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#聞いたよ20歳 vol.27 秋さんへ


聞いてよ20歳!


20歳に伝えたい文章を1000字以上で投稿するコンテスト。応募作品に対しての感想を投稿する、それが聞いたよ20歳!です。



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27.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・カンボジア PART2


秋さんは、思いつきでカンボジアに行った紀行文を投稿してくださいました。いや、紀行文と言いますか、ジャンルは「小説」でしょうか。

ですが作品の途中途中にカンボジアの風景が載せられているので、秋さんのノンフィクション物語でもあるようです。

紀行文っていいですよね。秋さんの作品を読んでみて、ハラハラしたけど好奇心くすぐられるといいますか。私も旅に出たいなあ。



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バスの旅は快適とはならなかった。
バスはおんぼろではないと思っていたが、違った。
ある地点からバスは道路の砂埃を舞い上げて走り、その砂埃がバスの床からバスの車内に入ってきた。

私もそういえば、フィリピンに行った際、田舎町に向かうために10時間バスに乗ったことがあります。日本のように新幹線が走っているわけではないし、鉄道も少ないんですよね。


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ですが秋さんが乗られたバスは、砂埃の入るバス。想像するだけで厄介な気持ちになりました。笑

目的である「国境の町」へ向かう秋さん。休憩をときどき挟むといことは、かなりの遠い町なのでしょう。

強烈な日差しは、真昼の高い位置から夕方の低い方へ進むと、
窓の遥か高い位置から窓の真中へと移動し、猛烈な眩しさと熱さを伝えた。

寝て起きたら着いていた、そんな楽な旅じゃなかったはず。暑さと砂埃に耐え抜いた先の快感は、やっぱり旅ならではの醍醐味だと思います。



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目的地に到着した安堵感は、私たち読者にも伝わってきました。予約した立派なホテルでは、日本語も喋れる案内人が出てきたみたいです。

長旅だったからこそ、この安堵感はとても大きいですね。


シンガポールのカジノにはオンラインカジノなんてなかった。
こんなカンボジアの果てのこんな辺鄙な場所に、世界中に送られるオンラインカジノのその礎があるのだ。

私はカジノについて全く分からないのですが、オンラインカジノの本拠地が、秋さんの目的地の「国境の町」にあるそうです。

隠れたロマンは、心を揺さぶられる瞬間なのでしょうか。国境の町、ステキな秘密基地だと思いました。



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朝、国境と反対の昨日のバスの降車場に向かって歩いた。
この町をもう少し知るために。

「もう少しだけ知りたい」。心を揺さぶる体験、感動する体験は、きっと自らの冒険心が鍵なのです。私もこの冒険心を大切にしたいなと思いました。

自分が見えている、知っている範囲を少し広げてみるだけで、ステキな出会いって見つかる気がするんです。秋さんも、旅を通してそんな意識があったのではないでしょうか。

ガイドブックに記載のない場所を歩く勇気は、日本に帰って普段の生活に戻ったときに必ず活かされる気がします。


カンボジアの果ての風景なんて、滅多に見ることができません。ステキな紀行文でした。いつかカンボジアも行ってみたくなりました。国境の町に行くかはさておき。


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