「世界をより良く切り取る」のがカメラマンの仕事
みなさんこんばんは。カワハラユウヤです。
福岡県のとある写真館に勤めて6年目、日々撮影をこなしながらこのブログを書いております。
今日も暑かったですね。今日は外での撮影で、マスクをつけながら太陽に照らされ、目の下と鼻だけが日焼けしてしまうなんとも情けない事態になっておりましたが、外見はそんなに気にしていないので無問題です。本題行きましょう。
さて、本日は「クラス集合写真」の撮影でした。
1クラス40人前後と担任副担任の先生が並び、それを写真に収める。毎年こういった写真も幾度となく撮影しますが、今年は「Social Distance」の影響を受け、個人間の間隔を広げての撮影となりました。
といっても間隔を2mも空けてしまうことはできないので、人ひとり分ほどを空けて、マスクをしたまま並び、撮影直前に私語厳禁でマスクを外してもらい撮影するという流れでしたね。いやはやこれは初体験で、面白くもありました。
今日はトータルで16クラス撮影し、時間は約1時間ほどで終了。暑い中でしたが、生徒さんがみなさん優秀で落ち着いており、とても撮影がスムーズでした。もっとスピードあげてもいいくらい。
さてさてそんな本日の撮影でしたが、やっぱり昨日とその前から言っていることが当てはまります。
「相手を良く撮ってあげよう」という気持ちです。
証明写真撮影はそれが1対1であり、集合写真はそれが40対1になるだけです。学年集合なら200対1とか。
集合写真をどう撮影したらきれいに写るのか、スマホでもきれいに撮る方法などなどはまた別記事を作れるくらいなので割愛しますが、みながカメラを持つ時代になった今、この気持ちを持たない自称カメラマンがいるとすれば、その人はいずれ淘汰されてしかるべきでしょう。
そして、今日はそこからもう一歩踏み込んだ持論が持ち上がりました。
「世界をより良く切り取る」のがカメラマンである、です。
もしかすると戦争に従軍するカメラマンや、報道カメラマンは当てはまらないかもしれません。「真実を写す」「ある思想を良く写す」ためなんてこともあるかもしれません。
それでも、この世界でカメラを握ってご飯を食べている人の大半は、この前提で動いているはずです。
カップルを撮影する人は、その二人の幸せそうな瞬間を、自分の撮影テクニックでより良く撮影する。
商品を撮影する人は、その商品が一番良く見えるように、お客様に買っていただけるように、良い角度で、良い光の当て方で、より良く撮影する。
野鳥を撮影する人は、狙った野鳥が一番美しく、かっこよく写るように、その鳥の習性を勉強し、より良く撮影する。
それぞれがそれぞれにかける想い、時間、労力は様々ですが、その根底にあるものは同じです。
「被写体をより良く撮ってあげたい。」
自分は疲れた時にこういう部分が抜けてしまうこともあるので、気を引き締めて抜け落ちないように、今年もやっていきたいと思います。
みなさんが今やっている仕事の根底には、どんな気持ちがありますか?
それでは、また明日。
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