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新規立ち上げでプロダクトマネージャーとして大事にしていたこと

人材紹介会社向け業務管理システム SARDINE を1/22にリリースしました。

弊社SCOUTERは、転職エージェント(キャリアアドバイザー)向けのwebサービスを複数展開しています。

今回は、この業務管理システムをリリースするまでにPMとしてやったことを振り返り、特に大事だったと思うことをまとめてみたいと思います。


事業要件を読み込む

今回のプロダクトには、マーケティング戦略の一翼を担うという重要なミッションがありました。本体プロダクトに顧客を繋ぐフリーミアムのプロダクトとして、複数ある既存のプロダクトとの位置関係や本体プロダクトの売上目標、プロダクトが達成しなければならないすうちもくを繰り返し読み込んで、これらが思考の大前提となるように頭に叩き込みました。


プロダクトを言葉に落とす

UXのフレームワークを利用して、シーズ・ニーズとそのプライオリティの整理や、プロダクトを使う前後の体験の変化を言語化していきました。ペルソナの整理も改めて行いました。これらをまとめたエレベーターピッチを3回やり直し、ユーザー理解が深い経営陣の目線にキャッチアップしました。

シーズ・ニーズ・プライオリティ:
1. 情報を1箇所にまとめたい
2. どの転職者がどの選考ステータスなのか、忘れてしまう
3. どれくらい行動すれば良いのか分からない
4. KPI管理や数値振り返りができていない
エレベーターピッチ:
日々の業務において情報探しやステータス管理に時間がかかる問題を解決したい、30名以下で人材紹介事業を行っているエージェント向けのSARDINE業務管理は、人材紹介事業所に特化した業務管理サービスです。
これは、"転職者,レジュメ,面談レポート,求人,選考" を簡単に登録する
ことができ、スプレッドシート,メモ帳,GoogleDrive,他社業務管理ツール(HRBC,CP2)とは違って、すべての情報を1箇所で管理し、簡単に見たい情報にアクセスできる為、業務効率を改善することができる。

ちなみに、この作業はデザイナーと一緒に行いました。事業要件を開発チームの言葉に変換していくと同時に、デザイナーがドメイン知識に慣れるための時間にもなり良かったです。


情報収集のためのユーザーヒアリング

エレベーターピッチが固まったのと同時に、既存プロダクトの顧客の中から今回のペルソナに近いユーザーを選定し、ヒアリングに伺いました。

具体的には、「支援中の転職者は常時何人いるか」や、「どうやって数十人の転職者を覚えているか」といった質問を行い、ユーザーにとって自然な情報の取り扱い方を探っていきました。

ここでは情報設計のための1次情報収集を行い、SMFの確認やUXの検証はあえて行いませんでした

実は、この領域には競合の老舗プロダクトが複数存在します。何社かじげんに買収されていますが、受託開発+横展開のビジネスモデルの結果、豊富な機能を提供する代わりに、画面設計の優先度付けに思い切りがなくなり、結果として非常に使いにくいUIとなっています。

今回僕たちは、ユーザーニーズを鵜呑みにするでもなく、既存プロダクトの真似でもなく、新しく最高の業務フローを再設計するつもりでプロダクト設計に取り組んでいます。ヒアリングで得た情報を元に、機能の絞り込みと表示要素の優先度付けを考え抜き、WF作成を行いました。


既存コンポーネントのアセットもごっそり入れ替える

WFまでの過程で作り込んで、SPAでヌルっと動くUIが出来ていたのですが、その分フロントの実装工数も高くなっていました。ここからは実装のことも考えてデザインしなければいけません。既存プロダクトではスタイルガイドを中心に様々なコンポーネントを作ってきており、ある程度のアセットがありました。それを活かすべきか悩んだのですが、結局、ほとんど新規で実装することになりました。

というのは、求人の一覧画面1つとっても、データを入力する際のコンテキストが全く異なるので、表示するコンテンツの質も変わってしまったのです。プロジェクトとして成立させるために、最後はリリース期日と機能作り込みの狭間で意思決定をしていきました。

最後に

そんなわけで、無事リリースすることができました。UX戦略と情報設計の大事さを改めて感じ、実践したプロジェクトでした。

引き続きこのサービスを開発していくので、多くの人に使い続けてもらえるよう取り組んでいきたいと思います。


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悩みながら書いています。 https://kuwausk.com
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