神奈川大学ノート

もっと、神奈川大学のことを知ってもらいたい。 たくさんの「人」が行き交い、新たな可能性…

神奈川大学ノート

もっと、神奈川大学のことを知ってもらいたい。 たくさんの「人」が行き交い、新たな可能性が生まれる場に。

マガジン

  • 地域言語のススメ

    神奈川大学の共通教養科目で履修できる地域言語は、韓国語、スペイン語、中国語、ドイツ語、フランス語、ロシア語の6言語です。皆さんを待っているのは広くて深い「ことばの世界」です。初級の後には、中級・上級・特修と、さらに言語を極めたい⼈にさまざまな授業を用意しています。

  • 『KU100人論文』

    ~KU100人論文×横国研究詣で~ 『大学発!研究発掘イベントinヨコハマ』 終了のご報告 第3回『KU100人論文』は、2023年11月28~29日、12月5~6日、12月7~8日に対面形式で横浜国立大学との共催で、2大学3キャンパスで行いました。 116名のご来場者に参加いただきました。 お問い合わせ: 100人論文事務局 sankan-100ninronbun@kanagawa-u.ac.jp

  • 神奈川大技術とコラボ

    神奈川大学のユニークな技術シーズとコラボいただける企業・機関を求めています。各記事に、シーズ説明と動画を掲載しています。お気軽にお問合せください。 Innovative technolgies of Kanagawa Unviersity. We are looking for partners that can collaborate with us. Please visit the respective article sites where the short movies are posted, and feel free to contact us. 問い合わせ/Contact e-mail: sankangaku-web@kanagawa-u.ac.jp 神奈川大学産学官連携課/KANAGAWA University Research Support

  • 学問への誘い

    『学問への誘い』は神奈川大学に入学された新入生に向けて、大学と学問の魅力を伝えるために毎年発行しています。 この連載では最新の『学問への誘い 2023』からご紹介していきます。 ※掲載作品は執筆当時の職位で在籍・退職教員含め掲載しております。

  • YOKOHAMAから未来を変える

    2023年4月、横浜キャンパスに理工系学部が集結します。 YOKOHAMAから未来を変える研究が始まります。

最近の記事

【ラピッド方式で学ぶ】中国語学習者の声(7)

経済学部現代ビジネス学科 S.Sさん  私は神奈川大学経済学部2年生です。  私は1年生の前期と後期で中国語をラピッド方式で履修しました。  履修を決めた理由は、貿易について学びたく、私たちの国と貿易面で身近で強い結びつきがあることから選択しました。私自身、中国に対する興味はほぼ無かったのですが、いざ学習してみると、言語のみならず、隣国ながら知らなかった文化や生活について多くのことを知ることができました。  中国語の履修を通して、中国語検定(HSK)を受験し、資格習得や

    • 【ラピッド方式で学ぶ】中国語学習者の声(6)

      経営学部国際経営学科 M.Sさん  一昨年の春、神奈川大学に入学したときには、中国語を学ぶことで私の大学生活がこんなにも華やかになるとは想像もしていませんでした。中国は経済規模も大きく、文化も華やかで惹かれて第2外国語として履修しました。神大の素晴らしい先生に恵まれたこともあり、一年でかなり中国語の伸びを感じたので、思いきって中国の江蘇省にある南京大学で5ヶ月間留学をしてきました。最初は1ミリも聞こえてこなかった中国語が、5ヶ月後には楽に聞いて話せるようになり、留学に行って

      • 070 霜を使った急速冷却

        (私の研究はこんな感じです) 私の行っている研究は沸騰に関するものです。中でも最近は液体窒素を用いた極低温冷却に力を入れています。液体窒素の中に常温の物体を投入すると,液体窒素と200℃以上の温度差があるため、投入した物体の表面には蒸気の膜が形成されてしまい、液体窒素温度になるまで冷えるのに時間がかかります。私は霜を使うことでこの冷却速度を向上することを図っています。条件によって10倍程度冷却にかかる時間が短縮可能です。 (こんなコラボができたら嬉しい) 私自身が食べること

        • 069 細胞壁機能 ―植物の陸上環境適応戦略に学ぶ―

          (私の研究はこんな感じです) 植物は5億年前に陸上に進出する際に大気環境に適応するためのさまざまな生体分子の代謝系を進化させ、固有の多細胞体を創り出してきました。その代表的な細胞構造がセルロースやリグニンからなる強靭にして、しなやかな植物細胞壁です。私はこの細胞壁の構築や再編に関わるエンド型キシログルカン転移酵素(XTH)ファミリーを見出し、この酵素の生体内での機能解明と、酵素機能を利用したセルロース繊維の機能開発に興味を持って研究を進めてきました。更に、植物細胞壁研究の一環

