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〈葛布の帯の保管について〉

葛布の帯の保管について お使いになる方にとって何がご参考になるだろうと考えています

webサイト内には葛布の帯の特徴と取り扱いについてのページを設けており

https://kuzunonuno.com/how-to-care/

改めて読んでみますと、「保管の際には湿気と通気に充分ご注意ください」と一言あるだけでした。自分で書いておきながら何ですが、何と当たり障りのない 書いても書かなくてもどちらでも良いくらいに意味のない事を書いておりました

私の手持ちの葛布の帯は、たとう紙に入れて保管してあるものと、そのまま小さく畳んで桐素材のタンスの中に入れてあるものと、2通りあります

たとう紙に入れていないものは 織ってからもうかれこれ10年近く経ちますが カビとかシミとか 特に目立ったものはありません
ただ、私の場合は日常的に使わないまでも、それらの帯は制作上必要あってちょくちょくタンスから出し入れしています。また、北海道という気候柄、湿度の高いのは夏の間の数週間だけという 全国的に見れば少し特殊な環境ということは考えなければなりません

しかし一方で、それ以前に織ったもので、綿や毛素材の端切れなどと一緒くたに仕舞い込んで5年も6年も開かなかったようなのは、カビの匂いなのか何なのか、古臭い匂いがついてしまった事があります
洗えばある程度落ちるのですが、あまり気持ちの良いものでもありません

要するに何を言いたいかというと、「保管」を考えなければならない程に普段開けないところに他のものと一緒に仕舞い込んでしまう前提ではなく、

いつも使う場所に置きいつも使う もしくは いつも開け閉めする場所に保管しておく
=何年も使わないくらい必要以上に服(着物)を持たない

ということが、一番良い保管手段なのではないかと

「保管」から少しピントがズレますが、そんなことを考えています


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