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小さくて(も)、美しいもの

Kento Yokose




小さくて(も) 美しいもの




窓から 草花を眺める ——

春は 風に揺られて 色をふりまき
ピアノの音は 川のように くうを流れる



車窓から とおくの山を眺める ——

汽車の 速度に負けて 流れゆく
ちかくの草花 山は流れず



空窓から、はるかとおくの星を眺める ——

山をこえ 空をこえ
何億光年の 時をこえて

輝く ちいさな
光を 見つけて



ちかくは はやい
とおくは おそい

ちかいは おおきい
とおいは ちいさい



ちいさくて(も) うつくしいもの
を 見つけて ——