        【ラピッド方式で学ぶ】中国語学習者の声(7)

        マガジン

        • 地域言語のススメ
          44本
        • 『KU100人論文』
          56本
        • 神奈川大技術とコラボ
          17本
        • 学問への誘い
          62本
        • YOKOHAMAから未来を変える
          6本
        • SCENE 神奈川大学の風景
          14本

        記事

          068 宇宙実験で培った放射線計測の応用技術

          (私の研究はこんな感じです) 人工衛星や成層圏気球などを利用した、広い意味での宇宙実験を専門としています。宇宙で起きる未知の現象の解明を目指し、宇宙空間を飛び交う高エネルギー粒子を捉えるための放射線測定器の開発を進めています。測定器の高精度・高感度化を図るとともに、過酷な宇宙環境での利用を想定した技術の開発を行っています。 (こんなコラボができたら嬉しい) 放射線計測の技術は、非破壊検査や環境線量測定など、地上でもいろいろな応用分野があります。宇宙実験向けに開発した技術を転

          068 宇宙実験で培った放射線計測の応用技術

          【ラピッド方式で学ぶ】中国語学習者の声(5)

          経済学部経済学科 K.Dさん  「なんで中国語をやろうと思ったの?」という質問に、中国語を始めたばかりの自分はいつも困っていました。なぜなら「なんとなく時間があった」という理由だったからです。  四年生になって初めて中国語の講義をとった時の自分は、目標やモチベーションもなく学び始めました。ところが、そんな自分だったにもかかわらず想像していたより速いペースで理解できるようになっていき、日本にいる人にとって中国語は学習しやすい言語だということに気が付きました。その理由は二つあり

          【ラピッド方式で学ぶ】中国語学習者の声(5)

          067 新たな植物由来の化粧品原料としてのシアノバクテリア

          ( 私の研究はこんな感じです) 原始的な光合成生物であるシアノバクテリアは多様な機能性物質を生産す る こと で、過酷な環境に適応しています。私どもは、厳しい乾燥や強い UVにさ らされる 気生環境に着目し、そこに生育するシアノバクテリア培 養株を独自 に作成し、有 用物質の探索研究を行なっています。気生シア ノバクテリアは ヒアルロン酸やフ コイダンのような保水性の高い多糖や 紫外線吸収色素、抗 酸化物質などを生産す るため、環境負荷の低い化粧 品原料に適しています。 近年

          067 新たな植物由来の化粧品原料としてのシアノバクテリア

          066 東急線沿線の都市のまちづくりに関する研究

          (私の研究はこんな感じです) 幾つかある専門分野のうちの1つとして、「東急線沿線の都市のまちづくり」に焦点をあてた研究を行っています。これまで自由が丘のまちづくりに関し、10年ほど定点観測をして参りました。来街者に街頭インタビューを行い、街の利用目的や訪れる頻度などを調べ、どのような変化が起こっているかを考察しました。本学に入職した以降は、白楽駅からの通学経路に位置する「六角橋商店街」や、東白楽からの通学経路に位置する「斎藤分南部町内会」を対象とした研究を行っています。 (

          066 東急線沿線の都市のまちづくりに関する研究

          065 水のナノ科学

          (私の研究はこんな感じです) 制限された空間に閉じ込められた水は通常とは異なる性質を示します。私たちは、カーボンナノチューブやグラフェンなどのもつナノサイズの空洞や隙間に閉じ込めた水の新規な物性(相転移、ダイナミクス、ナノ流体現象など)の探索と解明を行っています。最近の研究では、カーボンナノチューブについて得られた実験結果を他のナノ空洞をもつ物質と比較することにより、水の性質が、温度、空洞サイズ、空洞次元、空洞壁の親水/疎水性、そして空洞形状によって著しく変化することを示しま

          065 水のナノ科学

          059 浮世絵の情報性とその活用

          (私の研究はこんな感じです) 浮世絵、歌舞伎を中心とした江戸文化史、日本の伝統芸能に関する研究をしています。特に興味を持っているのは、様々な情報を伝えるメディアとして人気を集めた浮世絵の「情報伝達力」です。浮世絵には歌舞伎やファッション、風景に加え、政治や災害、開国といった社会情勢などを題材にしたものも多く、「多くの情報をどのように効果的に、江戸の人々に分かりやすく伝えたのか」という点に注目し、現代の私たちにも応用できるような情報伝達の工夫について、明らかにしたいと思っていま

