【コミュニティビジネスとしての宗教】

宗教イベントに参加してきました。
歴史ある団体ですし、実際に中に入ってみても危うさを感じる団体ではありませんでした。

寧ろ数字的には多くの人を救っているなあと感じました。

最近コミュニティを作りたいと考えてから色んな勉強をしましたが、人を集めるのは全て宗教だと考えるようになりました。

会社もサークルも大体のことは、想いを掲げて、その想いに人が集まってくるというような形です。

だからこそ宗教のことが気になって、現代の宗教イベントに参加することにしました。
そこで感じた良い点や、問題点をまとめます。

参加した宗教団体について

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/霊友会

宗教法人霊友会。実に100年の歴史を誇る団体です。
会員数も宗教年鑑によると約130万人。
月会費は500円との事。月商6.5億ですね。単純に。

宗教年鑑によると、会員数は右肩下がり。
どこの宗教団体もそうです。数年以内に100万を切る予想です。
それでも十分に多い。

中心の考え方は法華経の研究に基付く、先祖供養。
先祖の色んな頑張りによって今がある。先祖を供養して、現代に恩返しをしていく思考です。

信者は戒名を集めて先祖供養をします。

これは普通でわかりやすいし、実践しやすい。
それでいて、先祖供養のやり方で一般人と差別化できるのでちょっと知識もつく。

良かった点 3つ

①方法や教えが単純でわかりやすい

それもそのはずです。
法華経というのが、大乗仏教の代表的な経典。
元々上座部仏教と呼ばれる、厳しい修行をしないと極楽にいけないと言われていたところに

いやいやそんな事ないよ。一般の人農業とかあるし、無理やん。祈ればいけるって!
南無妙法蓮華経!これでオッケー!

という感じで一般の人が極楽にいけるように教えた仏教です。

②強烈なルールがない

非常に緩いです。もちろんお参りなどのルールはありますが、イベント中は青年団を中心に学祭っぽいノリで色んな事をしていました。

フラダンスしたりとか、ヨガしたりとか、exitの漫才したりとか、子供たちが踊ったりとか。
コミュニティの中で各々が自己実現、その中で否定する者は基本的にはいない。承認欲求も満たされます。

仏具も基本なしでしたし、大乗仏教感を感じました。

③信者の方が優しい

中にいる人たちの多くは熱狂的ではなく、非常に接しやすいです。
霊友会というコンテンツを通して、コミュニティの場を求めにきていると感じました。
多くは年配の方なので、町内会のノリで泊まり旅行来ているような感覚を受けました。

④信者のパワー

合宿の最後、この山を降りたあと何をするのか具体的に1000人の前で手をあげて発表する機会がありました。

驚く事に、多くの人が大声を出して手をあげ、自分の思いを叫んでいました。
すごいパワー。そして合宿で話した20代の子も、この宗教に150人誘います!
といった風に叫んでいました。

そしてラストの宗教の歌?オリジナルテーマソングを若手たちは肩を組んでフェスのように歌い、めちゃくちゃ盛り上がっていました。
本当にここまでの熱狂を生んでいるコミュニティを見たのは初めてだったので、熱狂が生み出すパワーを見て、感動しました。

未来に向けて

100年記念に向けてという事もあり、運営側はしきりに訴えていました。
運営もメインは青年団と呼ばれる、20〜39歳?までの若手でしたし、都度都度、次の100年に向けてという事を口にしていました。

個人的な意見ですが、これは残るなと思いました。
積極的な若者は一定層いましたし、親が子供を連れてきて、幼稚園のような場所も用意されていたので、ここから成長してある一定層残るんじゃないかと。
教えに共感する信者もある一定層いると。

終わりに

今まで毛嫌いしてたコミュニティに触れて、学ぶことがたくさんありました。
もう何度も思いますが、偏見を持つことは意味がありません。
一度飛び込んでみて、体験して、勉強して、意見を持つことが大切だと実感しました。

自分としては、この宗教団体の教えとか、真髄にしている法華経とは考えが合わなかったので、入会は見送りました。

また、大きいコミュニティになりすぎて、団体の歴史や、仏教のことを知らない信者の方もたくさんいたので、コミュニティをスケールするのがどういう目的なのかを考えるきっかけにもなりました。

コミュニティビジネスとしてはSNSのなかった過去としては最強。
現在は選択肢の1つという感じです。

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