Figmaはデザインツールではなくビジュアルコラボレーションツール

今日 #startuptech に参加して、いろんな人の話を聞いて、これが本質だなと思った。

Figmaの説明とかを見てて、デザインツールとしての"コラボレーション機能"と聞いてピンとこなかったというか、「いやデザインを複数人同時にやることなんてある?」って思ってたけど、そうじゃないのだ。

FigmaはSketchやXDの代替品ではなく(もちろんその価値もあるが)、Google SpreadsheetやGoogle Slideの代替となる、ビジュアル情報の共有ツールなのである。

ビジュアルの資料をひたすらFigmaで管理することで、
デザイナー以外のメンバーがどんどんFigma上でデータの更新を行う世界が実現できる。

たとえば、営業資料をFigmaで管理すると、
デザインレギュレーションをFigma上でプロダクトと横断して管理・運用できるので、営業資料の修正はBIZメンバーが必要なところを直し、デザイン的に崩れてきたらデザイナーが適宜調整することが可能になる。

これがGoogle Slideやパワポだと、デザインの調整をほかのデータに反映するのも大変だし、単純に管理が行き届かなくなったり、どれが最新のなのかもわからなくなる。
一元管理できることで、そのへんの思考のロスを軽減できる。

あとは、もちろんエンジニアがUIの設計を担っていく組織体制もわりと容易にできるし、CIのルールなどの共有もデザイナー以外のメンバーと非常に効率よくできる。

あと面白かったのは、リモートワーカーとのミーティングにおけるホワイトボードの役割としてのFigma。
Zoomなどでビデオ会議しながら、共通のプロジェクトを開くと、カーソルが可視化されるのでリアルタイムでの情報共有が捗るという。なるほど。

日本での普及率は低いっぽいけど、今年は来るような気がする。日本語がクソとか重いとかいうのは過去の話のようで、実際使ってて不自由を感じることはほとんどない。
社内でもどんどん布教していきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?