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『アンという名の少女』は結構くる

昭和生まれで、世界名作劇場の高畑勲監督の癒し系アニメ『赤毛のアン』で育った世代には今、NHKで放送されている『アンという名の少女』は13歳にして、人生かなりハードモードなアンにショックを受けます。


どうしましょう…?

3回目ですけど、意外とキツいわ。

『おしん』の佐賀編よりキツいかも…

【アンの過去】子守で雇われたお家で主人に尻を叩かれる。「許して下さい」と泣き叫ぶアン。主が亡くなったらアッサリいらない子扱いされ孤児院に戻される。
孤児院ではアンは超ウザい子扱い。集団いじめ。死んだネズミ🐀をオラオラと顔に押しつけられる。ひぃー!見ててツラぁーー!

・そんな孤独なアンに養子の話が!天にも登る気持ち☞原作通り
・マシュウとの出会い。恋人達の小道を通って到着!マニラに「男の子はどうしたんです?」と言われショックを受けるアン☞原作通り
・翌日、斡旋先から出戻ってくるアンとマニラ☞原作通り
・もしかして女の子でも引き取られる可能性がアリ?☞原作通り
・失礼なリンド夫人に悪態をつくアン。その後和解☞原作通り
んが!お手伝いに来たフランス人ジェリー(若い)を見た途端に敵認定!ののしるアン!☞え?どしたの?アン(クラスター困惑)
・ジェリーはフランス人の移民で兄妹が沢山いる身。アンなんか気にしねぇー俺はココで働くぜ!☞…アンの態度はアレかしら?猫が新規の仔猫に「アタシのテリトリーに入ってくんじゃないわよ!うぉら!」みたいな?
でもアンもまだ一週間も経ってないのに…

・バリー家にお茶に招かれるアンとマニラ。アメジストのブローチをつけるマニラ「素敵ね」と興味を持つアン☞まだ教会の日曜学校にも行ってないのに!いきなりブローチ事件なの?(原作改変)
・ダイアナと親友の誓い☞原作通り
・その後、ブローチない!盗んだの!「ちゃうねん!ピクニック行きたい!行かせて!」「おだまり!」養子の話ナシ!ぴえーーん🥺

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第3話目はほぼオリジナルな改変
・2話のラストで結局ブローチは見つかり、馬にまたがって駅へと急ぐマシュウ。んが!アンはすでに列車に乗って去った後だった
・アンが列車に乗って目的地(駅)に降りると人さらいが声をかけてくる☞賢いので逃げるアン(人さらいコワ!)
・船に乗船し孤児院に1人で戻るアン
・夜中に到着するがどうしても入れない。そのまま野宿
・一方マシュウは何も持たずに馬に乗って来たので金がない。両親の形見の懐中時計売ってまでアンを探しに行くマシュウ!しかし突然の馬車が!交通事故!血🩸を流し倒れるマシュウ(マシュウ。このまま記憶喪失になって名前も忘れて失踪してしまうパターンかと思ったよ)

・一方、グリーンゲイブルスでは戻ってこないマシュウーとアンにマニラが気か気じゃない
・あわてて馬車で追いかけようとするマニラを「落ち着いて家で待ちなさい」とたしなめるリンド夫人  
・家中の掃除をしまくる🧹マニラ☞原作通り
・使用人ジェリーに差し入れを作るマニラ

・アンは早朝、ミルク配達の馬車に同乗し駅まで向かう
(孤児院に戻らず何処に行こうとしているのよ?アン)
しかもお得意のおしゃべりで、流れるように口から嘘を述べるアン

コワっ!

いやぁ〜(水野晴郎口調)
・アンはこれまでお祈りをしたことがない
とドラマの中で言ってましたけど、そうね。不幸な境遇で育ったアンは想像力こそ生きる糧だったのよね…。

にしてもよ…

あーここでリンド夫人が言った「孤児院で育った子なんて何をするのかわからない」が効いてくるのかしら?
・なんだかんだあって駅にいるアンを見つけるマシュウ
んが!アン「今更、何よ?」マシュウ「アン。許してくれーー」「私の娘だ」抱き合うアンとマシュウ

‥あれ?感動シーンなのに?
どうもクェッションマークが?たくさん…
ぶっちゃけ?この3話の改変っているの?

イヤ、アンとカスバート家の絆がより深まる上で必要だった(のかもしれないけど…)

なんか見ていてアンが可愛いどころか、ちょっと得体の知れん不気味な少女に見えてきてしまったのよ(昔、そういうホラー映画あったよね?)

と、いうかごめん『アンという名の少女』演出のせいかしら?たまにコワくなる(ツインピークス的な…)


2話で癇癪を起こしたアンが飛び出した時、壮大な自然に誰もいない風景。崖!!そのまま絶望して飛びおりてしまうかと思った。

後日、あんなに憧れてていたピクニックに出席したのにグリーンゲイブルズの村人達の冷たい視線。
「孤児?赤毛?」モブからのガヤ
ぉぉぉ…い。
何で皆んなあんなに意地悪なの?余所者が田舎のコミュニティに入るとこんな感じなの?


そりやアタクシもマシュウの帽子姿が『時計仕掛けのオレンジ』のアレックスに似ているW‼︎髪型もなんとなく似ているW‼︎と失礼なこと言ったけどさあ~中身(暴力とS◯Xとドラッグの世界)まで近づけなくていいんだよ!

・でも始め失礼な口を効いたリンド夫人はちゃんとアンを受け入れた。ので今後、アンもそうなっていくんですよねぇ…?

結構、見ながらHPを削られるドラマ(アンってヒューマンサスペンスドラマだったのね)安らげない…。

それとTwitterで知った事実。『アンという名…』ではマニラが姉でマシュウーが弟だった?

な、なんだってーーー!(キバヤシ口調で)

あらやだ。どおりでマシュウー若くないか?馬に乗ってアンを追いかけるアクティブ過ぎるマシュウーだと…

アレでもたしか????☟マニラの兄?マニラの兄??

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どっちよ!

SNSアカウント赤毛のアン考察サイトさんの3話のラストで正式にアンがカスバート家の養子として書類にサインをする所に書いてあったので、確かな情報だと思う。 

そうよ。1話で階段にたしかカスバート家の写真が飾ってあったのよ(西洋ではよくある家族写真)マシュウ、マニラ、小さな弟だと思ったんだけど…アレは?アレは何??

そんなわけで『アンという名の少女』はあくまでも『赤毛のアン』が原案で参照で新解釈(朝ドラみたいね)なネイチャーサスペンスヒューマンドラマだと思って視聴します。


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