて
ラフでは全然違う天使いっぱいの絵とかもあったのですが
テーマに立ち返り、今、目に映るままを残したい思いがあって
このような作品になりました。
こんな楽しい変わり屏風だから、絵本の表紙みたいに…とか
上下で衣装が変わるような…とか
色々話していたのですが
いざまっさらな屏風を目の前にすると緊張しました。
あれこれ思案、ボツ。思案、ボツ。思案…。
そうして最終的には
この屏風には私らしい絵で良いんではないかと
自分の心に正直に
未来永劫願う、自然と人間との調和を四季にのせました。
細胞などの小さな世界や宇宙、心理的なものを描くのが好きではありますが
最近は「目に映るそのままの自然を描いて残したい」という気持ちも強くなってきました。
恐らく去年畑を経験して改めて自然のすばらしさを感じた事や
長い家族の問題が解決し心の重荷が消えた事などが
作風に影響を与えていると思います。
素晴らしい機会を頂き、表具師さんのお仕事に携われた事によって
今回の受賞となり、私も自信が付き、嬉しい気持ちでいっぱいです。
中野さん、改めてありがとうございました。
見に来てくださった皆様、いつも応援してくださっている皆様
本当にありがとうございます。
今年も頑張ります。