          059 浮世絵の情報性とその活用

          061 横浜見える化研究-官民データを用いた地域活動の可視化-

          (私の研究はこんな感じです) 「行政×データ」により、地域への貢献を目指す! デジタル時代の進展を背景に、従来存在し得なかった様々なデータが新たに利用可能となっていますが、そうした新しいデータを地域課題の解決に向けて、どう役立てるべきかを研究しています。 当研究室では、横浜市政策局(データ・ストラテジー担当)と連携し、「横浜見える化研究-官民データを用いた地域活動の可視化-」を開始しました(2023.10.5神奈川大学HP掲載)。これは、官民が保有する様々なオープンデータを用

          061 横浜見える化研究-官民データを用いた地域活動の可視化-

          060CoDesignで創る未来: ファブラボを活用した地域社会の変革と持続可能な発展

          (私の研究はこんな感じです) 地域社会におけるファブラボ(デジタルものづくり工房)の導入がもたらす変化を、参与観察を通して理解しようとしています。ファブラボは、3Dプリンターやレーザーカッターなどの先進的な製造機器を低コストで提供し、地域の創造力とイノベーションを促進する施設です。私の研究では、単に良い影響があると実証するのではなく、ファブラボが地域社会にどのような具体的な変化をもたらすかを詳細に観察し、理解を深めています。これにより、教育、雇用、起業家精神など様々な分野にお

          060CoDesignで創る未来: ファブラボを活用した地域社会の変革と持続可能な発展

          062 常在菌叢を意識して、健やかに美しく!

          (私の研究はこんな感じです) 「食」を介した予防医学に貢献するために、発酵食品、果実、地域特産品などが示す健康機能性を解析し、明らかにした機能性を効率よく活用するための手法の構築に取り組んでいます。 腸内細菌叢や皮膚常在菌叢に含まれる有用菌を活性化し、その増殖を促進した場合、細菌叢全体のバランスが整うようになります。このような腸や皮膚では環境の改善(有用物質の増加、有害物質の減少)が期待されるため、体調や肌質の向上に繋がります。現在、腸や皮膚の環境改善に寄与する食品(成分)の

          062 常在菌叢を意識して、健やかに美しく!

          063 都市をまるごとセンシング

          (私の研究はこんな感じです) IoTを駆使したセンシング関連の先端技術を用いて、より確度の高い近未来を見通すような技術開発に興味を持っています。都市防災という専門分野を研究フィールドとして、これまでは①振動計測に基づく地盤特性評価技術、②気象ハザードや災害情報を計測・収集した被害推定・予測技術(災害リスク評価),および③マルチ腐食環境を計測することによる社会インフラ設備や文化財および建築設備・構造物を対象とした腐食・劣化や余寿命評価技術などを研究しています。 (こんなコラボ

          063 都市をまるごとセンシング

          064シアノバクテリアを活用した環境負荷の低い農業のススメ

          (私の研究はこんな感じです) シアノバクテリアは土壌形成のパイオニアであり、荒れた土地を様々な生 物 が生 育できる環境に整える役割をになっています。シアノバクテリア は光合 成と窒素 固定により土壌中に炭素と窒素を供給します。さらに は、吸水性の 高い多糖や紫 外線吸収色素、様々な生物活性を示す二次代 謝産物を生産する ため、様々な環境 ストレスから土壌を守る農業資材や 生物農薬としての可能 性を秘めています。 私どもの作成したシアノバクテリア培養株ライブラリーは、陸上環境

          064シアノバクテリアを活用した環境負荷の低い農業のススメ

          017 植物成長調節剤の開発

          (シーズ動画) coming soon (技術の概要) 植物ホルモンの一つであるオーキシンとして知られているIBA(インドール3-酪酸)を基盤とする誘導体から、植物体内でIBAとなり、植物の側根の伸長を促進することができる、IBA前駆体化合物を創出しました(特願2023-079739)。また、これとは逆に、オーキシン生合成過程を阻害して側根の伸長を阻害する植物選択性のある化合物を見出しました(特許第7169584号)。これらの化合物は、農薬、挿し木、植物細胞の培養試薬や植物

          017 植物成長調節剤の開発