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良い布、良いものは、日常的に使って初めて価値が分かるのだと思います

伯母の遺品の中にあった大島紬の端布でリス族ズボンを作り、ほぼほぼ毎日履くという、信じられない大贅沢をして、そろそろ3年経つくらいになるのだけど、


これが気持ちよくて、とにかく気持ちよくて、もし、衣服のため というか 着物のための布を買うとしたら、思い込みの激しい私は、大島紬しか考えられなくなってしまっています。
いつか私にも買えるようになる日が来るだろうか。それを纏うことを許される自分になることを、目標に、ちゃんと立とうと思った。

良い布、良いものは、大切に取っておいてもまぁ良いですが、日常的に使って初めて価値が分かるのではないかと思います。

私のところで織った葛布の帯、お持ちの方は、ぜひぜひ、たくさん使っていただいて、たくさん使った後、どうなるか?どう感じるか?見極めて、良ければ私に、お伝えください。
その時に初めて、モノとしての真価が問われるのだと、思っています。

長い年月をかけて残っているもの、人類が遺してきたものは、やはり素晴らしいのです。


それにしても、この布が端切れとして残っていたのだから、元を何かに使ったのだろうと思うけど、伯母は、何に使ったのだろう。

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