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【1分で読める健康習慣の科学31:ワインについてちょっと調べ齧ってみた】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。
 
 友人から日本ワインが贈られてきまして。
 カエルは遺伝的にアルコールがダメな部類のカエルなので、日本酒やリキュール系カクテル、最近はちょっとワインなんかも好きになってきたものの、基本的に飲めない体質なので普段からお酒は口にしておりません。
 
「酒は腸内細菌の敵」というのが大方の見方であるため、そちらの方面的にも意図してあまりお酒は口にしていないというのもあります。
 
 しかし「ワインは身体に良い」とよく言うよね?
 というのも有名な話。
 
(蛙・ω・)<どっちなのよ?
 
 ってことで、いつも通りパレオさんのブログ

 を基本軸として、ちょっと調べてみました。

 一般的な情報から、ややマニアックな情報まで。
 掻い摘んで紹介してまいります。


◆ワインは(適量なら)身体に良いぞ!

 やっぱり基本的には身体に良いらしい。

①寿命を延ばす
⇒1日2杯程度のワインを飲む人はビールや蒸留酒を飲む人と比べ死亡率が低い
※ただしワインも飲み過ぎると死亡率が上がる
 
②ワインの『ポリフェノール』による抗酸化作用でアンチエイジング効果がある
⇒1日2杯程度のワインを1週間続けると抗酸化作用が上昇する。
⇒4週間続けると、体内炎症レベルが下がった(病気の予防効果)
 
③脳力が上がる
⇒1日2杯程度のワインを飲む人は、そうでない人と比べ認知テストの点数が高い
⇒女性はさらに顕著で、ワインを飲む人と飲まない人を比較するとワイン飲む人の方が脳機能が高い
 
④ビフィズス菌・乳酸菌が増加する
⇒1日2杯程度の赤ワインを飲む人は他のアルコールを飲む人よりもビフィズス菌と乳酸菌エンテロコッカスが多かった

【結論】

✅1日2杯程度ならワインは飲んだ方がメリットがある

 推奨量が明確なのは大変ありがたいですね(o・ω・o)
 
 続いてワインのデメリットです。


◆ワインにはデメリットもあるぞ!

「酒は一滴も飲まない方が良い」というのが現代科学の結論。もちろん諸説あり。色んな論文があるので。
 ワインももれなく「絶対に飲んだ方が良い!」とは言えない訳で……。

①一部の腸内細菌は死ぬ
⇒アルコールそのものにリーキーガット(腸壁に穴が開く)を起こす働きがあるため、エンドトキシンという毒素が腸から体内に流出してしまう。というデメリットがある。体内炎症のリスクが上昇する
 
②乳がんリスクの上昇
赤ワインでガンリスクが低下する。というデータがある一方で、アルコールが癌リスク増加の原因になる。というデータもある
 
③体内がグルタチオン不足に陥る
⇒グルタチオンとは抗酸化作用のあるアミノ酸の1種。身体の老化を抑制する働きがある物質。
⇒アルコールを分解するために肝臓がグルタチオンを消費するため、グルタチオン不足になり老化や体内炎症レベル増加の原因になる
 
④遺伝子的に身体がアルコールを受け付けない
⇒日本人にはアルコールを代謝できない体質・遺伝子を持つ人も多い。アルコールが分解出来ない体質の人は癌リスク増加・肝臓へのダメージが起きる
 
⑤ワインに含まれる硫黄に対してアレルギーを起こす場合がある
⇒多くのワインに含まれる酸化防止剤としての硫黄にアレルギー反応を起こす場合がある

【結論】

✅ワインに含まれる『ポリフェノール』は人にとって有益

✅ワインに含まれる『アルコール』がそもそも人にとっては有害性がある

 お酒と言うか『アルコール』を多量に摂ることが問題なんですね(o・ω・o)これは覚えておきましょう。
『酒は百薬の長』と言いますが、何事も適量が大事ということですね。


■その他豆知識

□ポリフェノールって……?
・ポリフェノールは植物が光合成によって生成する色素や苦味の成分(ワインに苦味があるのはこれが要因)
・抗酸化物質と有名で、ブルーベリーやカカオ、ナッツ等にも含まれ、アンチエイジングなどの健康効果が非常に高い

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□赤ワインのポリフェノールが特筆されるのは
・赤ワインと白ワインの製造工程の違いが要因
・赤ワインの原料は黒葡萄。白ワインは『白葡萄を絞って作る』のに対して、赤ワインは『果肉も皮も種も全て一緒に仕込み発酵させる』ことで、皮周辺に多く含まれるポリフェノールが多く含まれる(フィトケミカル=紫外線から果肉を守る成分)


□赤ワインのポリフェノールは白ワインの2倍
・白ワインに含まれるポリフェノールは300~700ppmに対して、赤ワインのポリフェノール含有量はその倍
・その他の飲み物(抹茶・ココアなど)よりも赤ワインの方がポリフェノール含有量が多い

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□赤ワインに含まれるポリフェノールは500種類以上
・ポリフェノール自体はほとんどの植物に含まれる
・ポリフェノールの種類は5000種類以上存在する
・赤ワインに含まれるのはその内の500種類以上。多くのポリフェノールが含まれるため健康効果が高い


□ポリフェノールは水溶性が高い
・体外に排出される速度が早いため、日常的に摂取する必要がある
・赤ワインやブルーベリー・カカオ(チョコレート)・ナッツなどを毎日少量ずつ摂取した方が良いとされるのはこれが理由


□ポリフェノールの代表的な種類
・アントシアニン(ワイン・ブルーベリー)
・カテキン(緑茶など)
・カカオポリフェノール(カカオ・チョコレート)
・ルチン(ブロッコリー・リンゴ・タマネギ・ブドウ)
・フェルラ酸(米ぬか・小麦)
・コーヒーポリフェノール(コーヒー)
・クルクミン(ウコン)
・ショウガオール(生姜)


 などなど。ワインに関する蘊蓄うんちくでございました。
 ためになるねぇ(o・ω・o)
 

 と、いうことで。
 美味しくて、飲みすぎなければ健康メリットも大きいワイン。ぜひ嗜む程度にご活用くださいませ。
 
 今回はここまでです。最後に良かったら♡スキをお願いします。
 それではまた〜(o・ω・o)ノシ


【参考記事】




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