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地形には記憶が宿る

私が生まれ育った家は高台に建つ集合住宅。
私はいわゆる団地っ子でした。
その団地は高台の際辺りで外部の人が入りにくく、
周辺は文教エリアで比較的自然もあり、23区内でありながら、
集落のような穏やかな場所でした。

南側は目の前に東名高速道路と246があり騒音はそれなりでしたが、
北側は開けており、最上階だった我が家からの眺めはなかなかのものでした。

ただ高低差のある地形なので日常生活は結構不便、
我が家から最寄り駅の地下鉄ホームまでの高低差は50mぐらいあり、
団地にはエレベーターが無かったのでなかなか大変でした。

団地も今は建て替えられてしまい、周辺の様子もかなり変わってしまいましたが、地形はほとんど変わっていません。

地形には記憶が宿る。

高低差のある町にどこかホッとするのはその為かもしれません。
ちなみに今住んでいるところも高低差のある町です。

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