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ねこが家に来てもうすぐ一年 その3

ここまでのあらすじ:その1その2。 以上!

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ねこの横顔って最高に芸術的で美しくて、ハチャメチャ最高ですよね……。
額から鼻までするりと滑り落ちるような絶妙な角度
透明な球に宇宙を閉じ込めたような瞳
ちょいと飛び出ておちゃめな愛嬌を感じさせる眉毛や髭

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とにかくもうね、シルエットのすべてが完璧よ。顔だけじゃなくてもう全身が完璧よ。
しなやかで、うつくしくて、かわいい。
は????神が作りたもうた最高傑作か??????こんなん愛さずにおれるやつ居るんか????????無理なんですけど??????????

だいぶ慣れたねこ、来たばかりのころはケージから出るのを渋っていたのに、今や逆にケージにしまうと「出して!!出して出して出して!!!」と要求するようになった。

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そしてケージから出て何をするかというと、何をするでもなく転がる。
なんだそれ……かわいいな…………。

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最初は人間が近くに寄ると「なんですか?!(シュバッ)」とすぐ逃げれる体制になっていたねこ、家に来て3週間が経つ頃には、こんなに近くに寄っても気にせず転がっていてくれるようになった。
もう無理やりな拡大で写真の画質をガビガビにしなくてもよいのだ。彼女の美しさを、より良い状態で記録できる喜び。すばらしい。
さらけ出される肉球、「あなたから逃げる必要を感じないわ」というサインのようで愛おしい。
無防備にさらされるおなか、ちょいちょい乳首チラ見えするのもかわいい。でもさわると嫌がられる。ゴメンね…愛おしくてつい手が勝手にね……。

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自分から人間に寄り添って座ってくれるようにもなった。すごい。

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/ちゃんと撫でて\
う、うっっ、上目遣いはズルいでござるぞ~~~!!!?!?!????

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わたしはね、ねこがこんなに気を許してくれるなんて思ってなかったんですよ。わたしがどんなに彼女を愛しても、そんなの彼女には全く関係なくて、むしろ「鬱陶しいから近寄らんとこ」って感じで、あしらわれて生きていくんだろうと思ってた。そういうつもりだったので、投げたボールがこんなに投げ返されてくるとは思っていなかったのだ。
だから、ねこがこうやって仲良くしてくれることが嬉しくて仕方がなかった。

こうやって写真を振り返ってみると、彼女の甘え方や遊び方も一年の間に変わってきたのだなあと思う。
でも、ねこの行動が変わっても、ねこが毎日かわいいのハイスコアを更新していくことは変わらない。最高だ。大好きだ。

そういえば最近、一つ後悔したことがある。
彼女が爪とぎしたあとの欠片を、写真なり何なりで残しておけばよかった。
というのも、初めて彼女の剥がれた爪を見た時、螺鈿のように複雑に輝くそれに「ねこの爪ってキレイだな~~!!」と感動したのだ。
しかし、時と共にその輝きは薄くなり、今では普通の白く半透明な爪になってしまった。
もしかして、あの爪の色は若い時にだけ見られるものだったのだろうか。だとしたら、もっと堪能しておけば良かったなあ……。

今日はここまで。つづきはまた今度。

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