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OWL magazineの仲間が未知との遭遇をプレゼントしてくれる♥【無料公開記事】

こんにちは!OWL magazineアンバサダーの桝井かほです。

今日は9月28日なので、2021年も残すところあと3か月ほどですね。

最近びっくりしたことは、八百屋さんのトマトが急に値上がりしたのをみて、「夏が過ぎてしまった」と思ったことでした。それくらい、出かけることが少なく、外気に触れず過ごしているようです……。

しかし、2021年にはまだ楽しみなことが残っています。それは、OWL magazine(西葛西出版)から本が出版されることです!!どんな本に仕上がっているのか、どきどきわくわくしながら待っています。

本の発売に際し、クラウドファンディングにご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

さて、本日は「セレクト記事」を担当します。今月の記事の中で、わたしが何度も読み返した記事を3つピックアップするので、ぜひご覧ください。

サッカー旅のきっかけはHIP HOP~旅に出るための助走~

1つ目は、もりたくろうさんの記事です。

「HIPHOPとサッカーには共通点がある!」という内容が、わたしにとっては未知との遭遇でした。Creepy Nutsをテレビで見かけることが多いタイミングで、サッカーファンが読むと興味深い記事だと思います。

HIPHOPは「地域に密接した音楽」だ。と言われて、ピンとくる方はいらっしゃいますか。わたしにはとげとげしく、オラオラしている人たちの音楽というイメージしかありませんでした。

サッカークラブとHIPHOPの共通点は、「地域を代表する存在である」ということ。たしかに、HIPHOPを聴くと「レぺゼン〇〇」という言葉で歌詞に地域名が入っているのを耳にします。サッカークラブの名前にも、地域名が入っています。

川崎フロンターレの中村憲剛選手が引退セレモニーで語った言葉が、この記事を書くきっかけになったようなので、この記事でもシェアします。

「僕はフロンターレで学んだことがあって。Jリーガーというのは、お金を稼いで、いい車に乗って、いいものを買って・食べて、サッカーをすればいいと、入る前に思っていました。けれども、このクラブに入って、そうではないことに気づかせてもらえました。それは、地域密着、『川崎市の皆さんを笑顔に、元気にする』という合言葉を持つクラブに入ったことで、本当に多くの方々と接し、本当に多くのものを学び、何より僕自身が皆さんと触れ合うことを楽しみにしていました」

引用元:https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20201221/1156699.html

執筆者のもりたくろうさんは、このスピーチを聞いて「HIPHOPと同じだな」と感じたそうです。その視点はなかった……!

有料箇所が発見だらけで、読み進めるのに時間がかかるくらい興味を惹かれる内容でした。1つ言えることは、サッカー旅がお好きな方ならHIPHOP旅も楽しめるだろうなということ。

ラップを聴くだけがHIP HOPじゃない。試合観戦だけがサッカーじゃない。

こんな名言もでてきます。

「特定のチームのサポーターではない、ただの無色透明なサッカーファンである自分がどんな色に染まっていくのか楽しみです。」と語るもりたくろうさんが、サッカー旅を経てどうなっていくのか、見守りたいと思います。

専スタ全盛の今だからこそ、陸上競技場を見つめ直せ!

2つ目は、大宮けんさんの記事。わたしはサッカー観戦をするとき、「会場が専用スタジアムかどうか」で観に行く試合を決めることが多いです。大きな陸上競技場で遠くから眺める試合と、専用スタジアムで選手の熱を浴びながら観る試合では印象が違います。まったく違った興行だと思えるくらい、違います。

専用スタジアム至上主義のわたしには、いまこそ陸上競技場を見つめなおそうという発想がありませんでした。なので、タイトルからこの記事に魅かれました。

そもそも、専用スタジアムは新しいものばかりで、一昔前は陸上競技場が当たり前だったのですね。考えたことがありませんでした。

陸上競技場ならではの楽しみ方を教えてくれる記事なのかと思いきや、「かつてJリーグの試合が開催された実績のある陸上競技場を巡るのは、非常に風情があってオススメ」という内容です。

普段何気なく通り過ぎてしまう地域の古びたスタジアムには、歴史とさまざまなエピソードが隠されている。それを知るきっかけがあれば、スタジアムが急に「ノスタルジック」に見えるかもしれません。

けんさんの文章からは、かなり大人な印象を受けることが多いです。

でも、えっと……。

けんさん、おいくつでしたっけ……。

「ノスタルジック(英: nostalgic)」とは遠い懐かしさを感じさせる、得がたいもの、失われたものなどに対して、心惹かれ、思いを馳せ、憧れや恋しさを抱くさまなどを意味する語。主に「郷愁」と訳される。かつて過ごした故郷をしみじみと懐かしむ気持ち(懐郷の念、望郷の念)として想起されることが多い。(出典:実用日本語表現辞典)

けんさんの記事には、頻繁に彼女さんが出てきます。そういう話題に敏感な歳頃なので、気になってしまって。今度、彼女さんの話を聞かせてください。あと、関東のオススメデートスポットも教えてください。

もしもスタジアムのある街に住むのなら(仮題)vol.0 小さなスタジアムの隣の小さな家

3つ目は、屋下えまさんの記事。来月から、新しい連載が始まるようです。

えまさんの表現は柔らかくて、優しくて、ふんわりした印象を受けます。内容が心に入ってくるので、読んでいて心地が良くて、前々からずっと好きでした。

OWL magazineのメンバーは、サッカー旅を「日常」として楽しんでいます。しかし、えまさんにとって旅とは「日常から完全に離れた非日常」だそうです。

この記事に出てくる、えまさんの所信表明の一部を紹介します。

わたしはここにいて、そして旅をする。
旅を日常に溶け込ませる旅人と、
旅と日常を遠くに離して、日常を広げていくわたし。
全然違うように見えるけれど、日常そのものを愛しているというということにかわりはないのかもしれません。


えまさんの旅のスタンスや、日常を大切にする考え方を知って、そういう考え方もあるのか……。と思いました。

住民票を移した転居だけでも15回とのこと。たくさんの「場所」で暮らしてきた、えまさんの連載が楽しみです。

今回の記事には、えまさんが暮らした「生活のすぐとなりにスポーツの息遣いがある家」のことが書かれています。

・他の人にとってはさほど魅力的に見えなくても、自分にとっては大好きになれるポイントがあること。
・他の人にとって大きなマイナスでも、自分にとってはそんなに気にならないというポイント、すなわち「愛せる難」があること。

家についての格言が、恋愛マスターからの助言に聞こえてしまう年頃です……。家を選ぶのと、愛する人を選ぶのは同じポイントを抑える必要があるのかも……。

つぎに引っ越しをするときは、えまさんの連載を参考にしようと思います。

おわりに

はじめて「OWL magazineの記事を紹介する記事」を書きました。あらためて、OWL magazineには個性豊かな書き手がいて、それぞれが伸び伸びと表現しているすてきな場だなと思えました。

書く力があるみなさんを尊敬しますが、それ以上に、書きたいこと・伝えたいことを持っているのが素敵なことだなと思います。

わたしは未だ、山岸祐也選手のことしか書いていないような気がします。来月は、何を書こうかな。


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